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外さないアニメPART7【ブルーロック】サッカー界隈・漫画業界に"革命"を促したストーリー構成


はじめに

まぁ筆者は滅茶苦茶ミーハーなんで、当時ブルーロックのアニメが地上波で放送されてた際にNetflixのおすすめに乗っかって来て「ってもサッカーかぁ」って感じで敬遠してたんですけどPV?で絵心甚八(CV:神谷 浩史さん)というイカれた人物が強烈で「とりあえず1話見てみるかぁ~」からお決まりのパターンでしたね(笑) ↓恐らくこれを当時鑑賞

一瞬でアニメ最新話に追いつき、アニメ終了後気になり具合が異常で速攻で原作の方を"1巻から走破"。みるみるのめり込んで行った印象です…。何というか久しぶりにストーリーが斬新で止まらなくなる系の作品で超面白いです。サッカーは学生時代に滅茶苦茶流行っていてぶっちゃけ日本サッカーへの興味は喪失し、UEFAチャンピオンズリーグに興味深々でピーク時は夜更かしで良く鑑賞していたものです。漫画・アニメ枠で行くと、実はキャプテン翼は完全に見たことがなく、イナズマイレブンの非現実枠からDAYS・シュート!等にハマって、一つ抜けて「GIANT KILLING」が一押しでしたが、ブルーロックはそこに割り込む面白い作品ですね~。では適当に紹介していきますね!

興味ある人は是非こちらもご覧下さいね~(現在63巻好評発売中)

ブルーロックとは?

「ブルーロック」は、「週刊少年マガジン」で2018年から連載中の、金城宗幸氏による人気サッカー漫画で28巻まで発売されているコミックスの累計部数は3000万部を超え、2021年には第45回講談社漫画賞少年部門を受賞。2022年10月からはアニメ1期も放送され、2期および映画の制作も決定しています。日本サッカーに革命をもたらす"世界1のストライカーを育てる"という物語を描いていき、近未来で架空の日本を舞台に、若きサッカー選手たちが自分の考え(エゴ)を貫き通して、各登場人物が全員世界1のストライカーに挑戦していく物語です。(基のポジションが全員FWなのが胆)
物語の中心には、主人公である潔世一(いさぎよいち)をはじめとして、若きサッカー選手たちが次々に登場し、彼らが様々な試練に立ち向かいながら成長していく姿が描かれています。サッカーの技術や戦術だけでなく、友情や努力、チームワークなどもテーマも丁寧に描かれており、結局最後の最後は自分の"エゴ"を全開に点を捥ぎ取る姿が印象的です!!

主人公が監督にこの発言ですよ…(笑)

日本サッカーにおけるストライカー不在の課題とは?

架空とはいえ、正に現在の日本サッカー界に言えることなのでしょうが、絶大敵なストライカー不在という問題です。ストライカー(※フォワードの中でも特にゴールを決める役割を担っている選手)は、チームにとって欠かせない存在であり得点を生み出す重要な役割を担います。しかし、近年の日本サッカー界では、世界レベルのストライカーが不足しているという課題があります。問題の背景には様々な要因が考えられますが、先ずは日本のサッカー文化や指導方法の特性が挙げられます。日本のサッカーは、従来から技術や戦術の向上に重点を置いてきましたが、ストライカーの育成においてはその重要性が十分に認識されていなかったと言われています。結果としてストライカー不在という現象が生じてしまったのです。また、日本のサッカー選手の体格やプレースタイルも影響しています。海外のサッカー選手と比べると、日本人選手の平均身長や体格はやや小柄であり、フィジカルプレーにおいて不利な面があります。そのため、ストライカーとしての競争力を高めるためには、技術や戦術だけでなく、フィジカル面の強化も重要となってきます。
日本のサッカーリーグであるJリーグは、日本のサッカー選手の登竜門としての役割を果たしていますが、世界レベルのストライカーを育てるには、より競争力の高いリーグ環境が求められます。そのためには、クラブやリーグ組織、指導者などが連携し、育成環境の改善に取り組む必要等が考えられます。そして、「ブルーロック」のような作品が、この問題に対する啓発や解決策の示唆を与えることができるかもしれません。

なんか最近好まれる作品の傾向として、非現実的な要素が外れて現実的な内容にスポットを充てる作品が光っているような…。

登場人物全員の"覚醒"を促す物語

「ブルーロック」は、登場人物全員が自身の可能性に目覚め、成長していく物語です。主人公である潔世一をはじめ、様々なキャラクターが自分自身やチームメイトとの関わりの中で成長し夢を追い求めていきます。物語の核となるのは、日本のサッカー界に革命をもたらすことを目指す絵心甚八の挑戦です。絵心甚八は、狂気的な思考回路を持ち、『日本をW杯で優勝させる』ことを目指しており、その目的を果たす為に"最強のストライカー"を育てるというセレクション「青い監獄」を開催し、ブルーロックの総指揮官を務めています。自分の望む世界一のストライカーを見つけ出すためならば手段を選ばない人物ですが、厳しい指導と独特なアプローチによって、彼らは自己の可能性に目覚め、夢に向かって前進していくのです。彼らの覚醒と成長が、読者に感動と勇気を与えるとともに、物語全体の魅力を高めていきます。しかし、単なる主人公の成長だけでなく、物語の中で登場する様々なキャラクターもまた自己の覚醒を遂げています。それぞれが持つ才能や個性を発揮する事で、彼らの覚醒がチームの勝利に繋がり、物語の展開をより鮮やかにしています。逆に主人公たちとの対決を通じて自己の可能性を発見していく描写等も最高です!!

なんかトップがインパクトがあるとぞわぞわしますね(笑)

ブルーロックの魅力的なキャラクターたち

ブルーロックのキャラクターたちは非常に魅力的で、それぞれ個性豊かな性格を持っています。これまで公式に行われた人気投票は2回行われています。今回は2022年に少年マガジン公式漫画アプリ「マガポケ」で行われたキャラクター人気投票の上位3名の紹介します。
※原作ではなくアニメ放映時までの登場人物です。

個人的にCV(島崎信長さん)の力も相成り、筆者は1番好きなキャラクターです。アニメでも見所満載シーンが多数あるので是非ご覧下さい。武器はトラップからの展開力です!
(※トラップとはボールを受けるときに足や胸で止めることです。強いボール、ハイボール、相手選手と競り合い等の悪条件下で如何に行うのかが技術力の求められる点です!)
ガムシャラ感がありつつも、俯瞰して状況を分析して行動に移し、結果を残した瞬間は圧巻です!
武器は以下です。
空間認識能力: 潔は青い監獄に来て最初に会得した能力であり、フィールド全体を俯瞰して見ることができます。これにより、敵や味方の動きを把握し、戦術を立てることが可能になります。
オフ・ザ・ボール: オフ・ザ・ボールとは、ボールを持っていない状態での動きのことです。潔はこの能力を使い、相手の守備をかわしてチャンスを作ることができます。
まぁ主人公の上位互換と言えば簡単な説明になりますね!ここでもCV(内山昂輝)という無茶苦茶好きな声優さんが演じているので嬉しいですね~。凛の特徴としては、冷静さとエゴイストとしての強さが挙げられます。彼は常にクールな態度を崩さず、試合でも絶対的な自信を持ちます。そのため、「俺がゴールを決めて当たり前」というエゴの持ち主として描かれています。 彼の武器としては、"超弩級のキック精度"と"予見力"が挙げられます。彼のシュート技術は常人を圧倒しつつ、予見力を活かして相手の動きを読み切ることができます。この能力を生かしてフィールドを支配し、戦術を展開していきます。

作品の魅力

さていくつか作品から得られる教訓から印象深く、刺さった内容(魅力)を共有していきます!

絶妙なバランス

現実とフィクションの絶妙なバランスが漫画を読む者を魅了します。サッカーのリアルな描写と、一方で独自の世界観を持つキャラクターたちの活躍が見事に融合しています。このリアル感は、サッカーを愛する読者にとって特に魅力的であり、没入感を一層高めていきます。

勝敗に『運』を前面に押し出す所は必見です。こういう歯がゆさは誰しもが抱く瞬間で日常に通ずる点もあったりしますね~

明確な課題にメスを入れる

日本サッカーが直面するフォワード不足という問題に対し、ブルーロックはストライカーの育成という大きな目標に取り組んでいます。デスゲームとサッカーを融合させた非日常的な設定でありながらも、最高のフォワードを目指すプレイヤーから刺激を受け、日本サッカーの未来を夢見る少年たちに大きな影響を与える可能性等も秘めています。

自分(エゴ)を持つ

エゴイスト剝き出しで、勝利のためならば自らの信念を曲げない姿勢など、常識を覆す要素が随所に見られます。このような独自の世界観が、読者に新たな驚きや感動を与えます。潔が自分の武器である空間認識能力を発見し、それをゴールの匂いとして認識する過程は、自己認識と成長の良い例で自身の強みや特性を見つけ、それを活かすことの重要性を示しています。また偶然性ではなく、再現性のある成功が真の価値を持つことを指摘され、潔が自身のゴールの方程式を見つけ、再現性のある成功に向けて自己分析や努力を重ねる描写も泥臭く現実的で良いです!(語彙力)
自己理解を深めることで、より効果的に自己成長や目標達成に向けた行動を取ることができるのではないでしょうか。

絶対に自分で点を決めないと嫌だって思わないとダメとの事。
パスして怒られちゃうからね(笑)

劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-

「劇場版ブルーロック」2024年4月19日公開
ストーリー概要
「めんどくさい」が口グセの高校2年生・凪 誠士郎は、 日々を無気力に生きていた。 W杯優勝を夢見る同級生の御影玲王が、 その才能を見つけだすまでは。 玲王に誘われるがままにサッカーを始めた凪は、 圧倒的なサッカーセンスを発揮。 ある日、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの招待状が届く。 そこで待ち受けていたのは、潔 世一、蜂楽 廻、糸師 凛ら、 全国から集められた選りすぐりのストライカーたちとの出会いだった。 玲王とはじめた世界一ゆめへの挑戦が、 凪天才をまだ見ぬ世界へと連れて行く・・・。 <天才>は見つける者がいて初めてその輪郭を成す――。今、天才ストライカー・凪 誠士郎のエゴが世界をアツくする!!

映画まで約20日間。まだアニメ未鑑賞の方は急いで下さいね!映画PVでNissy × SKY-HIが歌う主題歌「Stormy」が流れていますが既に神曲感が漂いますね(笑) 

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