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共感についての考察

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チームで仕事をするなら、リアクションし続けよ

チームで仕事するとき、みんなもう少し自分の存在、自分のリアクションがチームに与える影響を自覚した方がいい。

例えばミーティングでブレストしているとき、議論が前に進むのは、あるときふと場に出されたアイデアに対して、誰かが"それいいですね"って言った瞬間である。アイデアを出したとき、その人にはふつう、確信なんてほとんどない。僕なんか自分の意見に自信なんかなくて(大体みんなそうなのだ)、言ってみて、ま

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地獄への道は『共感』で舗装されている。 #反共感論 の要約

地獄への道は『共感』で舗装されている。 #反共感論 の要約

私たちの社会には、『善』のイメージに強烈に紐づいた言葉がある。

たとえば、『平和』や『民主主義』といった言葉がそうだ。

もし私がここで、「平和は善ではない」とか「私は反民主主義者である」と書けば、おそらく読んでいるあなたは拒否反応を示すだろう。

私の人間性が疑われることは、想像に難くない。

善とほぼ同義語の言葉に対して反論を示すことは、「悪」にみなされるリスクがある。

だから、正直に告白

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心の中の「自然現象」

心の中の「自然現象」

 数日前に、こんなツイートをしたのだけど。

 人間の感情(気持ち)の問題に関しては、このところのツイッター界でもずっとホットな話題であり続けているけれども、そうした気持ちに関する人々の呟きを眺めていて、一つ気がついたことがある。それは、どうも現代日本社会のそれなりに多くの人々は、気持ちこそが「自分」というもののリアルな本質そのものだと考えていて、ゆえにそれを周囲の他者や社会に承認もしくは肯定させ

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「わたし、発達障害なんです」という言葉を、最も救う回答はなんだ。

「わたし、発達障害なんです」という言葉を、最も救う回答はなんだ。

普通の一日でした。

それは単に、わたしの中だけの話で。他の誰かがこの世で苦しんで"普通"を擦り減らしていることなど、わかりきっている。正しい答えにひれ伏している。反論する勇気を毎日のように隠し、目を閉じて泣いていました。

"出来た人"が、怖かったんだ。

それはわたしが出来ないことからきているのは言うまでもない。身長の低い男性と横を歩きたくないわけではない、きっと身長が低いことをコンプレックス

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