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漫画『フルーツバスケット』に学べ!副業Webライターが実践する人生の教訓

こんにちは、水無瀬あずさです。今日ってプレミアムフライデーらしいですが、皆さんプレミアムしてますか。私は普通の金曜日です。

本日、私宛の荷物が届きまして。開けてみたら!なんと!!!

マホロアちゃん(異空バージョン)

Amazonで頼んだNewマホたんのぬいぐるみでした!うれしす!!ちなみに

品名:マホロア×1(ワレモノ)

マホ、ワレモノらしい。ウワアアン割れないヨオ!!

そんなかんじで今日は、マホのおかげでHappyなプレミアムフライデーに相応しいオタク全開の記事をお届けします。ズバリ、マンガ『フルーツバスケット(通称フルバ)』に関する一考察。ずっと書きたかったんです。最近では再びアニメになったりもしていて、もはや不朽の名作と言っても過言ではないでしょう。たかがマンガと侮るなかれ!昨日久々に全巻読破して号泣したよね。

そして何を隠そう私、フルバは『花とゆめ』で現役で読んでいた世代でして、数々の名言は私の「人生の教訓」として今も受け継がれています。そこで今回、フルバの魅力を沼のごとく語るとともに、作中で私が強く印象に残り、今も大切にしている考え方をご紹介したいと思います。オタク全開なので苦手な方はバックボタンを。よろしくお付き合いください!


マンガ『フルーツバスケット』とは

マンガ『フルーツバスケット』、通称『フルバ』は、高屋奈月さん原作の少女漫画で、『花とゆめ』(白泉社)1998年16号から2006年24号まで連載されていました。コミックスは全23巻、2001年と2019年にテレビアニメ化もされている人気作です。

※Amazonアソシエイトです

大まかなあらすじはこちら。

本田透は都立海原高校に通う女子高生。唯一の家族だった母親を事故で亡くし、小山で一人テント暮らしをしていた。ところがそのテントを張った場所は、同級生の草摩由希の一族が所有する土地だった。何とか交渉し敷地内でのテント暮らしを許可してもらおうとしていた時、土砂崩れでテントも失ってしまい、それがきっかけで由希が暮らす同じ一族の草摩紫呉の家に居候することに。
居候初日、透は草摩一族の秘密を知ってしまう。彼らは代々十二支の物の怪憑きで、異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまうという体質だった。

引用:Wikipedia

物語の大きなカギとなるのが、主人公・透と亡くなったお母さん、今日子さんとの関係性です。元ヤン(ガチ)で女手一つで透を育ててくれた今日子さんは、透にとってかけがえのない存在。でも突然の交通事故で急死してしまいます。悲しみながらも奮起して立ち上がる透の健気さは涙腺崩壊ものです。

亡き母の遺影を常に持ち、自分にとっての一番は母であると心に誓い、「ずっと一緒」と言い聞かせてきた透。しかし透に好きな人ができたことで、さまざまな変化が生まれていきます。生きるってことは、変わっていくこと。変化を恐れずに立ち向かうことの大切さに気づかされる名作です。

出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』21巻

ちなみにコミックスを見るとですね、定価390円。そうそう、昔マンガって390円だったんですわ。400円に値上がったとき文句を言ったもん。でも今って確か500円を超えていますよね・・・物価上昇こわっ!!

1巻の裏表紙

『フルバ』に学べ!人生の教訓

それでは早速、私が『フルバ』で大きな学びを得たシーンをセリフ付きでご紹介します。コミックスをうまく撮れなくて画像が思いっきり歪んでいますがご愛嬌。これを読んで『フルバ』ファンがさらに増えるといいなと思います。

当たり前の日常は突然消えることがある

お母さんが交通事故に遭った朝、「行ってらっしゃい」を言えなかったことを悔やんでいると透が告白するシーン。


「・・・行ってらっしゃいと言えなかったんです。お母さんが事故で死んだ日の朝。小テストがあるからって明け方まで勉強しちゃって起きれなくて、あの朝だけ言えなかったんです。いつも言ってたのに・・・あの朝だけ。(中略)

いつだって私の為に働いてくれてるんだってわかってました。なのにそんなお母さんに、行ってらっしゃいを言えなかった。働きに出るあの背中さえ見れなかった・・・。

バカです、赤点とっても家が吹き飛んでも、大切にしなきゃいけないのはお母さんだったのに

引用:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』1巻
出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』1巻

当たり前の日常は、ある日突然ぶつっと無くなってしまうことがある。その時に後悔しないように、今できること、目の前にあることをしっかりやらなきゃいけないと思いました。まあ、透のお母さんみたいな交通事故を防ぐことはできないわけですが・・・。

ちなみに私はこのシーンがあって、子どもたちが小学校に入ってから今に至るまで、朝は必ず「行ってらっしゃい」と言うようにしています。可能なら玄関までお見送りも。元気に帰ってきますように、のおまじないです。

溜まった洗濯物は足許から少しずつ

考えるべき事が多すぎて透が落ち込み、不安に感じたとき、紫呉さん(「戌」の物の怪憑き)が教えてくれた名言。本当に名言なので長いですがぜひ読んでほしい。

紫呉「たとえば透君が山のような、それこそ足許まで溜まって身動きがとれないほどの洗濯物に囲まれてしまったとしましょう。しかも洗濯機がなくて一枚一枚手で洗わなきゃいけない。

透君は途方に暮れる。本当に全部洗濯できるかな、キレイにできるかな、満足のいく結果を自分はちゃんとだせるのかなって。考えるたび不安になってくる。けれど時間は刻々と過ぎていく。さて透君はどうするべきか。

・・・とりあえず、足許にあるものから洗濯してみるといいかもね。先を気にするのも大切だけど、先ばかり見てると、足許の洗濯物に足がからまって転んじゃうでしょう?

「今」や「今日」何ができるのか考えるのも大切。そうやって一枚一枚洗っていけば、なんだかあっけないくらいアッサリと、お天道様がのぞいていたりするものだから。

不安はそれでも込み上げてきたりするけどそういう時は、ちょっと一休みするんだよ。本を読んだりTVを見たり、みんなで素麺食べたりしてね。」

引用:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』8巻
出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』8巻

日常や仕事でこなすべきタスクが多すぎて、頭がぐちゃぐちゃになることってありませんか。私は割としょっちゅうあります。どうしよう。間に合わない、できないかもしれない。そんなときは深呼吸して、紫呉さんの言葉を思い出します。そう、まずは足許から。先のことを考えたら何も手を付けられなくなるから、まずは差し迫った眼の前のことに集中しようって考えるのです。

そうやって一つずつこなして顔を上げてみたら、「あれ?なんだ大したことなかったじゃん!」って思えるはず。実際終わってみたら、本当にそう思えるものですしね。

副業Webライター駆け出しだった1年前は「量をこなす」ことに力を注いでいたようでしたが、このときは本当にタスクが多くて頭がパンクしそうで、いつも紫呉さんのセリフを頭に思い描いていました。懐かしいなあ。

ちなみにこの頃から比べると収入は3倍くらいになりました。

いつか雪は溶ける、春がやってくる

『フルバ』ファンには有名なセリフですね。雪が溶けると何になるでしょう?という、はとりさん(「辰」の物の怪憑き)の質問に対する透の答え。

はとり「・・・君は、雪が溶けたら何になると思う?」
透「は?あ・・・えっと、そうですね・・・ううん。あ・・・っ、春になりますね・・・!!今はどんなに寒くても、春はまたやってくる、かならず。不思議ですね・・・」

引用:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』2巻
出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』2巻

もう20年も昔のことですが、就職活動中の辛い時期、暗くて長いトンネルを早く抜けてほしいと願っていました。でも春はやってくるはず、あと少し、あと少しだから頑張ろうって思っていました。このセリフを思い浮かべながら、踏ん張ったんです。ああ我が青春の日々。

自分の良い部分は自分で気づけない

フルーツバスケットで「おにぎり」を割り当てられ、いつまで経っても呼ばれないのに呼ばれるのを待っていたという透の思い出から、おにぎりについての独特な感性が炸裂するシーンです。

透「例えば人の素敵というものが、オニギリの梅ぼしのようなものだとしたら、その梅ぼしは背中についているのかもしれません・・・っ。

世界中誰の背中にも、色々な形、色々な色や味の梅ぼしが付いていて、でも背中についているせいで、せっかくの梅ぼしがみえないのかもしれません。

―自分にはなにもない、真っ白なお米だけ。

そんな事ないのに。背中にはちゃんと梅ぼしがついているのに。

・・・誰かを羨ましいと思うのは、他人(ひと)の背中(うめぼし)ならよく見えるからかもしれませんね」

引用:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』2巻
出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』2巻

他人がどれほど素晴らしいと思っている一面も、本人は自信が持てなくて、良いようには思えなかったりすることってありますよね。私も、子どもたちの良いと感じるところを褒めているのに、本人には「そんなことないし」みたいな反応をされることがよくあって、そういうときは「なるほど、背中の梅ぼしだな」って思います。私にはない、こんなに素晴らしい資質を持っているのに、気づけないなんて勿体ないなあって。

『フルバ』は全体を通して、「もっと自分を大事にしようよ」「自分をもっと好きになろうよ」というテーマ性があると思うんですが、このシーンもそれの一環ですね。

子ども時代の思いを忘れない

彩女さん(「巳」の物の怪憑き)が、弟の由貴(「子」の物の怪憑き)と仲良くできなくて思い悩んでいるとき、透が亡きお母さんの言葉を口にするシーンです。

透「お母さんは言っていました。自分が『親』になって初めて『親』の気持ちが理解できたって。だけど、だけど本当に理解しなくてはいけないのは、忘れてはいけないのは、子供の頃の自分だって。

初めて逆上がりできた日や、初めてたくさん怒られた日の事。子供の頃感じた気持ちをちゃんと忘れずにいれば、大人になっても、親になっても、理解し合える。100%は無理でも、歩み寄ることができる・・・って」

引用:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』4巻
出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』4巻

私がこれを読んだのは独身の頃で、子どもができたときのことなんて全く考えられなかったけど、自分の親が私の話を聞き入れてくれない人たちだったので、この言葉を胸に刻みつけたものです。自分が嫌だと思ったときのこと、ちゃんと覚えておこうって。同じことを自分の子どもにはしないようにしようって思いました。

実際、子どもたちの育児のときもこの言葉を大切にしていたつもりです。ゲームもマンガも「馬鹿になる」って私は禁止されたけど、そんなんじゃなかったって思うから私はしない、とかね。今でも子どもたちと「私は学校で◯◯が嫌いだったんだけど、どう?」とかって話をします。

子どもと自分は別の人間で、私の考え方を押し付けるのは違うけど、私が嫌だと思ったことは子どもたちも嫌かもしれないなあと思うのです。だから、そういうことに気づける大人でありたい。これが歩み寄りっていうのかどうかはわからないけど。

無駄なことだって肥やしになる

透のお母さん、今日子さんがまだ生きていた頃の回想で、今日子さんが透の友達うおちゃんに語りかける名シーン。私の中で、今も大きな柱になっている考え方なのです。

今日子「人生の底まで堕ちて初めてわかる気持ちだってあるさ。キレイなモノに反発して、でもドロドロになって初めて、キレイなモノが恋しくなったりもするさ。

痛みには優しさが必要で、暗闇が目立つにはお陽さまが必要で、どっちもバカにできない。どっちも無駄なモノじゃない。

だからつまずいて間違っても、それはムダじゃないさ。『ムダにするもんか』って思ってれば、きっと自分を育てる肥やしになるさ。」

引用:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』7巻
出典:花とゆめコミックス『フルーツバスケット』7巻

悲しいこと、つらいことががあっても、絶対後悔したくないって思います。だから食らいつくし頑張るし、もし失敗しても「ムダにするもんか!」って歯を食いしばるのです。きっと失敗も何かと、どこかと繋がっているはずだと信じるしかありませんしね!

透のお母さん、今日子さんは本当に素晴らしい名言を多く残してくれています。架空の人物だけど、本当に感謝したい気持ちでいっぱいです。中卒で元ヤンという設定ではあるけど、こういう道徳的なことって学校教育ではなかなか学べない思うんですよね。我が子たちも今日子さんの名言をしっかりと胸に留めてほしいです(まあ少女漫画だから読んでくれないだろうけど)。

結び

『フルバ』の魅力をカロリー高めにお伝えしてみましたが、この熱が伝わりましたでしょうか。本当に通しで読むと号泣レベルの名作なので、少女マンガに抵抗のない方はぜひ読んでみてほしいと思います。ちなみに私の推しキャラは、はとりさんです。クールなイケメンが好き!

書いている途中で気づいたけど、フルーツバスケットといえばスイカゲームですね!!期間限定でハロウィンバージョンを遊べることに先日気づきまして、連日カボチャを作ろうと必死の私です。

メロンとパイナポーもいつもと違うのです。あとあのBGMも違うのでぜひみんな試してみてくださいね。別に宣伝とかでは一切ないけどね!

カボチャを作れずゲームオーバー

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