あとつぎじぬお

関東某所のあとつぎ地主です。 家族、親族と時に殴り合い、時に手を取り合っている記録。 …

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関東某所のあとつぎ地主です。 家族、親族と時に殴り合い、時に手を取り合っている記録。 #同族経営

最近の記事

今日も、自分の名前のハンコを押す

契約書に、自分の名前が入った、ゴム印を押す。 会社としての契約ごとだが、そこには堂々と自分の名前を記載する。 よくよく考えたら、会社間の契約で、自分の名前を書かなければならないのは、世の中でわずかな人たちだ。 僕だって、父から代表を継ぐまでは、父の名前が入ったゴム印を父の代わりに押していた。 僕が家業に戻った時点で、父はメンタル的な体調を崩していたから、僕が入って以降の契約ごとは基本的に僕が意思決定をしてきた。 だから、父の名前のゴム印を押していたときから、僕の意識

    • 撤退戦を決断できる人の価値

      景気のよいときはいろんな人が寄ってくる。 事業を拡大するとき、新規事業を始めるとき、動く資金が大きくなってきたとき。 そんな時は関係者はみんなノリノリだ。 なぜなら、そのプロジェクトに参加する関係者は、皆それによって増加したキャッシュフローの恩恵を預かることができるからだ。 コンサルティング料として、収入の〇%をフィーとしてもらいます、というのは、収入や資金が増えていく段階だからこそできることだ。 逆を考えてみよう。 やっていた事業から撤退する、事業を縮小する、資

      • 兄弟姉妹への生前贈与にモヤった話2

        前の記事の続き。 あれから、こちらの意見をもう一度母に書面にて伝えてみた。 概略は下記の通りだ。 ・率直に、自分が特別なタイミングでお祝いとしてもらうものを、他のきょうだいは平常時もらっているというのは気持ちのよいものではない ・でも、個人資産の話だから、基本的には個人の自由の範疇なので、思ったとおりにやってほしい ・ただ、他のきょうだいたちに贈与するのであれば、2つの条件を果たしてくれと伝えた。  ①会社存続のための、資金のやりくり、不動産のやりくりに協力すること

        • 兄弟姉妹への生前贈与にモヤった話

          ちょっと自分でも困惑している。 自分にこういう感情があるとは。 前回の記事でも書いたように、僕に子どもができたので、親からお祝いするという提案があった。 とてもありがたい提案だし、金額的には、出産関連費用で消えていく額なのだが、それでも足しにできるだけありがたいと思っていた。 でも、僕は思い出してしまった。 母が、僕の2人のきょうだいに毎年生前贈与していくという話をしていたこと。 きょうだいへの生前贈与 ちなみに僕には生前贈与はない。 理由としては主に2つ。

        今日も、自分の名前のハンコを押す

          次の世代へ繋ぐ

          つい最近、子供が生まれた。 僕にとっては第一子だ。 単純に生命の誕生を人生の中で体験できたという喜びと、これからその子の面倒を見ていくという責任感の両方を感じている。 でも、僕自身兄弟姉妹がある程度いたので、将来的には3人は子供がいるイメージを持っている。 妻に言ったら、こっちの事情も考えてよ!って怒られるかもしれないけど(笑) 人生の中で実現していくことって、不思議と既に自分の頭の中で描いていたことばかりだ。 ということは、子供が3人いる家庭を想像できているとい

          次の世代へ繋ぐ

          見積に対する値下げ交渉の是非

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 つい最近ひょんなことからこちらの動画を見た。 全般的に価格交渉についての話だったが、興味深かった話に、「中国人は無茶ぶりな値下げをふっかけるところから交渉が始まる」という話があった。 僕はそういったことはしないし、すべきではないと考えているのだが、価格交渉についての自分のスタンスや考え方を改めて整理してみようと思う。 僕自身は地主で、日頃から向き合っている一番身近な価格というのは「不動産関係の工事見積」であるので、本記事では、それを対

          見積に対する値下げ交渉の是非

          土地収用で感じたこと

          行政が道路を拡張するために、弊社土地を収用することになった。 金額の話もスムーズにまとまったので、このまま本件が終われば、建物の使用方法等も見直しをできるので、チャンスだなと思っている。 今回、土地を収用されるにあたって、あらためて「土地を所有しているとはどういうことなのか」という問いについて考える機会になったので、記事にしてみたい。 行政の担当者から聴いたこと やはり行政の方が収用を進めていくにあたって、地権者は協力的な人ばかりではないらしい。 そもそもそのプロジェ

          土地収用で感じたこと

          僕の母は話が通じない

          これから愚痴を書く。 僕の母は話が通じない。 思い込みが強く、こちらの言葉をそのまま受け取ってくれない。 何を言っても、被害妄想強めの母の脳内で、母の言葉に置き換えられる。 だから、何かの問題を未然に防ごうと、コミュニケーションをとっても、それが実らない。 最近賃貸住宅を新設したのだが、入居された方から早々にクレームがあった。 クレームの内容は、入口付近に置いていた資材がなくなったとのことだった。 結論から言うと、その資材は母が持っていっていた。 入居ギリギリまで細

          僕の母は話が通じない

          【体験談】経営者にこそカウンセリングが必要だ

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 今日、人生で初めてカウンセリングを受けてきた。 人に自分の話を聴いてもらうために、お金を払うっていうのも不思議な感覚だった。 でも、結果としては、すごく心が軽くなったし、普段人と話すときにいかに、「何を話してよくて、何を話したらダメなのか」を考えながら話しているかに気づいた。 今日カウンセリングを受けて、普段人と話すときと比べて感じた、カウンセリングのメリットについて書いてみる。 カウンセリングのメリット①利害関係がない相手に話せる

          【体験談】経営者にこそカウンセリングが必要だ

          【社会保険料】子ども・子育て拠出金とは何なのか

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 最近、話題沸騰の社会保険料。 ただでさえ、現役世代の負担がもう30%を超えた状況で、支援金という名目でさらに社会保険料を"増税"すると言うのだから、反発されて当然かと思う。 だけど、残念ながらまだまだ上がるよーーーーーん(笑) 15年後にはさらに2.5%増えている予定! 日本は後期高齢者のための国!バンザイ! 我々現役世代は高齢者を支えさせていただけて幸せだね! 人生最高! 今日はそんな社会保険料についてのお話。 最近、会社の

          【社会保険料】子ども・子育て拠出金とは何なのか

          投資系大家と地主系大家

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 この業界に入るまで知らなかったのだが、大家って言ってもいろいろいるらしい。 地主になる前は、大家ってみんな不動産サイトを眺めてて、物件をできるだけ安く買って、できるだけ高く売るみたいなことを考えているものだと思い込んでいた。 株の投資家と大きな意味では同じなのかなと。 それは一部では正しくて、一部は間違っていた。 上記のような、収益を見込んで物件を仕入れたり、売却したりする大家を投資系大家とすると、僕のような先祖から相続した不動産を運

          投資系大家と地主系大家

          要らない資格をとる地主

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 今回は、地主と資格というテーマについて書いてみたいと思う。 実は、最近、ある本の中で、僕に刺さった言葉があったので、最初にそれを紹介したい。 賃料減額請求しか来ない地主ってワシのことやないかww というのはまあいいとして。 大事なのはその前の「資格取って自分のアパートだけ管理している」という部分だ。 いや、それもワシやないかwwww そうだ。 私がまぎれもなく、資格を取って自分の物件の管理だけしている地主の息子である。(どや)

          要らない資格をとる地主

          地主は普段何をしているのか

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 突然だが、地主は普段何をしているのだろうか。 これってすごい謎じゃないだろうか。 勤め人のように朝出社し、夜帰るわけでもなく、だからとってTHE 中小企業の社長のように、プレイヤー兼マネージャーとしてバタバタ動いているイメージもないだろう。 普段何してるん?もしかして暇なん? そんな疑問に今日は答えてみたい。 地主は暇なのか もったいぶらずに結論から言おう。 暇だ。暇である。 以上、それでは今日はこれまで!じゃあね! という

          地主は普段何をしているのか

          僕は日本一ウンコと対峙している地主かもしれない

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 突然だが、皆さんて自分以外の誰かのウンコを大量に見ることってあるだろうか? いや、ちがうよ。そういう趣味が~とかではないよ。 至って真面目な質問である。 答えを言うと、僕はある。しかも実は結構頻繁に見ている。 なぜかというと、築古の弊社物件の汚水配管がしょっちゅう詰まるからだ。 うちの物件は、たまに配管の蓋を開けて詰まりを解消しないと、詰まった配管から突如ウンチーズがあふれ出すのだ。 詰まったウンチが溢れ出す~♪(15の夜のリズム

          僕は日本一ウンコと対峙している地主かもしれない

          【自己紹介】あとつぎじぬおです

          こんにちは。あとつぎじぬおです。 僕は関東某所にて、地主の家のあとつぎとして不動産賃貸業の会社代表をやらせてもらっている。 今回、noteにて自分の日常や仕事内容について発信を始めてみることにした。 発信を始める理由突然だが、皆さんが生まれた家は地主の家系であっただろうか。 もしくは、自分の身近な人が地主の家系に生まれ、その家で何が起きているかを聴かされることはあっただろうか。 おそらく、上記の質問に対して、ほとんどの人は"No"という答えなのではないかと推測する。

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