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【あとがき】映画館でイスを蹴るひとは地獄に落ちます。




今日も暑いですね。


でもね、そんなこと今日はどうでもいいんですよ。


なんたって、明日から夏休み!!!!
目覚ましをかけずに寝られるなんて!!!


以前も少し話しましたが、引っ越し前なので
いつものように海外旅行はなし。

ひたすら引きこもります。



そんな中、タイムリーにGINZA8月号が
[映画&ドラマ 物語のある夏] 特集。(一番好きな雑誌はGINZAです。)


BRUTUSとPOPEYEは、映画特集よく買うけど、
GINZAで映画は珍しいイメージ。

GINZAらしく、ファッションに絡めた企画が楽しかったです。

モデル・俳優・文化人、それぞれの大好きな映画の紹介なんかは
夏休みの参考になりそう!


映画は、もともと好きだけど、
昔から近くにいる友人で映画めちゃめちゃ詳しい人が多かったりで、

「わたし、映画、すきなんすよ。」
ってわざわざ言わないことの方が多いかも。

って、今気づきました。

こだわりとかあんまりないし、

なんか、「映画好き」って公言した時の代償、
「音楽好き」「読書好き」「スポーツ好き」
とかに比べて大きくないか。

こわいよ~ 絡まれたくないよ~~


ちょっとだけ映画好きだぜ。というスタンスで、
好きな映画をいくつか紹介してみます。
(あくまで、まあまあ好きってだけなんだぜ。)

すぐネタバレしちゃうので、
それぞれざっくりと、さわりだけ。


①SURVIVE STYLE 5+


多田琢と関口現。CM業界の巨匠2人がタックを組んだ作品。

5つのストーリーが交差して、
ちょっとずつ話が絡み合う、よくあるオムニバス形式。

1.何度もよみがえる妻と、その妻を殺し続ける男
2.自信過剰なCMプランナーと、人気催眠術師
3.鳥になってしまった父親と、その家族
4.空き巣をして暮らす3人組
5.ロンドンから来た殺し屋と、その通訳

話の内容が全然入ってこないですね。
わかります。
大丈夫です。最後まで観てもよくわかりません。


なのに
それぞれ演じているのが
浅野忠信、小泉今日子、阿部寛、千葉真一、荒川良々、

名前見るだけで胸焼けしそうな豪華メンバー。

で、この振り切った内容。

はい。好きです。


パキっとした色使いと、衣装・インテリアの可愛さ!
ファッション好きな人、観てほしいです。

かなり好き嫌いが分かれるので、
この映画好きな人に未だ一人しか出会っていません。かなし。

頭空っぽで楽しめる映画、好きだけどな。

DVD BOX、BEAMSコラボのグッズが付いてくるのもあるみたいで
可愛いです。



②Mommy


カンヌで審査員賞を受賞し、かなり話題になった作品。

監督のグザヴィエ・ドランは、発表当時
弱冠25歳。


舞台は架空のカナダ。

 気の強いシングルマザーのダイアン
ADHDを抱える息子スティーブ
隣家に住む引きこもりがちな女性教師カイラ

 主な3人の登場人物が過ごす日常と、

新政権が成立したことによって誕生した
「発達障がい児の親が、経済的困窮や身体的・精神的な危機に陥った場合、
法的手続きを経ずに養育を放棄し施設に入院させることが可能。」
というスキャンダラスな法律。

 それによって動き出すそれぞれの関係と、母の決断。


ざっくりとしたストーリーはこんな感じかな。

ストーリー自体も素晴らしいんだけど、
映像の美しさが、大好きな作品。

画面サイズを1:1の正方形にすることで、
より登場人物の表情にフォーカスした、引き込まれる映像になっています。


これ、観た人と話すとき
「あそこ!ね!あそこ最高だよね!」
て、絶対その場面の話になるんだけど、

1:1の撮り方だからこその、
ぶわーーー!っと視界が開ける瞬間があって、

ネタバレせずに話すの難しーー!
ので、観てください。

絶対、あ!ここか!!!
てなるよ。


ちなみに、はじめて家で観て、
絶対、これは映画館で観たかった。

てことで
ユジク阿佐ヶ谷のリバイバル上映観に行きました。

ユジクは上映作品のセンスも良くて、好きです。
おすすめです。

大画面で観るとより楽しめると思います。




毎日毎日暑くて
活字読むのも一苦労。

そんなあなたに今日の一冊。

「あとがき」
著者:加藤 久仁生
出版社:白泉社

加藤さんと言えば、
2009年の絵本屋さん大賞1位を受賞した
絵本「つみきのいえ」の作者。

この作品は、絵本雑誌MOEに連載していたものに、
描き下ろしなどを加えた作品。

柔らかいタッチに、じんわり沁みるストーリー。


短編集なので、
ぱらぱらっと好きなページを開いて
その日の気分で読むのもよしです。


加藤さんの作品は、
大人にこそ響く。と思います。



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東京在住、広告代理店勤務、本とピーマンと服が好きな27歳です。食べて、寝て、ぼーっとして、食べてを繰り返すどうしようもない日常や、小説から絵本、アートブック、漫画まで、定期的に雪崩を起こす本棚の中身を少しずつ記録します。