見出し画像

鎌首をもたげる

かま・くび
[名]鎌のように曲がった形の首。主にヘビ、カマキリなどが怒って頭をもたげたさまにいう。

もた・げる
[文]もた・ぐ[動ガ下ニ]《もてあぐの音変化》もちあげる。おこす。増す。「かま首をーげる」

デジタル大辞泉(小学館)・精選版日本国語大辞典

慣用句として、「良くないことが起こる前触れ。鳴りをひそめていたものが活発になること」


《例文》

わたしやめられないの
ソレを
絶対にやめられないの
強迫観念みたいに
ダメだダメだと
思えば思うほど
どうでもいい
ソレが
鎌首をもたげて
はな組のみんなが
御子柴先生の教え子たちが
下世話な女性誌系youtuberの動画に唆され
雅子さまの悪口ばっかり
言ってるんじゃないかって
気になって気になって

ああ
もう寝なきゃ
今日も4時だ
もう寝なきゃ
ねえどうして
いっつもそうじゃんワタシ
ねえどうしてどうして
どうして朝コンビニで見た人を
この人は税理士さんとか
この人は柔道整復師さんとか
わかりっこないのに
土建屋のひとは
土建屋のひとだってわかるの
それは
髭面だからじゃなく
解散総選挙がニュースを賑わす日に
俺のパチンコ総選挙の話をしてるからじゃなく

家からニッカポッカを履いてくるから


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?