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シェア歓迎:「ともに生きることば」アルツハイマー月間企画

9月は世界アルツハイマー月間。

https://www.mhlw.go.jp/.../bunya/alzheimerday2023.html

この月を通じて『ともに生きることば』の内容の要約、いただいたコメント・感想を紹介していきたいと思います。

本日の『ともに生きることば』は《これまでの習慣》

☆《これまでの習慣》の紹介☆

本人の暮らす環境を整える中で、これまで慣れ親しんできたことが続けられなくなると、自分らしい暮らしを送ることができなくなってしまいます。

そこで、これまで慣れ親しんできた生活習慣をできるだけ保てるようにし、本人が居心地のよい場所だと心からと思えるような場をつくります。

たとえば、布団で寝ることに慣れ親しんできた人であれば、これまで本人が使っていた布団を持ち込んで使えるようにします。もし、体の具合などからベッドで寝る必要があるとしても、ベッドの上に布団を敷くなどの工夫をします。どのようにしたらこれまでの暮らしに近づいていけるのか、一緒に考えていくとよいでしょう。

☆《これまでの習慣》へのコメント・感想☆

みなさんは《これまでの習慣》の内容を読んでどのようなこと思いましたか?以下のフォームから寄せられたコメント・感想を紹介します

​​これまでの習慣。本人やご家族さんから
話を聞いていても、施設入居した途端にできなくなることが多いなと感じます。同じようにできないからやらない。ではなく、その中からできることを探して実践することを諦めないでやらなきゃないな。と感じました。

(40代・女性・介護職)

これまで自分が実践してきたことがこのページに書いてあるなと思いました。ただ、認知症を持つ人にとっては、進行具合と入所してまもない時などには、馴染みのある大切なものが見知らぬ場所になぜあるのかと混乱を招く時もありました。やはり、その人との信頼関係を築くことが重要で、「あなたがいるなら」「あなたが言うなら」という関係性から「ともに生きる」場所を作っていくべきなんだろうなと感じました。
物で上手くいかなかったことはありますが、その人のこれまでの生活習慣を継続することは重要だと思います。施設の都合で日中に入浴してもらうことがありますが、夕食後、寝る前、または朝からなど、その人の習慣に合わせることで上手く入浴してもらうことが出来ます。

(40代・男性・介護職)

訪問看護の場合、利用者さんが暮らしているのは紛れもなくご自身の家です。心身の変化によってこれまでの習慣は少しずつできなくなっていることが多いですが、自分の家で暮らしているということは、それだけで安心感を得られている状況だと思います。
やむを得ず家を離れ、別の場所で暮らすことになった時には、家での状況をよく知っている家族、訪問看護師、ケアマネなどが引き継ぎ、受け入れる側も配慮していくことが理想かと思います。ですが多くの場合、形式の決まっているサマリーを1枚渡す、サマリーに目を通すものの、なかなか日々の生活には反映できていないと思います。
介護の現場でこの本の考え方や実践が広まっていくことで、ケアの質が上がっていくんだろうなと思いました。

(30代・女性・訪問看護師)​

☆皆さんのコメントお待ちしております☆

他の人の感想を読んでどうでしたか?
何か思うことがあれば、以下のフォームから、感じたことを書いていただきたいです。全ての項目ではなく、書けるもので大丈夫です。

☆「ともに生きることば」とは☆

『ともに生きることば』とは、「ケアする人/される人」という関係性ではなく「ともに生きる」という関係性をつくるためのケアのあり方や、地域に根ざした場のつくり方、最期までそばに居続けるための関係性のつくり方を30の「ことば」で言語化したものです。

・『ともに生きることば:高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』(金子 智紀, 井庭 崇 著)

・「ともに生きることばカード:ケアと場づくりのヒント」(クリエイティブシフト)


☆《これまでの習慣》を紹介したインスタグラムの投稿☆


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