見出し画像

初春の越後旅

今回は写真を多く使って書きました。


最初に

今日(3月16日)、鉄道各社でダイヤ改正が行われた。北陸新幹線もついに無意味に敦賀まで延伸した。(従来と所要時間は30分程度しか変わりませんよ)
そんな流れを見て、私も何処かへ行かなくてはいけない、そう思い立ち出かけた時の記録。

9:23 長野駅発 北しなの線

115系 妙高高原駅行き

しなの鉄道に乗り込み、まずは妙高高原を目指した。豊野を出ると、随分と山がちに景色が変わってくる。牟礼周辺ですっかり雪景色に変わった。
車両はずいぶんガタガタする。まあ、それもアジということで。

10:08 妙高高原駅着 乗り換え

そういえば、昨年5月も同じような行程で訪れたなあと思い返す。

えちごトキめき鉄道のお得パス、「トキ鉄ツアーパス」を買う。妙高はねうまライン(妙高駅-直江津駅)、日本海ひすいライン(直江津駅-市振駅)が2000円で乗り放題という非常にお得な切符だ。

トキ鉄ツアーパス

10:13 妙高高原駅発 妙高はねうまライン

はねうまライン

二本木駅でスイッチバックがある。北新井駅を出ると、進行方向左側に雄大な山々が見えてくる。

車窓から

妙高はねうまラインは、妙高高原から直江津の都市部に走っているので車窓も変化に富んでいて面白い。

高田付近

上越妙高駅で駆け込み乗車があって、列車が緊急停止。その乗客を乗せ、気を取り直して出発。車内では、おばあさん二人が肉と魚について話し合っている。私は肉を食べない、だとか魚はシシャモが好きだとか大声でしゃべっていた。

11:09 直江津駅着・乗り換え

直江津駅
新潟県鉄道発祥の地

今回もどのようなルートで行くか決めてこなかった。直江津まで来てこの後どうしようか迷う。が、トキ鉄パスを買ってしまったからには、日本海ひすいラインにも乗車せざるを得ない。元を取るためである。
これも昨年5月とまったく同様、12時台の日本海ひすいラインに乗車するため、少し直江津駅をブラブラする。
海に近いので若干の潮風を感じる。風はまだ冷たい。照り付ける太陽はかなり暖かい。

昨年行き詰ってた時、ここにたどり着いた。あれから約1年。つい昨日のようだけど自分自身、随分変わったと思う
直江津の町
錆色の道路

駅に戻り、構内を見て回る。直江津駅はホームに学生用自習室がある。面白い取り組みをしている。

ホームにある自習室

キオスクで昼飯にサンドウィッチを買った。恐らく市振駅周辺に食堂はないだろうと見込んだからである。

12:14 直江津駅発 日本海ひすいライン

日本海ひすいラインは、ずっと私が推している素晴らしい列車である。路線の3分の1はトンネル区間だが、あとの車窓は日本海のすぐそばを通る。旧国鉄(JR)北陸本線でもある。
車内ではずいぶん楽しそうに宴会が繰り広げられている。こういう雰囲気、結構良い。

車窓から
車窓から
車窓から

日本海は青々としていて美しい。

13:28 市振駅着

市振駅にて
市振駅にて

新潟県最西端の駅にやってきた。これまたとんでもない駅に来てしまったな…と思ったが直江津へ戻る列車は20分後。全然滞在時間がなかった。

駅構内に遮断機がある面白いつくり
市振観光案内図 歴史を感じる
昔ながらの窓口 今は営業していない
駅のホーム

駅周辺も少し歩いてみる。

恐ろしい看板
高台から眺める市振駅
海辺の町。遠くて港までは行かれなかった。
市振駅全容

トイレに入ったのだが尋常じゃないほど男子小便器が小さい。親不知駅のトイレもまあまあであったが、ここはそれを超えてきた。半径15センチくらい。私の今までのトイレ経験の中で最も小さい。思わず、「小さっ」と声を出してしまったほどだ。様子をお見せできないのが本当に残念である。トイレは列車の中で行くことをお勧めします。

看板
JR時代の名残

私のほかに、祖父と孫と思われる人がいた。孫が出かけてしまうようで、二人でいろいろ話していた。こんなに田舎の駅にも出会いと別れがある。。。当然のことだけど、駅ってやっぱり良い場所だよなあとしみじみしてしまった。

13:59 市振駅発 日本海ひすいライン

直江津行きのひすいライン

満席だったので糸魚川までは立ちで行く。
えちごトキめき鉄道では、車掌による切符確認が行われる。ICカードが普及した今では、なかなか見られない光景。なんだか懐かしくなる。

車 内
「生地(きじ)」かと思ったら「生地(いくじ)」だった。ローマ字は助かる。
車窓から

2か月前にあの大地震で大変な状況になっていたとは信じられない。

車窓から

こうやって、海をじっくり見ながら鉄道で進むのは本当に気分が良い。新幹線は目的地に早く着くけれど、その分犠牲にすることも多い。ローカル線でのんびり旅をするのも良いものだ。

車窓から。日本海は本当に美しい
車窓から

私が本当に大好きな路線。もう一往復、二往復、三往復しても楽しめる。車内も雰囲気が良い。それは、えちごトキめき鉄道という社の鉄道運転への姿勢がとても良いのだと思う。

15:03 直江津駅着 

直江津駅に帰ってきた。日本海ひすいラインは素晴らしいものがある。ぜひ、一度は乗っていただきたい路線だ。トンネルが多いけど、トンネル以外のところは絶景ですよ。

直江津探訪

時間ができたので直江津を少しブラブラする。

豪華客船をイメージした直江津駅舎
よくわからない銅像

直江津はずいぶん昭和な街。街全体がさび色なのがアクセントとなっている。

街の様子
標語 「パパ」じゃなくても良い気がするが・・・
古い食堂
海辺に出た

直江津の海は、長野県民(北信)にとってリゾート地である。毎年夏ごろに、直江津の海は長野県民であふれかえっている。

直江津の海
夕日がきれいだろう
直江津の「三越」
花のきよかわ フォントがすごい
こうしている間に直江津駅に戻ってきた

街全体が錆びているけれどそれがまた良い。潮風を感じながらのんびりと歩く。昔ながらの感じがそのまま残っている。またブラブラ歩きたいと思う。

16:03 直江津駅発 妙高はねうまライン

妙高はねうまライン

一駅乗って春日山という駅で降りてみる。

16:07 春日山駅着

上越市役所最寄り駅だという春日山駅。上杉謙信公のお膝元としても有名だ。

駅舎周辺

駅周辺には大きな道が走っている。春日山までは遠くて行くことができなかった。

16:38 直江津駅発 妙高はねうまライン

乗車率は低め。上越妙高を過ぎたあたりから車両に人がいなくなったのでよく撮影できた。

車窓から
車窓から
車窓から
とても美しい

17:25 妙高高原駅着 乗り換え

妙高高原駅に着いた。隣のホームに待機しているしなの鉄道に乗り換える。

妙高高原駅にて
妙高高原駅にて

17:35 妙高高原駅発 北しなの線

北しなの線

非常に乗車率が低かったが、牟礼あたりから結構乗ってきた。しばらく進むと「豊野」と聞こえてきて、ついに帰ってきてしまったか。。。と思う。

車窓から

18:22 長野駅着 

これにて私の越後散策は終了した。旅の終わりはさみしいものである。また、えちごトキめき鉄道乗りたい。日本海の景色をうっとり見たい。

最後に

今回の移動ではお得切符を使った。
・しなの鉄道 北しなのフリーパス 1220円
通常運賃 長野駅-妙高高原駅往復1700円なので480円オトク。
・えちごトキめき鉄道 冬季限定トキパス 2000円
通常運賃 妙高高原駅-直江津駅往復1800円
直江津駅-市振駅往復2620円なので2420円オトク。
合計で2900円オトクだった。
各社様、フリー切符、ありがとうございます。





この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?