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噛みしめるたびに、幸福で口福 「牛肉と伏見とうがらしの焼きびたし」

 お盆休みが明け、旅行で外食続きだったわたしが真っ先に恋しく思ったのが、おうちで食べるごはんだった。

 もちろん外食は、非日常感をも味わえて、とてもしあわせ。だけど、ほっと安らぐおうちでのごはんが、日常だけど、すごく特別に感じた。

 今回は、京野菜である「伏見とうがらし」を使った、焼きびたし。つけ汁を吸った食材を嚙みしめるたびに、全身に染みわたる幸福を感じる…

 伏見とうがらしの他にも、「ししとう」「ピーマン」「万願寺とうがらし」でもおいしく頂ける。


□ 材料 2人分

・伏見とうがらし 100g
・牛肉      150g
A水       100ml
Aみりん     大さじ2
A醤油      大さじ1と1/2
A酢、酒     各大さじ1
・米油      小さじ1
・小麦粉     適量

艶やかで、大地を感じる色合いに、見ているだけで癒されるなぁ。


□ 下準備

・野菜を切る

 伏見とうがらしはヘタの先を切り落とし、
 実は包丁の先で刺して、1か所に穴を開ける。

焼いているときに、破裂を防ぐためのひと手間を。


 大きいものは、半分に切る。


・牛肉に小麦粉を薄くまぶす。

 小麦粉をまぶしておくと、保湿効果でしっとり仕上がり、漬け汁がなじみやすい。

 より美味しく食べたいなら、このひと手間も大切に。(おいしいには、貪欲に)


□ 作りかた

1. 小鍋にAを入れて、さっと煮立てる。

アルコール分を飛ばすため。


2. 野菜を焼く

 フライパンに米油を入れて中火にかけ、温まったら弱火にしてから、伏見とうがらしを入れる。

弱火でじっくり火入れすることで、甘くなる。

 

薄く焼き色がつくまで、ひっくり返しながら2〜3分ほど火を通して、一旦取りだす。

ほんのりと焼き色がついて、実が柔らかくなってきたかな… くらいが引き上げるタイミング。


3. 牛肉を焼く

 同じフライパンに米油を少量足して(分量外)、色が変わるまで焼いて、一旦取りだす。

ああ、そそられる、お腹がぐうう… と悲鳴をあげるころかな。


4. 1に伏見とうがらし・牛肉を入れて、10分ほどなじませる。

器に、つけ汁ともに盛り付けて…

 とうがらしという名に反して、とても甘いお野菜。
 ギャップ萌….

 つけ汁をたっぷり吸わせて、素材からじゅわ〜と溢れだす瞬間をも楽しんでほしい。

 ひんやり冷やして、暑い日にも是非。

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