ビジネス陽キャ

高校時代は演劇、大学はダンスに夢中だった僕をよく知る人は、僕のことをビジネス陽キャと呼…

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高校時代は演劇、大学はダンスに夢中だった僕をよく知る人は、僕のことをビジネス陽キャと呼ぶ。

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大学1年 夏⑦夏キャンプ 15度は夏日

免許をゲットして早々に北海道に戻ってきた僕。 早々に戻った理由はふたつ。 ひとつめは、ダンスのイベント。 北海道のとあるフェスに出演させていただくことが決まっていた。 ほぼほぼ初心者なのになんで?とも思ったけど、 小さな頃からやっていた空手のおかげで動きのキレが圧倒的によかったことと 演劇で培った表現力を評価して、ダンスの師匠が僕を特別クラスに押し上げてくれたためだった。 空手やっててよかったぁ。 そして、早々に戻ったふたつめの理由はカヌー部の夏休み合宿があっ

    • 大学1年 夏⑥イベント出演と免許センターの衝撃

      元演劇部と現役演劇部によるデコボコダンスチーム"ダニエルカーターズ"2回目のイベント出演の日がきた。 前回は高校生バンドばかりだったけど、今回は社会人バンドのイベント。 僕たちは圧倒的に最年少だった。 大学で培った"こわい先輩にかわいがられる後輩スキル"をフルに発揮して、出演者たちと仲良くなっていく。 他の出演者のリハーサルを見る。 なんていうか、当たり前なんだけどバンドばっかり。 ダンサーがまったくいなくて緊張感が増す。 若干気落ちしてるのを悟ったのか、主催の

      • 大学1年 夏⑤毎朝が美味しい

        夏も本格化。 おばあちゃんの家では毎朝6時には農作業が始まる。 だいたい5時過ぎくらいに起きて準備したりして自転車で15分ほどかけておばあちゃんちに向かってそのままお手伝い。 夏のこの時期はナスとくだものの時期なんだけど、ナスは日が刺すと茎や葉の棘が痛いから早朝に収穫するものだと教わった。 勉強になるなぁ。 8時すぎくらいにおばあちゃんの作っためちゃくちゃ美味しい朝ごはんを食べて、ちょっと休んでまた少しだけ作業。だいたいは出荷用に箱詰めしたりしていた。 ちなみに普

        • 大学1年 夏④ダンス三昧の夏とラーメン大好きダニーさん

          今回僕らダニエルカーターズが出演するのは、地元のターミナル駅そばにあるかなり大きなライブハウスで開催される高校生向けのバンドコンテストの地方予選。 このコンテストは全国大会も開催されていて、かなり有名なバンドもこれまでデビューしてきたのだそう。 そんな場所で踊れるなんてテンションが上がる。 そして僕らは毎日、ターミナル駅のロータリーにラジカセを持って行って練習を繰り返していた。 夜が近づくと、大学生や社会人ダンサーが激増する。 僕らより上手な人もいっぱいいて心折れそ

        大学1年 夏⑦夏キャンプ 15度は夏日

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        • 大学1年
          10本
        • 高校3年
          20本
        • 高校1年
          14本
        • 高校2年
          16本

        記事

          大学1年 夏③自動車学校での再会

          帰省して彼女とお別れを告げ、とりあえずこの夏最大のイベントを終えた僕。 振った僕もダメージがハンパなかった。 でも、あのままだと結局ダメになる。 これでよかったんだと自分に言い聞かせる。 しばらくベッドに入るたびに毎晩やりとりしていた温かな時間を思い出して悲しくなる。 これは自分で選んだ道だから俺が悲しむのはアリにも悪い。 気持ちを切り替えよう。 切り替えなくてはいけない。 ちなみに今回、わざわざ北海道から高いお金を払って帰ってきたのはアリと会うだけでなく他に

          大学1年 夏③自動車学校での再会

          大学1年 夏②お別れ

          夏休みで地元に帰ってきた。 目的はいろいろあるが、名目上は自動車学校に通うため。 とは言っても、それ以外にやることのない僕は、 早朝からおじいちゃん家で農作業の手伝いをして、朝ごはんを食べてから自動車学校に行く。 という生活を送っていた。 彼女のアリはまだ高校生で、しかも同じ県内とは言え電車で1時間はかかるような場所だったのでそんなにこまめに会える感じでもなかった。 でも、会わなければならない。 今のままでは良くない。 ずっとすれ違いの生活。 なんとかしなけ

          大学1年 夏②お別れ

          大学1年 夏①人生初の合コン!?

          夏休みに入った。 この頃にはパリピみたいな感じの人が周りに激増していた。 僕自身中身はパリピでもなんでもないのに、上級生とうまいことやってる僕を見た同級生のパリピたちがめちゃくちゃ集まるようになっていた。 環境って恐ろしい。 さて、そんな僕にパリピの中でも優しくて温和なタイプの長身イケメンから飲み会のお誘いが来た。 遠距離の彼女の家で友達誘って飲もうと思うんだけど、一緒に来ない?と。 よくわかんないけど、コイツはめちゃくちゃ好きだ。 なぜならパリピなのにとても温

          大学1年 夏①人生初の合コン!?

          とりあえずこれで高校生活は終わりです。 この後は大学生活に戻ります。 高校生活を読んでくださった皆様、ありがとうございました!

          とりあえずこれで高校生活は終わりです。 この後は大学生活に戻ります。 高校生活を読んでくださった皆様、ありがとうございました!

          高校3年 卒業

          滑り倒したけどセンター試験もなんとか終わり、 あとは前期の合格発表を待つばかり。 もし国公立に落ちたら京都の芸大に行こう。 もうやれることはない。 そんな気持ちで卒業式を迎えることになる。 2年生からずっと一緒のディズニーは、卒業式の日に同じクラスの女の子に告白するんだと張り切っていた。 なんの根拠もないけど、上手くいくよと肩を押した。 やらないよりは、やった方がいいじゃんね。 学ランを着るのも最後。 卒業式の直前、僕は地元の制服専門店に行って、裏ボタンを新

          高校3年 冬② 東京受験

          京都から戻ってすぐ。 落ち着く間も無く今度は都内の私立大学の受験。 今回も2日間。 僕は人生で一度でいいから泊まってみたかったカプセルホテルに泊まりたいと親に言って、秋葉原のカプセルホテルに宿泊することにした。 東京に来て思ったのだけど、なんか京都に来た時よりも気持ちが乗らなかった。 ぜーんぜん。 なんか校舎も暗いし雰囲気的になんか違うなと思った。 東京はすごい都会だけど、京都の方が向いてそうだなとか考えて1日目の試験を淡々とこなした。 そして夜は念願のカプセ

          高校3年 冬② 東京受験

          高校3年 冬①京都の一人旅

          私立受験が始まった。 僕は東京の美大と、京都の芸大、そして親からの勧めで東京の私大を受験することにした。 私大に行くなら京都がいいな。 東京はまだ行く機会もあるけど、京都はなかなか縁遠い。 さらに東京の美大で演劇を学ぶ場合、夜間しかない。 出来たら昼の方がいい。 オガのいる大学を含めて演劇を学べる学部は他にもあったけど、受験対策ゼロの僕に光が差す可能性が高いのは上記のふたつだった。 そもそも、なぜここまで国公立にこだわっていたのか。 実は僕の妹は看護師を目指し

          高校3年 冬①京都の一人旅

          高校3年 秋④ 秋に訪れた春

          受験勉強とささやかな反抗が連続する日々を過ごすうちに、気付けば冬を間近に迎えていた。 もうまもなく雪の降る頃。 受験まで残りわずか。 卒業もあっという間だ。 そもそも受験勉強なんてものがそこまで好きになれなかった僕は、あいも変わらず偏差値の低空飛行を続けていき、この頃にはいよいよ行ける大学の選択肢は狭まってきていた。 焦る気持ちは大いにあるけれども、ここからの大逆転も現実的ではない。 まぁ、まずは行けるところに行くだけだ。 そんな思いで特になにかに熱中するわけで

          高校3年 秋④ 秋に訪れた春

          高校3年 秋③筋肉ダルマには伝わらない

          卒業に向けた準備が徐々に進行する中、文集製作の話が学校で持ち上がった。 全校の各クラスや部活のことなどをまとめた、小冊子である。 うちの学校はこの製作にはけっこう力を入れていて、毎年各クラス毎に特徴と読み応えのあるページが作られていた。 そして僕らのクラスにおける、文集編集委員は我らが演劇部のおっしー。 彼は体格はいいが、滑舌の悪さと人見知りの激しさからトップクラスに浮いていて 彼と会話が必要になったクラスメイトはなぜか僕を経由して会話するというのがスタンダードにな

          高校3年 秋③筋肉ダルマには伝わらない

          高校3年 秋②将来の選択

          てんやわんやで体育祭は終わった。 これで学校行事はほぼ終わり。 あとは受験に向けて一直線。 ただ、将来やりたいこともまだ見えなくて どこに、なんのために受験するのかもわからず勉強することがとてもつらくて 成績は圧倒的に悪くなる一方だった。 部活で結果を出すためにはあんだけいろいろ出来たのに、勉強においてはなんにもやる気がでない。 とりあえず脚本を書いていたり、本をたくさん読んでいたこともあって 国語だけはまぁまぁの立ち位置にいたが それ以外は絶望的な点数を続

          高校3年 秋②将来の選択

          高校3年 秋①いいの?コレ、ほんてんいいの?

          秋に入る。 恒例の体育祭。 うちのクラスは女子がとにかく強い。 パワフルだし、パワフルだし、 なんていうかパワフル。 一緒にいるとわかんないけど、後輩の女子たちからはめちゃくちゃ怖がられてる先輩の集まるクラスらしかった。(オタクの皆様を除く) だから、体育祭は特に気合いが入っていたし、優勝候補とも呼ばれていた。 でも、男子も負けちゃいられない。 帰宅部だったのに、脚が速すぎて顧問から無理やり陸上部に入れさせられて初めて出た大会で勝ち上がった結果、未経験にして県

          高校3年 秋①いいの?コレ、ほんてんいいの?

          高校3年 夏③わたしは上手に笑えてる?

          うちの演劇部の舞台監督として長年僕らを支えてくれたおやびんは、クラスは文系だけど 理数科目強めの大学進学向けのクラスだったので、ちょっと特殊な人が多いクラスだった。 変わり者のクラス、みたいな立ち位置。 そこを巧みにサバイブしているおやびんさすがだなぁなんて思ったりしていたのだけれども ある日おやびんから 「うちのクラスにみっちーのファンがいて、紹介しろとうるさい」 という衝撃の話を聞いた。 マジかよおい! 食い気味にどんな人か聞くと 「ちょっと特殊な一個上

          高校3年 夏③わたしは上手に笑えてる?