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新しいカテイカ・フォーラム

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「新しいカテイカ」は、もっと生きやすい家事へシフトする家庭運営プロジェクト。各メンバーが、家事を考える様々なスタイルのnoteを発信するマガジンが、このカテイカ・フォーラムです。
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新しいカテイカとは

「新しいカテイカ」は、これからの時代の家事を考えるプロジェクトです。 昭和期の「家庭科」…

物語食卓の風景・対面⑤

 帰り道、真友子はその日に話し合ったことを考えていた。美帆は、近々航二と別れるつもりだと…

阿古真理
2年前
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物語食卓の風景・対面④

 真友子は、美帆の言葉で、いつの間にか自分が家事のほとんどをやるようになった不満を思い返…

阿古真理
2年前
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物語食卓の風景・対面③

 真友子は、ゴクリと唾を飲み込み、大きく目を見開いて目の前にいる女性を見た。美帆は真剣な…

阿古真理
2年前
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物語食卓の風景・対面①

 久しぶりに小説の続きです。いつも楽しみにしてくださっていた方はすみません。引っ越し騒動…

阿古真理
2年前
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物語食卓の風景・対面②

 料理が運ばれてくると、美帆はしばらく食べることに夢中になったようでしゃべらなくなった。…

阿古真理
2年前
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「主婦」の新しい呼び方を考えてみた

大人気料理家の山本ゆりさんが、「主婦」や「カリスマ主婦」という肩書で呼ばれることがあり、(どちらかといえば自分は仕事人という自覚があるため)主婦に対して少し申し訳ない気持ちになる、という取材記事を読んだ。 山本さんの気持ちに料理家としてちょっぴり共感。料理家は本当の主婦ではなく、職業だ。私たち料理家の一部がイメージ上、親しみや共感を持ってもらえるように主婦と呼ばれたり、家族のためのごはん作りが高じて仕事になった、という文脈を持たされることは十分にあって、それが現実の主婦とち

物語食卓の風景・久しぶりの帰郷⑤

 香奈子としゃべっていると、時間はあっという間に過ぎた。小学生になった咲良にも会い、誰だ…

阿古真理
2年前
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我が家の「アタラシイ家事分担」(2)

前回書いた、夫が家事能力を爆上げしてきている我が家の家事分担について 今回は片付け、洗濯…

我が家の「アタラシイ家事分担」(1)

夫婦、あるいは家族で家事を分担することが「あたりまえ」とされようとしている昨今、皆様のお…

物語食卓の風景・3人の行方④

 「特に印象深かったのは、定番だけどやっぱりニューヨークね。映画の見過ぎかもしれないけど…

阿古真理
2年前
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出す?しまう?つるす?キッチン道具

うちはリビングに入ったときに一番目に付く棚に、鍋がずらーっと並んでいるんですね。これは私…

有賀 薫
2年前
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物語食卓の風景・3人の行方③

「こんばんは」  真友子たちが入ってくる姿を認めて、立ち上がった女性は、意外にも真友子と…

阿古真理
2年前
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春夏秋冬を炊き込もう

スープは、旬の野菜を食べる最も簡単な食べ方です。どんな野菜にも一年のうちでもっとも輝く時期があります。そこをピンポイントで狙ってたっぷり使えば、それほど工夫しなくても、だしや調味料に凝らなくても、おいしいスープになってくれます。 それと同じぐらい簡単に旬を取り入れられると思うのが、炊き込みご飯。私の母はよく炊き込みご飯を作っていました。ごはんに旬の食材を入れて、昆布を1枚入れて、塩か醤油、お酒を少し。調味料の分差し引いて水加減して、あとはいつものように炊くだけで、季節の食材