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⑫2014年10月北京で出産するまで


2014年4月に北京入りし、すぐに妊娠発覚、そして6月に結婚式を挙げつつ、その後タイのサムイ島へ新婚旅行へ。

とにかく今振り返るとドタバタだったが、おそらく一番ドタバタだったのは出産だと思う。

今回はそのことについて書きたいと思います。


病院にかかるまで

妊娠発覚した2014年は午年で、中国では午年は人気らしく狙ってその年に出産する人も多く、そのため病院はすでにいっぱいの状態で、どこで診てもらうかを北京人旦那が友人のネットワークを使い調べてくれた。

①外資系の病院は人気が高く(費用も高い)すでに新規で患者さんは受付られない。
万が一緊急で対応しなければならないことが起こった際には、現地の病院に搬送される可能性がある。
2014年当時で出産のみで最低10万元〜

②国際部のある現地の病院
国際部と言っても外国人のみ対応している開けではなく、少しでも人数が少なく早く診てもらいたいという中国人の方もいらっしゃる所。
万が一何か起こっても全てこの病院で対応できる。

③現地の私立の病院
個人経営の中規模の病院。
出産後の坐月子(母親の 1ヶ月の静養+赤ちゃんのお世話)まで付いているタイプ。
万が一何か起こった場合でも対応できるとは言っていた。
費用は2014年当時で最低5万元〜


この3つの中から選ぶことになったのだが、②の現地の国際部のある中日友好病院に、ちょうど北京人旦那の知り合いの知り合いの看護師さんが働いているということで、そこはコネを利用してなんとか先生に診てもらえる事になった。
費用面でも他の病院に比べると良心的でとても助かった。


検診

中国の産婦人科の先生は女性の先生のみで、基本的に診察室には男性は入室できない。
そのはずだが、診察室のドアは閉めているものの順番待ちの人や、ちょっと質問があるんだかなんだかわからない人が急に診察室に横入りしてきて、プライバシーはほぼなかった。
最初はやだなあと思っていたが、不思議と何度か同じことがあると慣れてしまうもので気にならなくなった。

そして、中国の病院は診察が全て終わってからまとめて会計ということはほぼない。

診察してもらうためのお費用支払い
      ↓
      診察
      ↓
    検査費用支払い
      ↓
      検査

といった具合で、1人で病院に行った際はいちいち支払いのために遠い支払い窓口や検査室まで行かなければならず不便だなとよく思っていた。

最初の頃は何で妊婦さん1人の診察なのに他の親族4〜5人も来ているんだろう?と疑問だったが、病院に行くなら最低でも誰か1人は付き添ってもらうべきだと今なら思う。

1度1人で検診に行った際は先生や看護師さんから「旦那はどうした?!」「なんで1人で来たんだ!」とかなり心配されたが、当時の私の感覚では全く理解できなかった。


赤ちゃんの性別

中国は基本的に出産まで性別を教えてもらえないため、中国人のママ友から「洋服の色は何色を準備すればいいか?」などを先生に聞いて教えてもらったり…なんて話も聞いたことがある。
ただやはり基本的に教えてくれないことがほとんどだそう。

外国人は出産前でも教えてもらえるらしいと噂で聞き、先生に聞いてみたが話題を変えられて教えてもらえなかった。

そのためまた北京人旦那の知り合いにお願いして、別の現地の病院で性別を診てくれる人を紹介してもらった。

こちらの病院でササッと診てもらい、男の子であることが判明。

北京人旦那と義父は元気なら性別はどちらでもと言っていたが、男の子とわかった瞬間に旦那は子供のように泣き、そのまま義父に電話連絡。
そして義父も相当嬉しかったのか電話越しにすすり泣きしているのが聞こえ、そのままお祝いするために枝豆を買いに行ったとあとで義母から聞いた。


次回は破水するところから書きたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。









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