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【海外送金】便利&お得すぎる Wise というアプリについて

(以下、2019年5月投稿のあぼカド日記より、2022年1月改訂・再投稿

こんにちは、あぼです。
今週も1週間が始まりましたね。5月ももう半ばにさしかかっているなんて、一体全体4月はどこに行ったんだ…!!

前回の記事では、移住直後のDepressionについて書きました。
インスタグラムのメッセージ、ツイッター、ブログのコメントなど沢山の肩から応援と励ましのメッセージを頂き、恩返しのつもりのブログが、逆に自分は沢山の人の温かい言葉に支えてもらっているのだなぁと、なんどもウルウルしました。
お会いしたことの無い方々ばかりですか、皆さんの優しさを沢山頂きました。
もともと、あまり小さいことを気にしないタイプで気落ちするなんてこともなかなか無く、今回このように素直にさらけ出して書くのに勇気が必要だったのですが、沢山の共感を頂きこうしてブログを書いていてよかったです!
本当にありがとうございます。

あ、そうだ。記事へのコメントなのですが、もし、コメントが載るのは嫌!という方がいらっしゃいましたら、ぜひダイレクトでメッセージをくださいね!!^^

さて!!
今日は Wise (ワイズ、旧: TransferWise)という便利なアプリについてまとめていきたいと思います。タイトルにもある通り、お得で便利な海外送金についてです。

海外転勤などされた方であればもしかするとしばらく前から知っているよ、という人も多いかもしれません。

私は、今回移住の際に、自分のほんのちょびっとの貯金と、両親が結婚祝いで二人にくれたお金をまとめて送るのに使用しました。

ワイズについて聞いたことがない方や、これから転勤・移住する、という方、海外でお仕事をされているけど、日本企業さんとも取引がある方には、お願いだからこのブログだけは読んで!!!というくらい便利 & お得なアプリなので、ぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。

海外にお金を持っていきたい/送りたい

まず始めに、移住や転勤など海外にまとまったお金を持っていきたいと思った時、海外にお金を持っていく/送る手段として考えられる一般的な方法をあげてみました。

それぞれの方法でどのくらいの手数料がかかるのか、などは今回比較していません!というのも、それぞれの方法の中にも沢山の銀行や換金機関があるので、あげたらキリがない!!!というのと、これから紹介するワイズがとにかく便利でお得なので、いちいちあげませんでした。(雑ですみません。笑)

海外にお金を持っていく/送る手段

その1 日本もしくは到着先の国で換金をする

例えば日本ーアメリカ間であれば、日本の銀行や換金機関にて日本円を米ドルに換金して手荷物として持っていく。もしくは日本円を手荷物として持って行って、到着先のアメリカにて米ドルに換金する。

シンプルでややこしいことを考えなくても良さそうに見えるこの方法ですが、注意しなければならないことがあります。それは、渡航時の現金持ち込みに制限があることです。

日本は、「100万円相当額を超える現金などの海外への持ち出し、海外からの持ち込みをする場合には、日本税関に置いて所定の届け出が必要」となっています。また、渡航先の国にもその国のルールがあり、〇〇($、€、etc...)以上は税関への申告が必要、と決められています。
(例えば日本アメリカ間であれば、1万ドル相当(約110万)を超える時は日本・アメリカ両方の税関に申告が必要になってしまいます。申告すればいいのですが、入国先の税関で長々と「なんでこんな大金あるの?」「このお金何目的?」とか疑われたり質問されたり…というのはちょっと避けたいですよね。)

それに、シンプルはシンプルなのですが、現金を手に空港を歩き回ったり、飛行機に乗ったり、ちょっとハラハラしますよね。換金する場所(街中・空港・現地の銀行etc...)によって手続き手数料がだいぶ変わってきたりと、どこが一番お得に換金できるのか下調べも必要です。

その2 日本の銀行から海外の銀行口座に送金する

一番一般的かと思われるこの方法。ですが送金手数料・為替手数料・受取銀行手数料など、沢山手数料が…かかります。実際に海外送金する時にはそれだけの手数料合計がひかれてしまう、ということです。

あと、過去に何度かやったことがあるのですが日本ーオーストラリア間で1〜2週間以上かかった(確か)はずです。利用する銀行にもよると思うのですが、それなりの時間が必要です。

その3 ネットバンクやPaypal、トラベレックスのサービスを使用する

オンラインサービスでお金を送金する方法です。これまたちょっと調べてみただけで沢山の種類があるし、手数料も様々。ここでは詳しい内容は紹介しませんが、その都度登録が必要だったり、手続き手数料・為替手数料ともにやはり引かれてしまったりします。

その4 VISAデビットを使う

これは、短期留学などの、移住や転勤とは違い短期滞在される方達にはオススメの方法です。なぜなら、現地で銀行口座を開設せずとも、日本の銀行口座に保管しているお金を現地でそのまま引き落とす&利用することが可能だからです。

ただし、為替手数料や引き落とし手数料はやはり利用するたびにかかります。ですのでお得感は全くありません。

2年前にフィラデルフィアに短期留学で来た際には、三菱東京UFJ銀行さんのVISAデビットを使用しました。日本の口座にお金を入れておいて、渡米してからは、そのデビットカードを使用。デビットはクレジットと違いプリペイドカードの様なイメージで、その時にその額を口座から引き落として使う、という感じです。手数料はかかるけど、短期滞在者や現地の銀行口座がない人には便利ですよね!

一般的な海外送金の方法をここまでざっと並べてみました。

全てにおいて共通しているのは、手続き手数料・為替手数料がかかるということ。
なるべくこの手数料に影響されずに、手元の日本円をなるべくそのままの価値で換金して持っていきたいなぁと思いますよね。特に、お金の量がまとまった額であればあるほど、なるべく損はしたくない。

ここでやっと登場します。

Wise

今回ご紹介するこの Wise というオンラインで海外送金を行ってくれる会社のことです。iPhone、アンドロイド上でも無料アプリをインストールし利用することができます。

Apple インストールはこちら

Google Play インストールはこちら

オンラインで海外送金って話なら、上で説明したその3と大して変わらないのでは…と思いますよね。

ところがどっこい Wise はその3の中の色々な手段に比べて比較にならない程のお得さと便利さを持っているのですよ。

会社概要から、メリット、使用法について解説して行きたいと思います。
(回し者でもなんでもないのですが、本当に本当にお得で便利で初めて使った時に感動したので、熱を持って共有いたします。笑)

Wise会社概要

2011年1月にエストニア出身のクリスト・カーマン (Kristo Käärmann) 氏とターヴェット・ヒンリクス (Taavet Hinrikus) 氏が創業した「本当の為替レートが適用された、隠れコストがない、早くて安い海外送金」の会社です。元は TransferWise という名前でしたが、最近になって Wise という名前に変更されました。以下は Wise のサイトからの引用です。

ターベットはSkypeの最初の社員であり、給与をユーロで支払われていました。しかし、彼は当時ロンドンに住んでおり、英ポンドで生活をしていました。一方、クリストはデロイトで働いており、ロンドンに住んでいました。英ポンドで給与を支払われていたが、彼にはエストニアでローンを払うため、ユーロが必要でした。
二人は毎月、ロイターの実際の為替レートを検索しました。ターベットはクリストの銀行口座にユーロを振込み、クリストはターベットの英国の口座に英ポンドを振込みました。二人は為替手数料や隠れたコストを一切払うことなく、即座に必要な通貨での入金を受け取れました。

時間もかからず、ストレスもなく、何よりも手数料がありませんでした。「他にも同じ悩みを抱える者がいるだろう」その考えを形にしたものがTransferWiseです。

Wiseより

か、賢い…。
同じ国内にいるAの通貨を使いたいけどBの通貨を持っているあぼと、Bの通貨を使いたいけどAの通貨を持っている誰かさんで金額をマッチングさせ、国内でお金をやりとりさせる、という仕組みです。なので、お金をわざわざ海外に送っていないんですね。
賢いなぁ…。感嘆です。
(ちょっとわかりにくいよという方は、Wise の仕組みについてこちらのHPでも説明を見てみてください。)

ということで、この二人の実際の体験が元にできたのがこの Wise という会社です。
この8年間で会社は大きく成長し、今や400万人以上の利用者を誇る、大きなバックボーンを身につけた会社となりました。毎月約40億ドルの送金を行なっているということで、信頼のおける会社ということがわかります。(2019年現在)

Wise を使用することでのメリット

ではこの Wise、実際に使用すると他の海外送金の手段に比べてどんなメリットがあるのでしょうか。

為替手数料がかからない

換金時によく聞く、”レートの上乗せ”というものがないのです。換金する時、銀行などの機関を利用して海外送金を行う時、手続き手数料とは別に、”本日のレート”に隠されている手数料がかからないのです。
例えば、

  • JPY(円) → USD(米ドル)の本当の為替レート(ミッドレート)が$1 → 103円だとします。

  • 1,000,000JPY(円)を両替+送金したら、本来は$9,708を受け取れるはずです。

  • 通常の銀行送金だと、平均して$1の手数料(スプレッド)をレートに上乗せしているため、送金時のレートは$1 → 104円となり、受取額は$9,615となります。

つまり、ただ換金するだけであれば本来受け取れるはずの金額から勝手に手数料が引かれている、ということ。
ですが Wise では、この為替手数料は0円なんです。
手続き手数料はもちろんかかりますが、それでもどの機関と比べても断然安い。何より、毎回送金の際にその比較を出してくれるんです。なので、一番安い手続き手数料で送金できているのだということを知ることができます。

手続きが簡単

これです。本当に超×100 がつくくらい簡単。

例えば日本とアメリカでの送金についてお話すると、
アボが、あぼの日本の銀行口座から Wiseの日本の銀行口座に日本円を振り込む。
すると Wiseが、Wise のアメリカの銀行口座からカドさんのアメリカの銀行口座に同額の米ドルを振り込む。
というシステムです。そう、海外送金しなくっていいんです。
Wise に指定された、日本にある銀行口座に送りたいお金を振り込むだけ。
よくある、ATMでもできるあの振込みです。そのまんま。すごく便利ですよね。

早い

登録・ログインの手続きがとても楽チンで、ほとんどの送金が当日中に行われます。

2回目以降の送金の場合は、住所確認が必要になるので、アプリで登録したのちに本人確認のためのパスコードが載ったハガキが届くのを待たなければなりません。

私の場合、1回目は試しに3万くらい送金。2日後にカドさんが受取確認したので、2回目に本格的にまとまった額を送りました。確か住所登録してからハガキが届いたのが5日後。パスコードを入力し海外送金を行ってから2日後にカドさんの銀行口座にお金が届きました。
2回目のこの登録さえ済ませば、送金に2〜3日しかかからないなんて、まるで夢ですよね。

安全

今自分の振り込んだお金がどこにあるのかを、各ステップ毎にメールで教えてくれます。また、アプリ上でステータスチェックをすることも可能です。

銀行で海外送金して、いやーまだ届かないのかい、ってヤキモキする事もなし。終始安心して入られます。

ここまで読んだだけで…使いたくなったでしょう!!!!!(なんて)
でも本当に、魅力しかない Wise です。さっそく詳しい使用方法を解説いたします!

使用方法

  1. まずはTransferWiseの無料アプリをインストール。iPhoneやAndroidでアプリをインストールすると、全て日本語で出てきます!これから載せるスクリーンショットは、パソコンのものなので、英語になっています。

2. 最初の画面にてPersonal(個人)かBusiness(企業・ビジネス)目的での使用かを選択し、Eメールアドレスとパスワードを作成します。GoogleもしくはFacebookのアカウントを使用することも可能です。

3. 送金したい金額と通貨を入力します。試しに、日本円1万円をアメリカに送金する程でやってみました。

いくら送金したいですか?の質問の下に「You send」という金額を入力できる欄があるので、そこに10,000JPYで入力。送り先の通貨をこの場合はUSDで選択すると、自動的にその時のレートでいくらになるかがみれます。(手続き手数料が引かれた値です)Continueの緑のところをクリック。黄色く囲われたところなのですが「日本円の送金に関する日本の規制に準じ、あなたの身元とマイナンバーを証明する書類をアップロードして頂く必要があります。2回目の送金からは、本人住所の確認も必要であるため、登録されている住所に郵送することで確認させていただきます。」と書いています。2回目の時には、このハガキに記載されたパスコードを入力しなければ送金できないので、気をつけてくださいね。

4. ここで、身分証の登録を要求されるはずです。一度利用してしまったので、どのタイミングで出てくるかは忘れたのですが、マイナンバー登録証もしくは、マイナンバー通知書と運転免許証を写真に撮ってアップロードするとできます。

5. 個人利用か、ビジネス利用かを聞かれるので、Personal(個人)をクリック。

6. 次に自分の個人情報を入力します。氏名、生年月日、住所、電話番号、職業などについて入力します。(今回は例なので適当に入力しています)入力したら、Continueの青いところをクリック。

7. 誰にお金を送るのですか?という質問があるので、「自分自身」「他人」「ビジネスもしくはチャリティ」から選びクリックします。

8. 次に、相手先の個人情報の入力です。受取人の氏名、住所、銀行を特定するためのRouting Number、口座番号、口座タイプを入力します。(これまた例で入力しています。)

9. この入力が終わったら、追加情報として何目的の送金なのかを聞かれます。

ここでは現金のプレゼントを選んでみました。前回の送金時もこれで特に問題ありませんでした。

10. 次のページでは、詳細確認画面が表示されます。「送金額〇〇USDはCado Dododo口座へ〇〇年〇〇月〇〇日◯曜日何時に送金完了予定です。」という文言の下に、送り先の口座情報の確認が表示されます。緑の「確認」というところをクリックし

11. 送金方法を選択。

一番上の銀行振込を選択。

12. すると、どこに振り込めばいいのか、Wise の日本の銀行口座情報が知らされます。

13. あとはここにATMの機械からいつも通り振り込むだけ。振込を終えたら、振込が完了しましたのボタンをクリックします。

これで手続き終了!!

自分の銀行口座情報や、受取人の情報をあらかじめ保存しておくと、入力の手間が省けるのでさらにスムーズに行うことができます。

海外移住や海外転勤される方の中には、これから移住先で銀行口座を開設予定の方もいらっしゃると思います。その場合には、移住先で銀行口座を開設した後に、日本でご自身の代わりに「振込」作業をしてくれる人がどなたか必要です。

長くなってしまいましたが、Wise の魅力を十分お伝えできたでしょうか??

ずーっと書きたくて仕方がなかったこの記事、やっと2ヶ月越しくらいで書くことができました…。よかった…。
これで、少しでも多くの人が海外送金で頭を悩まさずにすみますように。

もし何かわからないことや、気になることがある方は、お気軽にコメントやメッセージをくださいね^^

あぼ

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