🇺🇸株式市場振り返り

HEADLINE

✅  市場の関心は、来週のNVDAのAI開発者会議、日銀の利上げの可能性、そして水曜日のFOMCへと向けられている

🇺🇸米国株はほぼ下落📉

🔘 DOW:        　　　　  
- 0.49%
🔘 S&P500:  　　　　
- 0.65%
🔘 NASDAQ:   　　　  
- 0.96%
🔘 RUSSELL2000:  　
+ 0.40%

✅　🇺🇸米国株は金曜日取引で下落📉したが、最悪の水準からは脱した。
🔘 S&P500種株価指数は、10月以来となる週連続の下落📉となった
🔘 大手ハイテク企業の下落📉が目立ち、その他では化粧品（ULTA）、インターネット、ソフトウェア、半導体、OTA、医療技術、ホテル・カジノ、クレジットカード、飲料、ディスカウントストアなどが下落📉
🔘 小型株はS&Pを100bp以上上回った📈
🔘 アウトパフォーム銘柄📈、機械、工業用金属、自動車、バイオテクノロジー、食料品店、E&P、農薬など
🔘 市場の関心は、来週のNVDAのAI開発者会議、日銀の利上げの可能性、そして水曜日のFOMCへと向けられている

✅ 🇺🇸経済指標・経済ニュース

🔘 3月ミシガン消費者物価指数
コンセンサスを下回り、直近1月の高水準から脱したが、2023年後半の水準からはかなり低い
1-9月期のインフレ予想は3.0％でコンセンサスより低いが変更なし
5-10月期の予想も変更なし
🔘 NY連銀3月製造業景況指数
新規受注が顕著に減少し、縮小域に入った
2月輸出入物価
予想より早く上昇

🔘 FRB
利上げを見送り、市場は6月の利下げを予想している。
しかし、最大の焦点はドットプロット。
市場は今年も3回の利下げを予想するが、ドットプロットの中央値を今年2回に変更するには2回の利下げが必要となる

✅ 🇺🇸企業情報、決算情報

🔘 ADBE
収益と売上はやや改善したが、ガイダンスは期待外れ（特にデジタルメディアARR）

🔘 ULTA
収益は改善し、同社は新たな自社株買いを発表したが、プロモの増加やFY EPSガイダンスの軽さに注目が集まっている

🔘 JBL
ガイダンスを下方修正

🔘 MCD
アジアでのシステム障害に対応

🔘 ISRG
次世代ロボットのFDA認可が追い風

🔘 BA
UALがエアバス機をリースすることで、遅れている737の発注を置き換えることを検討しているとの報道

指数/セクター別　パフォーマンス

✅ Mag7（Tech/ハイテク、Comm Serv/通信サービス、Cons Discr/一般消費財）を擁するセクターは、今日のワーストパフォーマー📉
Energy/エネルギーはアウトパフォーム📈、引き続きMTDをリード

✅ Russell 2000 Value は本日上昇📈したが、月間および前年同期比ではまだ下落中📉

指数パフォーマンス（前日比）

セクター別パフォーマンス（前日比）

指数パフォーマンス（前年比）

セクター別パフォーマンス（前年比）

その他　パフォーマンス

• 国債：　ほぼ全面安📉、今週の利回り上昇幅📈は拡大した

• ドル・インデックス：　0.1％上昇📈、円クロスを背景にドル高が進んだ

• 金：　0.2％下落📉、4週間ぶりの週間下落📉で取引を終えた

• ビットコイン先物：　0.7％下落📉、6万9000ドルを割り込み、今週は下落📉

• WTI原油：　0.3％の下落📉で終わったが、それでも週足では4％上昇📈

今週の🇺🇸経済指標発表
（日本時間）

✅3/12(火)

21:30
★★★　コアCPI (前月比) (2月)
🔘結果：0.4%　🔘予想：0.3%　🔘前回：0.4%
★★★　コアCPI (前年比) (2月)
🔘結果：3.8%　🔘予想：3.7%　🔘前回：3.9%
★★★　CPI (前年比) (2月)
🔘結果：3.2%　🔘予想：3.1%　🔘前回：3.1%
★★★　CPI (前月比) (2月)0.4%
🔘結果：0.4%　🔘予想：0.4%　🔘前回：0.3%
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前月に続き、市場予想を上回る伸びとなった。

✅3/14(木)

22:30
★★★　失業保険申請件数
🔘結果：209K　🔘予想：218K　🔘前回：210K
★★☆　失業保険継続申請件数
🔘結果：1,811K　🔘予想：1,900K　🔘前回：1,794K

21:30
★★★　コアPPI (前月比) (2月)
🔘結果：0.3%　🔘予想：0.2%　🔘前回：0.5%
★★★　PPI(前月比) (2月)
🔘結果：0.6%　🔘予想：0.3%　🔘前回：0.3%
市場予想を上回る伸びを示し、６カ月ぶりの大幅上昇
燃料や食品価格が上昇し、インフレの高止まりを新たに示唆
生産者レベルでの価格圧力の高まりは、インフレとの闘いでさらなる進展を目指す米金融当局者にとって、道のりが平たんでないことを示している

★★★　コア小売売上高 (前月比) (2月)
🔘結果：0.3%　🔘予想：0.5%　🔘前回：-0.8%
★★★　小売売上高 (前月比) (2月)
🔘結果：0.6%　🔘予想：0.8%　🔘前回：-1.1%
予想を下回る伸びにとどまり、前月は下方修正された。個人消費の底堅さに対する懸念が浮き彫り

23:00
★★☆　企業在庫（前月比） (1月)
🔘結果：0.0%　🔘予想：0.2%　🔘前回：0.3%
★★☆　小売業在庫（自動車を除く） (1月)
🔘結果：0.3%　🔘予想：0.3%　🔘前回：0.4%

✅3/15(金)

21:30
★★☆　ニューヨーク連銀製造業景気指数 (3月)
🔘結果：-20.90　🔘予想：-7.00　🔘前回：-2.40
市場が予想していた以上に落ち込んだ。受注と出荷、雇用の指数がいずれも低下した。一方、製造業者はコスト上昇分の製品価格への転嫁に引き続き自信を持っていることが示唆

22:15
★★☆　鉱工業生産 (前年比) (2月)
🔘結果：-0.23%　🔘前回：-0.31%
★★☆　鉱工業生産 (前月比) (2月)
🔘結果：0.1%　🔘予想：0.0%　🔘前回：-0.5%

23:00
★★☆　ミシガン大学期待インフレ率 (3月)
🔘結果：3.0%　🔘予想：3.1%　🔘前回：3.0%
★★☆　ミシガン5年インフレ予測 (3月)
🔘結果：2.9%　🔘予想：2.9%　🔘前回：2.9%
★★☆　ミシガン消費者信頼感見込み最終 (3月)
🔘結果：74.6　🔘予想：75.1　🔘前回：75.2
★★☆　ミシガン大学消費者信頼感指数 (3月)
🔘結果：76.5　🔘予想：77.1　🔘前回：76.9

決算情報

今週の決算カレンダーは、ハイテクと小売が依然として最も注目
ハイテク関連ではORCL、ADM、ADBE、小売関連ではKSS、ONON、DLTR、WOOF、WSM、DG、DKSなどが注目

第1四半期決算シーズン開始まであと1ヵ月強
FactSetによると、S&P500の第1四半期収益は3.4％増と予想されている
これは年初の5.6％増から減少しているものの、ボトムアップ・コンセンサスの2.2％減は、5年平均の-3.7％減、10年平均の-3.4％減を上回っている。

Pick Up Earnings