Andrea@ポジティブマインドクリエイター

世界は小さな幸せであふれていることを再確認するために、日々の喜びや驚きやいいと思ったこ…

Andrea@ポジティブマインドクリエイター

世界は小さな幸せであふれていることを再確認するために、日々の喜びや驚きやいいと思ったことを書いています。夫と一匹の猫と暮らすコーヒー好きの会議通訳者です。 こちらから私のSNS全てにアクセスできます。 https://lit.link/nozomiandrea

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ブログ連続投稿のコツ

気付けばブログをほぼ毎日書くようになってから、一年が経とうとしています。 ブログそのものを始めたのは、ずっと前、まだ父が存命だった頃です。亡くなった2012年よ…

実らなかった恋のはなし 第三話 カンナの告白(つづき)

カンナは夢を見ました。 ヤス、ゲン、ゴン、そしてカンナの四人で楽しく遊んでいる夢です。 ピクニックに来ているようです。 四人が集まって、それぞれのハートマークを…

実らなかった恋のはなし 第二話 カンナの告白

双子の兄弟と妹の三人は、無事、家に戻ってきました。 三人とも疲れて、無口になっていました。 遅ればせながら、三人の名前を紹介しましょう。 双子の兄は、ゲン 双子の…

久しぶりの豪徳寺のたまちゃん

こんな寝姿の猫を見たことがありますか。 しかも、これは飼い猫ではなく、野良猫です。 地元住民はもちろん、国内外を問わず、観光客の中でも有名な、豪徳寺の生きた招き…

飼い猫に教えてもらったこと

先日、アニマルコミュニケーターさんに、小太郎の気持ちを読み取ってもらいました。 長年一緒に生活してはいても、言葉が通じない相手とのコミュニケーションは心許ないも…

生真面目と真面目の違い

昔は生真面目でした。 今も、真面目な方です。 でも、 生真面目から 「生」がとれたぶんだけ 生きやすくなりました。 生がとれたのに 生きやすくなったって 言葉あそびみ…

実らなかった恋のはなし 第一話 はじまりのできごと

あるところに、猫の三兄妹が住んでいました。 この兄妹はいつも仲よく一緒に遊んでいました。 ちょっと強面ですが、ことあるごとに、妹の面倒をよくみる兄たちでした。 …

ハシビロコウ

ハシビロコウは、ストイックで孤高な印象があります。 常に背筋を伸ばして、目線は前の一点を見すえています。 多少のことでは動じませんと背中に書いてあるようです。 …

ほんの一瞬のタイムスリップ

わけもなく胸がザワザワすることはありませんか。 たとえばこんなふうです。 デーパートで見たお菓子が、母がよく作ってくれていたものに似ていて、もう二度と母の手作り…

はじめてアップした絵が

先日、「みんなのフォトギャラリー」に初めてアップした絵の中から、早速、記事に使っていただけた絵があります。 それが、上の絵です。 飼い猫の小太郎を描いたものです…

+8

食べ物の絵の練習-240507

+14

猫の絵の練習-240507

+1

顔の絵の練習-240507-1

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顔の絵の練習-240507

「52ヘルツのクジラたち」

本を読んで、こんなにも胸が痛く息苦しくなって、気づけば、その痛みが押し出されるように目からあふれ出てくる経験をしたのは久しぶりです。 今まさに映画館でも上映され…

「百合中毒」

誰もが、何かの中毒になって生きているのかも知れない。 読後にこの本のタイトルを振り返ってそう感じました。 二十五年前に二十歳下のイタリア人女性シェフと暮らすため…

ブログ連続投稿のコツ

ブログ連続投稿のコツ

気付けばブログをほぼ毎日書くようになってから、一年が経とうとしています。

ブログそのものを始めたのは、ずっと前、まだ父が存命だった頃です。亡くなった2012年より前、体が衰えてきて毎日の楽しみがないとぼやきはじめた父に、少しでも刺激をと思い、始めたのがこのブログでした。

その頃は、まだ飼い猫の小太郎もいなかったので、タイトルも今とは違っていて、日々思いついたことや、観た映画や読んだ本の感想、少

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実らなかった恋のはなし 第三話 カンナの告白(つづき)

実らなかった恋のはなし 第三話 カンナの告白(つづき)

カンナは夢を見ました。

ヤス、ゲン、ゴン、そしてカンナの四人で楽しく遊んでいる夢です。
ピクニックに来ているようです。

四人が集まって、それぞれのハートマークを見せ合っています。
そう、四人のうち三人にはそれぞれ、身体の一部にハートのように見えるあざがあります。
ゲンとゴンは胸のあたりに。

カンナはシッポの先に。

でも、ヤスにはありません。代わりに、ハート型のペンダントをしています。

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実らなかった恋のはなし 第二話 カンナの告白

実らなかった恋のはなし 第二話 カンナの告白

双子の兄弟と妹の三人は、無事、家に戻ってきました。
三人とも疲れて、無口になっていました。

遅ればせながら、三人の名前を紹介しましょう。

双子の兄は、ゲン
双子の弟は、ゴン
そして、妹は、カンナ
と言います。

無事にカンナを連れ戻せたのだから、もっと喜んでも良いはずなのに、沈んだ雰囲気が漂っていました。

その重い空気に耐えられず口火をきったのは、実はお兄ちゃんよりもやんちゃな、ゴンでした。

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久しぶりの豪徳寺のたまちゃん

久しぶりの豪徳寺のたまちゃん

こんな寝姿の猫を見たことがありますか。
しかも、これは飼い猫ではなく、野良猫です。

地元住民はもちろん、国内外を問わず、観光客の中でも有名な、豪徳寺の生きた招き猫、たまちゃんです。

季節外れに暖かい午後。
寺務所も閉鎖したあとの遅めの時間帯だったので、観光客もまばらで、境内は静かな雰囲気を取り戻していました。

そこでたまちゃん、ファンに大サービス中でした。

ここしばらく私もたまちゃんに会え

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飼い猫に教えてもらったこと

飼い猫に教えてもらったこと

先日、アニマルコミュニケーターさんに、小太郎の気持ちを読み取ってもらいました。

長年一緒に生活してはいても、言葉が通じない相手とのコミュニケーションは心許ないものです。
理解したつもりになっているだけで、きっと多くのことを、飼い主は理解できていないのだろうと思います。
その反面、動物は人間よりも勘が優れている分だけ、飼い主の行動や感情を理解してくれているように感じています。

そこで、動物とコミ

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生真面目と真面目の違い

生真面目と真面目の違い

昔は生真面目でした。
今も、真面目な方です。
でも、
生真面目から
「生」がとれたぶんだけ
生きやすくなりました。

生がとれたのに
生きやすくなったって
言葉あそびみたいですが、
生ではなく、
ちゃんと煮詰めた
真面目さなら、
自分が納得できているから、
生きやすくなったのかなと
自分では思っています。

無真面目(こんな言葉はありませんが)
ではなく、
不真面目という
適度に真面目さを薄めた状

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実らなかった恋のはなし 第一話 はじまりのできごと

実らなかった恋のはなし 第一話 はじまりのできごと

あるところに、猫の三兄妹が住んでいました。

この兄妹はいつも仲よく一緒に遊んでいました。
ちょっと強面ですが、ことあるごとに、妹の面倒をよくみる兄たちでした。

ある日、妹がいないことに気づきます。

そんなに行動範囲が広くない妹のこと。きっと近くにいるはずだと、兄たちは近所を探し回ります。

探して探して、やっとみつけたのは、ケージの中に閉じ込められてしくしく泣いている妹でした。

妹のたどた

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ハシビロコウ

ハシビロコウ

ハシビロコウは、ストイックで孤高な印象があります。

常に背筋を伸ばして、目線は前の一点を見すえています。

多少のことでは動じませんと背中に書いてあるようです。

何事もじっくり考えて、軽はずみな行動はしません。

単独行動を好むあたり、まんざらこの読みははずれていなさそうです。

久しぶりに、動物園に会いに行きたくなりました。

ほんの一瞬のタイムスリップ

ほんの一瞬のタイムスリップ

わけもなく胸がザワザワすることはありませんか。

たとえばこんなふうです。

デーパートで見たお菓子が、母がよく作ってくれていたものに似ていて、もう二度と母の手作りのお菓子を味わうことができない事実に今さらながらに気づく。

デーパートのBGMに、こどもの頃によく聴いていたリチャード・クレイダーマンが流れてきて、いかに自分が両親に守られ大切に育てられてきたのかを実感する。

どこからともなく漂って

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はじめてアップした絵が

はじめてアップした絵が

先日、「みんなのフォトギャラリー」に初めてアップした絵の中から、早速、記事に使っていただけた絵があります。

それが、上の絵です。

飼い猫の小太郎を描いたものですが、このなんとも言えない表情の絵を使って下さったみなさんがこちらの方々です。

記事の内容も多岐にわたり、絵を使っていただいたことで私も読む機会を得ることができ、楽しませていただきました。

本当にありがとうございます!
これからも絵を

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「52ヘルツのクジラたち」

「52ヘルツのクジラたち」

本を読んで、こんなにも胸が痛く息苦しくなって、気づけば、その痛みが押し出されるように目からあふれ出てくる経験をしたのは久しぶりです。

今まさに映画館でも上映されているこの作品は、虐待という重いテーマを扱っています。

読んでいる間は空気が薄くなるような感覚があって、何度も本を閉じました。読むこと自体が苦しいのに、読んでいない間も、その世界がずっと頭から離れませんでした。
特に最後の三十ページ弱は

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「百合中毒」

「百合中毒」

誰もが、何かの中毒になって生きているのかも知れない。

読後にこの本のタイトルを振り返ってそう感じました。

二十五年前に二十歳下のイタリア人女性シェフと暮らすために家族を捨てて出て行った夫が、突然家にもどってくるところから話は始まります。

二十五年の間に、妻には別の交際相手ができ、娘達はとっくに大人になっていました。
妻は交際相手と結婚する約束をしています。
長女は結婚したものの、夫とあまりう

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