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変える、直すより生かすことを

昔は(高校生くらいまでは特に)超絶ネガティブだった私。

人があまり好きじゃなくて、
ノリが苦手で周りと騒いで楽しむことができなくて、
テンション低くて、
冗談通じないくらい真面目で、
楽しむのが苦手で、
感情があまり表に出ない、
考えすぎて中学の時白髪が増えた時もあった、
いつも人の目を気にしてたからか、何かに怯えるような目つきをしていて、写真に写った自分も嫌いだった。
(4歳くらいから高校生まではほぼ無表情か、睨むような目つきか、目を逸らしていた)

自分のこと好きだなんてかけらも思ったことなくて、
とにかく自信がなかった。

なんでも重く捉えてしまう癖があって、冗談が通じない真面目すぎる自分も嫌いで、もっと楽しみなよ!とか、笑顔笑顔、ともよく言われたな。

自分の存在を知られるのが恥ずかしいくらい、親に申し訳なく感じるほど自分を肯定できなかった。

明るくてあまり悩まず、人とのコミュニケーションが得意で、いつも笑顔で、大胆に行動できる、
全く真逆のタイプに憧れていた。

いつも周りと比べては、自分をどんどん嫌いになって、
そんな自分を変えたくて、
嫌なところをなんとか変えようとした。

ネガティブはダメ!なんでもポジティブに考えようって無理やり思考を修正させようとしたり、
考えすぎるんじゃなくて、とりあえず行動してみよう!とか、
人見知りで、人との出会いは疲れるのに、無理に色んな人と関わろうとしてみたり。

もちろんそれも、自分自身を成長させて、次に進むための努力だと思うが、無理をしたり、疲れた自分がいた。

全ては本当に表裏一体だと思っていて、自分のネガティブで、嫌いなところも、裏を返せば良いことになる。

直したいところ、よくないと思うところ、たくさんあるかもしれない。

でもそれは、他の人にはできなくて、自分はできることだったりする。

ノリが悪くて、いつも輪から外れて一歩離せたところからみんながはしゃいでるのを見てる時も、
そんな自分を、馴染めなくて可哀想だと思っていた。

でも今は、物事を客観的に見れる、と前向きに捉えている。

同じネガティブな感情を持つ人の気持ちも理解できる。
そして寄り添うことができる。

楽しみや喜びは、どんな人も便乗できて、多くの人と共有できて、その空気を広げることはさほど困難なことではないと思う。
楽しいところには人が寄ってくるし、輪が広がりやすい。

でも辛いことや悲しいことは、本当に心が繋がってる人としか分かりあうことはできない。自分のことを心から思ってくれている人ですら、
その辛さを理解できない時もある。

喜びは2倍、悲しみは半分個というけれど、

その言葉尻を現実に落としこんで考えると、後者は結構難しいのではないかと思う。

心は見えないもの。
自分の心の奥にある負の感情が抱えきれなくなったときに残酷さを感じ、本当の孤独を感じる。

だからこそ、その気持ちに寄り添えるというのは本当に素晴らしい能力だと思う。

本当に辛い思いをして、悩みに向き合ったからこそ
多くの人の気持ちに寄り添って、時には誰かを救えることすらある。

悩むということは、辛いと感じるということは、
それくらい物事に真剣に向き合っているということ。
誠実に、生きるということをしている証拠だと思う。

そう思うと、すぐに折れてしまう、ネガティブで弱い自分だからこそ、寄り添う、ということができて、もしかしたら人の役に立てるのかもとか、
考えすぎるからこそ、他の人なら気づかないようなところまで気を配れたり、
少なくとも人を傷つけない自信は誰よりもある。

誰よりも簡単に傷つきやすい自信があるからこそ、周りに対して言葉や態度や、気を配りながら丁寧に接している。そこには、自分が傷つきたくない、という本心があるのも事実だ。

今の社会には、自分を守るために相手を傷つける、という形になってしまう悲しい現実もあるけれど

自分を大切に思うように周りも愛で包みたい。
周りの人のことを思える人は、それと同じくらい、それ以上に、自分にもたくさん愛を注いでほしいと思う。

これが、たった26年だけれど、私がこれまで生きていて1番大きな学びだと思ったこと。

自分を誰よりも想ってあげること、愛して信じること。
褒めて、労わって、優しく抱きしめてあげてほしい。

だって、まず自分が愛で満たされてないと周りに優しくできないから、
でもその愛を常に他者だけに求めていては、簡単に枯渇してしまうと思う。
愛を持ってないのにそれを分け与えることはできない、自分を削って周りに全てを捧げられることも素晴らしいと思うけど、それでは自分でなくなってしまう、
だから、いつも自分の中に、愛と優しさで溢れた世界を持ち続けたいと想った。

私は、何よりもそれができなかったから。

そしてそれは、自分本位とか、自分勝手という意味ではない。軸を自分において自分の人生を生きていくということ。確かにそれで誰かに迷惑をかけたら振り回してしまうこともあるかもしれないけど。

いつも尊敬の気持ちを持って人と接していれば、
それは自分勝手とは違うものになる。

それでも迷惑をかけたかもしれない、と思った時は、今度は自分が相手のことを助けたり、誰かの力になればいい。

その人に対してでなくても、受け取ったものを
たくさん返していけばいいと思う。

数年前にお父さんから言われたこと。

感謝はいくらしてもしすぎることはないからね。

本当にその通りだと思う。

自分が注いでもらった100倍くらいの愛で周りを包みたいし、
受け取った優しさは、一生をかけてでも感謝して、言葉で、態度で、行いで、全力で返していきたい。

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