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モノも人も使い捨てのような世の中だから

おはようございます。音楽家、チューバ奏者、指揮者、金管バンドディレクターの河野一之です。

気温の変化にやられそうですが、筋トレ睡眠散歩で頑張ってる河野です。
あっ、新しい写真を撮っていただきました!↑

以下お知らせが続きますが、めんどい方は目次から本題へお飛びください。


お知らせ

RBBで一緒に音楽作りませんか!?河野とTeam RBBと激アツな舞台を作りましょう!詳細はチラシをクリックか以下URLより

https://riverside2000.wixsite.com/offical/%E5%9B%A3%E5%93%A1%E5%8B%9F%E9%9B%86

Nexus 28thコンサートが11月に開催!
アジア初演のRem-Scapesにトロンボーンソロでお送りするAll I ask of Youなどなど激アツです!ひたちなか文化会館大ホールで河野と握手!

なんでやねん王国の素晴らしいバンドの一つIBEのブラスバンド体験会とコンサートが11月12月と迫っています!ぜひお越しください!


バンズマンな河野がガチで吹くオーケストラ!
大阪でロマンシングサーガ特集です!

その他出演情報は河野企画各種SNSアカウントより

https://twitter.com/projectkouno

出演情報11月版

11/1(水)金管バンド指導法研究会 埼玉
11/6(月)えばたんち参戦 大阪
11/12(日) IBE 大阪
11/19(土) ロマサガオケ 大阪
11/23(祝木) Nexus 茨城
11/26(日) ソロ 千葉
12/23(土) IBE 大阪
12/24(日) RBB 東京
1/20(土) BiR 14th 埼玉

モノも人も使い捨てのような世の中だから

先日とある学校でのご指導終わり、先生とお話をしている中、ご質問がありました。

「河野先生たち音楽家の方々は、もしご指導されている学校の先生が異動になった場合はどうなるんですか?」

いい質問だなと思いました。ここ結構ブラックボックスですよね?いろいろなパターンがあると思いますが、僕の経験上答えはこうでした。

「異動される先生のお引き継ぎでそのまま指導の継続ができるパターンはごく稀で、その先生からの連絡でその学校での指導が終わるというパターンか、突然新年度から連絡が来なくなるかの2択でしょうか」

先生は若干引き攣った顔をしつつ、大変ですねという返答でその話は終わりました。

よくあることなのであまり気にしたことはありませんが、良くも悪くも一期一会な業界でもあり、幸いなことに僕は10年以上関わらせていただいている方々や現場もあるのでありがたいことです。

一期一会

なので、僕は音楽の仕事で関わらせて頂く方々は全て一期一会だと思って関わらせてもらっています。

ちょうど僕が小学生ぐらいでしょうか、10代の頃ぐらいから100円ショップというものができはじめました。

さらに雇用制度の中にも派遣法というのが1985年に制定され現在も存在しています。

世の中のものがより安く、より便利になったおかげで多くの選択肢が生まれ、幅広い年齢や所得層がいろいろなことをできるようになりました。しかし、良い面があれば悪い面があるのと同様に、より安価なものが増えたおかげで使い捨てゴミが増えたり、人間でさえ使い捨てのように利用されることも増えました。

僕たち音楽家もご縁を頂戴しご指導をさせていただいたり、演奏の機会を頂いたりすることがあっても、”その次”があるとは限りません。

良い演奏やコミュニケーションが取れなければ次はありませんし、そもそも単発の場合もあります。先述した教育機関系であれば生徒たちの卒業、先生方のご異動、また学校の体制の変化によって単発であろうとこれまで何年もお世話になっていた関係であろうと容易にその関係は終焉を迎えます。

僕は、これらのことを社会の変化=進化につながることなので仕方ないと思っています。変化なくして進化はありません。また僕自身が一つのところに執着しずっと同じことをしていては退化しますし、業界の中の流動性が減ります。

なので何を言いたいのかというと、このように変化は当たり前の社会で、使い捨てのように消費されることもある僕たち音楽家だからこそ、そのような中でも

ご縁を頂戴し、今目の前にいてくださる方々を大切にしましょう。

ということです。

一期一会で使い捨てのようになるのは僕らの業界では仕方ありません。なぜならそうしたくないとご縁をくださる方々が思ってもタイミング的にそうならざるを得ないことの方が多いからです。(異動や進学、転勤)

なので、少しでもその時その瞬間ご縁をいただくことができた人々との縁を大切に、その方々との時間を一期一会のかけがえのないものとして大事にしていくことしかできません。

そして、そうしていく中で狭い日本、さらに音楽業界ですのでまた再会をした時に心から再会を喜べるようなそんな時間にするようベストを尽くすべきなのです。

その時その瞬間お別れがあったとしても、そこに執着をするのではなく、その前からその方々との時間をかけがえのないものとして大切にしていればいっ時の別れなど大したことではありません。

モノもそうですが、1番大切にしなければならないのは何よりも人との関係性です。

「どうせ新年度になったらお別れだから」という気持ちではなく、今いただいている時間にベストを尽くし、その良い時間やご縁がより広がって良い関係性の輪が広がるようにするのです。

そんなことを改めて思い返すことができた会話でした。

日本は新年度まで残り5ヶ月、英国では新年度が始まって早く2ヶ月

目の前にいるご縁を与えてくださった方々を大事にしましょう。きっとまた会えた時により素晴らしい再会となるはずです。

自戒を込めて

Thank you

Kazz

https://kazuyukikouno.wixsite.com/bassjunkie


サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。