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読書まとめミニ『眠れないほどおもしろい哲学の本』

『眠れないほどおもしろい哲学の本』富増 章成

概要

哲学の通史をざっと学び直しておきたく、読んでみました。ギリシア哲学からマイケル・サンデルまで、親しみやすい文体で書いてありますが、後半の現代思想は強敵。夜に読むとよく眠れます。

深掘りしていきたい思想を3つメモしておきます。近現代寄りです。


① 自由とは、自分をコントロールすること

規則正しい生活を送ったカント。条件つきの仮言命令ではなく、「無条件に○○せよ」という定言命令・道徳的命令に従って自律して行動することが自由。

② 運命を愛し、自己を高める「超人」であれ

人生マイナスイベント続きのニーチェ。それでも逆恨み(ルサンチマン)せずに、自分の運命を愛して強く生きる。自己を高める「力への意志」を持ち、「超人」を目指す。真理などなく、不満を抱えた自分がいるだけ。

③ 自分にとって有用なら、それは真理

ウィリアム・ジェームズらのプラグマティズム。趣味も宗教も考え方も、本人にとって有用なら真理。ポジティブに考えた方がよい。いかなる時も希望を持つべき。


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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。