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60~70代向け女性誌から学んだこと。

最近、本屋に変化が起きている。

女性向けの雑誌コーナーの一角に、高齢女性向けの雑誌が何冊も並ぶようになったのだ。

高齢化社会だもの。
生き生きしてる高齢者がたくさんいるんだもの。
そういう需要もあるよね。

どのくらいの部数が売れているのかは分からない。
しかし雑誌の種類が増えていくところを見るに、やはり売れているのだろう。

なにしろ高齢者は人数が多い。
残念ながらお元気ではない方もいらっしゃるだろうけど、お元気な高齢者もたくさん。

お元気な高齢者と、今の若者とを比べたら、どちらが本屋(あるいは紙媒体の雑誌)との親和性が高いだろうか。
言わずもがな。

本も好きだが、本屋も大好きな私は、雑誌が60代以上向けであろうが70代以上向けであろうが気にせず手に取る。

内容は・・・フツーに女性誌だ。
若い女性向けの雑誌となにも変わらない。

洋服の着こなし。美しく見える化粧法。美味しいもの。ときめくもの。素敵な場所。憧れのライフスタイル。

以前、好きで読んでいた30代向けのナチュラル系雑誌は、もう合わなくなってしまったから何年も前に読むのをやめている。
それからは合うと感じられる雑誌がなくて、あまり雑誌を買わなくなっていた。

しかし、この高齢女性向けの雑誌は買いたくなる。
内容がけっこう、いい線いってるのだ。

数字だけ考えれば、60~70代がターゲットの雑誌は、アラフィフの私にはまだちょっと早いような気もする。
なにしろこれは、18歳が28歳向けの雑誌を読むようなもの。

ちょっと早いかな~。
でも、ちょっと背伸びしたいお年頃なの~。
・・・みたいな感じ。

逆に言うと、ちょっと背伸びしただけで手が届く内容、とも言える。
いや、背伸びする必要もないかも。
ちょっと顔を上げればいいくらい。

アラフィフ向けと銘打った雑誌があまり見当たらないわけを考えてみた。

この世代の人がどういうライフステージにいるか。

まだ子育てをしてる人もいれば、孫がいる人もいる。
バリバリ働いている人もいれば、パートの人、介護をしてる人などもいる。

「アラフィフ世代は、こういうライフステージ!」と言い切れない。
これではアラフィフ向けと銘打ったところで、方向性を見失ってしまう。

ところが60~70代というのは、ほとんどの女性が子育てや仕事を一段落したあとになる。
いわゆる「第二の人生」を過ごす人たちだ。

雑誌の方向性もおのずと定まってこようというもの。

私のライフステージは、子育てがほぼ終了、といったところである。
実際に私は、趣味を広げるなど、第二の人生に向けての活動を始めている。

なるほど!
これは「第二の人生」をメインテーマに掲げる雑誌が向いているわけだ。

さて。
今日読んだ雑誌の中にも私にとって有意義なことがいっぱい書いてあった。
美味しそうなレシピも見つけたし。

でも一番気になったこと。
これはぜひ実行したい、と思ったこと。
それはこれ。

【万が一、大きな病気になった時のために、心理的負担がなく使える(医療用の)貯金を用意しておく】

学費とか旅行費とかは別枠で取りおいてるんだけど、医療費については考えたこともなかった。
たしかにそれでなくても心身ともにストレス過多になるであろう時に、医療用と決めた貯金があれば安心だよね。

さっそく真似しよう。


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