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緒方 海斗 Kaito Ogata
2023年3月30日 15:25
朝7時、一本の電話の音に起きる。お世話になっている方からだ。お世話になっている方「おはよう。実はね、僕が今やっている事業でコンドミニアムのプロジェクトがあるんよ。日本企業がフロア買いして今リノベーションしてる最中で、もうすぐ完成する。そのコンドミニアムの稼働率を100パーセントにするプロジェクトをやってみる?」突然のランクSクラス級のオファーに戸惑いを隠せない。そのような大役自
2023年3月30日 15:17
久しぶりにプレゼン資料を作った(笑)久しぶりすぎて色々忘れていたが、基本をしっかり、要点がまとまっていたらなんてことない。が、一応心配なので、ホテルオーナーにプレゼンを打つ前に、ホテル内で唯一の理解者で長期滞在しているアメリカ人のお客さんとお世話になっている方にリハーサルした。2人の反応は上々だ。よし、抜かりない。ホテルオーナーに会いに行く。ホテルに付加価値をつけるため
2023年3月30日 15:09
ネット集客始めてから1週間。予約が続々と入り始めている。自分でも信じられないくらいに。予約サイトには、エアコンを入れてきれいにしたフロアの7部屋のみしか売りに出していない。予約会社に登録してから、様々な戦略と周辺ホテルとのネット上での差別化を図り、トライアンドエラーを繰り返しながら、なんとか内部抗争が終結する前に予約サイトからの予約を受けることに成功。予約のお客様は全て自
2023年3月30日 14:19
自分とフロントスタッフとの仲は険悪だ。いちいちムカつくけど、放っておく。もう内部抗争に関わるのはやめた。今はただ目の前の仕事に集中するだけだ。不毛なことに関わらなくなってから、不思議と心が楽だ。バングラディッシュ人はホテルマンとしては最悪だ。何しろお客さんの前で急に怒鳴ったり、気に入らなかったら「出ていけ!」とか平気で言うし、そこら中につばを吐く。おまけに自分がお客さんと
2023年3月30日 14:08
泣いた。自分が泣くことなんて滅多にない。この時ばかりは涙が枯れるまで泣いた。遡ること数時間、の要求通り、お世話になっている方に連絡を取る。ホテルオーナーが”カイトのお世話になっている方”と話をしたいと言った後、お世話になっている方に会って事情を説明した。お世話になっている方からは、「君は正しい。が、こんな内部抗争で君が倒れたら、このホテルも潰れる。目的はこのホテルの立て
2023年3月30日 16:59
その日から、見方がすべて変わった。宣教師が武器を持たない農民を立ち上がらせて、領主に戦いを仕掛ける。全く愚かな行為だ。そんなことにも気づかなかった。ホテルの立て直し。それがゲームのクリア条件だ。オーナーからの信頼なくして、ホテルの立て直しはおろか、この先生き残ることはできない。スタッフとオーナーの内部抗争なんて不毛な戦いだ。首を突っ込まない。であれば、ホテルの立て直しをしつつ
2023年3月30日 13:42
カイト「Good morning」昨日の激怒したスタッフ「・・・」無視だ。お金をネコババして激怒されたと思い込んでいるのだから当然だ。気にしない。昨日あれだけ説明した。とりあえずいつも通り清掃をする。汗をかいたのでシャワーを浴びる。浴びながら考える。何が原因で、思うように進められないのか。どのような方法をとれば自分の思い通りに進められる?彼らは、自分の思い描くホテル
2021年9月22日 13:28
今日とうとう激おこぷんぷん丸になってしまった。ホテルオーナーのところに行く。カイト「今から、あなたの奥さんと親戚と一緒に話をしよう。」彼は「わかった。呼んでくる」と言って去っていった。彼らが集まっているであろうところに行くと、親戚”は”いた。が奥さんはいない。しかもなぜかフロントにいつもいるスタッフがテーブルについていた。カイト「奥さんはどうしたんですか?なぜ彼がここにいるの?
2021年9月17日 18:42
そろそろスタッフの給料日だ。スタッフは全くもらってないと言っている。この前ホテルオーナーと話をした時は、「給料をちゃんと払っている。そこまで言うなら、カイトに給料システムは全て任せ、お金を全て預けるから、カイトから彼らに直接渡してくれ」と言っていた。これで、スタッフのモチベーションを維持することができる!と思っていた。が、そろそろ給料日。彼からそのことについて何の音沙
2021年9月16日 10:19
オーナーサイドの横暴ぶりが前にも増してさらにひどくなった。ホテルが続行されると決まってからだ。勝手にライトを買ってきてはスタッフにいたるところにつけさせていた。いつも座ってスマホいじっている親戚や自分よりも若いホテルオーナーの奥さんは、自分が指示したスタッフに、塗り替えるように別の指示を与え続ける。なんの相談もない。何度も何度も話しをした。組織の中でボスが何人もいて、それぞ
2021年9月15日 13:05
終わったんだ。誰もがそう思ったはず。そして誰もが、この後続く展開を予想だにしなかっただろう…。翌朝、7時半に目が覚める。いつもの掃除をしたり、朝食を出したり、朝の音が聞こえない。まさか、もうみんないなくなってしまったのか!?ベッドから飛び起きて、下に向かう。いや、普通にいたよ。ただ、静かに引っ越し作業をしていただけだった。とりあえず、みんながまだいたことに安心して部屋
2021年9月14日 17:22
今日が最後の日だ。日本人として、最後の最後までいつもどおりに仕事をして、日本人って最後までちゃんと働くんだ〜😲 というのを見せつけてやるぞ❗️といつも通り、仕事をしていた。ホテルオーナーがバイクに乗ってくる。ホテルオーナー「カイト、行くぞ!」カイト「どこにですか?」ホテルオーナー「ショッピングモールだ」モールに着く。並べ過ぎや!、(笑)モールの中はどのお店
2021年9月14日 13:44
建物大家から退去命令が出てから数日が経つ。色々な噂を聞く。・新しい借り手が見つかったらしい。・建物大家の娘の旦那が、引き継ぐ。・日本人のマネージャーが入って来たから、 建物大家がこのままホテルがうまくいきそうだと考え、 家賃引き上げのために鎌をかけた。・いや実は自分のホテルがうまく行ってないのに、 今貸しているホテルの運営がうまくいきそうだと思って、 嫉妬して追い出そうと考えた。
2021年9月13日 21:59
あれ以来、裸の王様と話していない。話したくないみたいだ。彼の側近でいつも座ってスマホいじっている親戚は最近いつもくっついて回っている。王様の相談相手は彼だけのようだ。裸の王様は良い人だ。彼はもともとインディアンレストランのシェフで彼の3店舗あるレストランのメニュー全ては彼が作ったという。正直にいうと、美味しい。3週間弱、カレーとナンが主食だったが、それでも全然平気だった。毎日3食こ