慶應SFC

比較体制論

見たままを書く。これは結構難しい。対象への知識もなく、仮説も持たず、方法論もなしに見たって、見えやしない。何を見たのかさえ説明できない。いきなりフィールドに行っても右往左往するだけ。もちろん行かないより行った方が良いけど。

だから大学の講義は、地域研究系の講義と比較体制研究系の講義はセットとして位置付けられている。地域を深く理解するために、それを助ける仮説や方法論を手に入れる。分析の道具を手に入

もっとみる

総合政策学部と環境情報学部

慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)には総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部、大学院政策・メディア研究科、大学院健康マネジメント研究科の3学部2研究科が存在する。

このうち、最初にできた総合政策学部と環境情報学部は「双子の学部」といわれることが多い。本来、この二つが狙うところは全く違うはずなのだが、カリキュラムは相互乗り入れしている部分が大きく、どちらの学部にいてもほぼ同じ内容の授業が

もっとみる

公聴会報告

先日、博士課程に在籍している大学院生が公聴会報告を終えた。博士号を取得するまでに学生は、研究科に所属している教員のまえで、5回の研究報告をしなければならない。公聴会報告とは最終試験といわれる5回目の報告の一歩手前だ。

今日は、この学生と最終試験に向けての作戦会議を開いた。留学生である彼は、仕事の関係で、間もなく南の国に帰る。日本で会うのは、今日が最後かもしれない。博士論文の執筆とは指導教員と学生

もっとみる

博士論文最終試験

大学院生の博士論文の最終試験を行った。自分が試験を受けるチャンスは人生に普通は一度しかない。二つ、三つと博士号が欲しい人もいるかもしれないが、そのためのプロセスにかかる時間と手間とお金を考えたら少数派だろう。しかし、大学教員という立場だと、大学院生たちの試験に立ち会うチャンスが何度もある。

博士論文はオリジナリティが求められるから、それぞれ個性がある。今日の大学院生は在学期限に近づいてきていて、

もっとみる

恩師に捧げる

日経の交遊抄という名物コーナーがあって、そこで恩師、榊原清則の話をしました。

 記事でも触れましたが、先生はゼミの学生たちが大企業に行こうものなら「君たちはそんなリスクを取らない人生で良いのかね」とガッカリした顔をし、学生ベンチャーをやっていた僕らを「やるじゃないか」と褒めてくれるような、イノベーション愛の激しい、相当風変わりな先生でした。

 彼は学生にイノベーションと挑戦の重要性を語るだけで

もっとみる
スキありがとうございます!よろしければTwitter等フォロー下さい!
10

恋愛ゲーム作り始めました。

あ〜〜〜〜〜大学を舞台に、知的なイケメンと、知的な会話をしながら恋できる乙女ゲームがやりたいな〜〜〜!!!そう思ったのが、大学受験が終わってすぐの今年の3月。しかし、調べてもそんな乙ゲーは存在していなかった。そして、じゃあ作っちゃえ!とこの恋愛ゲーム制作を始めたのが4月。

※現在はα版を公開しています!!是非↓から遊んでください!

これまではゲーム制作に縁も所縁もなかった完全なる初心者で、コー

もっとみる

「目次」は資料全体の構成とセットでデザインを考える

前回(だいぶ空いてしまいました...てか空き過ぎ御免)の表紙デザインに続き、今回は「目次」のページをどのようにデザインしていくか、のお話です。

目次のデザインは、"What"と"How"で分けて考える

先にお話ししておくと、例えば学校課題のレポートや卒業論文、企画書、提案書の類は、目次を考えることに多くの時間を割いてから、本編の執筆に入ることを推奨しています。

目次の"What"とは、「各ペ

もっとみる

平成最後の徹夜を終えて

ただの雑談です。

昨日から徹夜で、やや大きいお金の動く、とある企画書を書き上げていた。さきほど先方にメールし、一段落。

徹夜なんて非効率で、絶対しない方が良いに決まってるし、「徹夜しちゃって〜」みたいな言動が「痛い」ことだって、10年以上前にわかってる。あと太るし。

ただ、もしかしたら今回の「徹夜」は、やや平成の惜別のような気持ちにもさせてくれるものだった、と言えるのかもしれない。

ぼくは

もっとみる

祝A&T10周年 -SFCにおける僕とA&Tという活動のはじまり-

僕が慶応SFCに入った年に始まったA&T、それから10年が経った。今僕はMITメディアラボという場所で、楽しく(最近は沢山頭も抱えながら)研究をしている。運よくこんな素晴らしい環境で研究・創作活動に取り組めているが、A&Tでの経験は確実に僕のものを作る人としての土台を形成した。(中垣の経歴・研究についてはこちらから。)

田島さんのA&Tの一年目を振り返るnoteを読んで、当時の活動がとても懐かし

もっとみる

【リポート】慶応SFC_ORF2018

母校・慶応SFC(湘南藤沢キャンパス)の「オープンリサーチフォーラム」へ行ってきた。東京ミッドタウンで11/22-23開催。いわゆる各ゼミの研究発表会だ。

“次の次の社会”で求められるモノやサービスのヒントが毎年詰まっている。
固い言葉でいうと「学際」、端的に言うと「型にハマるな」というスピリットがSFCの理念。
卒業して年々老化する脳みそをわずかでもほぐしてくれる場となっている。

今年も多く

もっとみる