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自己と他者を解放する—認める喜びと信じる勇気—
許してください 人を、 『許す』 『認める』 『信じる』 というのが大事だね。 もちろん、こういうことを言うと、勘違いしてほしくないのは、その人の行動や言葉を、全面的に認めたり信じたりしろと言っているわけじゃないんだ。 相手の心、あるいは本質を、信じ、認め、許すんだ。 どんな極悪人とかテレビで言われる人だってね、好きでそうなっているわけじゃない。彼らこそ、彼らの魂こそね、どうしたらいいかわからなくてもがいている、哀れむべき我らが友なんだ。 だから人間世界での法律とかはもちろん尊重するとしてもね、心の中で、決して相手を責めたり、憎んだりしちゃけない。許すんだ。そして彼らの心の善なる本質を信じるんだ。彼も母なる神の子の一人であるということを認めるんだ。 なぜ人間は人を責めたがるんだろうか。それは自分の中に隠された罪悪感があるからだね。それが整理されないままに心の奥で腐って残っているから、同様の悪を相手に見つけたとき、相手を責めるんだ。 しかしこういう人は、今度は常にね、自分が今度は責められないかという恐怖にね、潜在意識はいつもびくびくするようになる。これは決して幸福な状態ではないよね。 でも、相手を『許す』『認める』『信じる』ということをしていると、その人はなんとも言えない、広く優しい波動を発するようになる。 たとえばダライ・ラマ法王の東京公演が先日ありましたが、法王は写真を見ただけで、なんだか安らぐ感じがするね。それは彼の、日々の慈愛の実践の結果だと思う。 そしてこういう人はね、もちろん本人も幸せだけど、そこにいるだけで周りの人をも癒すんだ。だから自分自身も周りの人もね、とても恩恵を受けることになる。 多くの人に、そういう人になってほしいね。それは、こういう文章を読んだこと自体が、あなたのカルマだから(笑)、皆さんにはその使命があるのかもしれないからね(笑)。 ところで、他人を許せない人は、その前に自分を許せていないからだという話があります。これも真実だと思います。だからそういう人はまずその前に懺悔の修行をしてね、心の中に神や仏陀を思い描き、自分の過去の悪を懺悔することで、心の整理をするといいですね。 ――SRI SHAVARI
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