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(C34) 内面的なやる気を育てる「モチベーション3点セット」-2 by サイボウズ竹内義晴 (2019.2.8)より抜粋加筆しました。

⑸ 「強いやる気を引き起こす理想」を定義する

サイボウズでは、社員一人ひとりの以下の3つが重なる理想となるよう、成長を支援しています。
①やりたいこと
②できること
③やるべきこと

これを「モチベーション3点セット」と呼んでいます。


⑹「モチベーション3点セット」
①やりたいこと
自分の内面から生じた「やりたいこと」です。

しかし、「やりたいことは何ですか?」と質問されたとき、すぐに答えられないことも多いものです。

また、仮にあったとしても「これが、本当にやりたいことなのか分からない」という場合も少なくありません。

例えば、先ほどの「英語が話せるようになりたい」も、
「これからはグローバルの時代だ」「英語ぐらい話せたほうがいい」などの理由で、
「英語、話せるようにならないとな」
「話せるようになりたいな」のように、
「やりたいこと」を設定する場合も多いものです。


しかし、この場合、「強いやる気を引き起こす理想」にはならないでしょう。

「私はこれをやりたい!」と、内面から思える理想であることが大切です。


②できること
「できること」とは、スキルのことです。

知らないことは学べばいいし、練習すれれば上達します。
仮に今、理想となるスキルが無くても、訓練すれば少しずつ増やすことができます。


③やるべきこと
「やるべきこと」とは、「チームの理想」であり、
「周りから期待されていること」です。


⑺ サイボウズでは、仕事とは以下としています。
「やるべきことを実行すること」

会社というチームに所属している限り、「やるべきこと」は必ず存在するでしょう。

例えば、プログラマーなら、
情報システムの設計や開発、テストなど、チームとして「やるべきこと」や、周囲から「これをやってほしい」と言われていることがあるはずです。

それに対して、自分ができることで実現すること。
それが、プログラマーが会社に所属している際の役割です。


チームの同僚や顧客が「これをやってほしい」と望んでいること(やるべきこと)を、
自分のできることで実現する。

すると、給与としてお金がもらえます。
これが「商売の2点セット」です。


⑻ モチベーションを高めるためには?

「やるべきこと」を「できること」で実行すると、お金がもらえます。
かつ、それが「やりたいこと」だったら一番いいです。

モチベーションを高めるには、以下の3点セットの重なりを増やしていくことを意識します。
①やりたいこと
②できること
③やるべきこと

こうすることでモチベーションを自分でコントロールすることができます。


なかなか
「モチベーション3点セット」の重なりを増やすのは難しいですが、
目標として努力をすることは非常に良いことだと思います。

https://teamwork.cybozu.co.jp/blog/motivation-creation-method.html

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp