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【きいろいゾウ】コーヒー飲んでも眠いのなんで。



ここだけの話、かなりの猫舌です。


さっき”猫舌”でググったら、
「猫舌は体質の問題ではない。」
「猫舌の人は、無意識に敏感な舌の前方を食べ物にあててしまう。」

て出てきたのですが、

猫舌、まぬけすぎませんか。

もっと頑張れ。わたしのアホ舌。



で、本題ですが
そんな猫舌のわたしはコーヒーが大好きでして、


コーヒーって、どう考えても淹れたてほかほかが
一番美味しいじゃないですか。

でも、
猫舌の私はアツアツはどう頑張っても飲めない。
でも冷めるとまずい。

つまり

美味しい→飲めない
飲める→まずい





どうすればいいんだ!!!!!







もう、死活問題ですよ。これは。

結局、牛乳入れちゃって美味しい状態をキープするか、
ビクビク少しずつ我慢して飲むしかないです。 

数分で
世界一美味しい飲み物

死ぬほどまずい飲み物

に変化しちゃうコーヒー。

きみ繊細すぎないか。
まずくても愛くるしいぜ。


コーヒーって、
産地・焙煎度合い・温度
その他もろもろで味変わってくるわけですけど、
淹れ方によってもですよね。

長い事、ケメックスのドリッパー使ってたのですが、

忙しい朝とか、
何もしたくないけどコーヒー飲みたい(クズだな)とか、


そういう時にはハンドドリップだとちょっと手間がかかるので、
数年前、ミル一体型
つまり、
豆挽く→蒸らす→淹れる
まで全部やってくれる、
わたしを存分に甘やかしてくれるマシンを購入しました。

これはこれで美味しいし、
何しろものすんごく楽なので、
最近めっきりこちらにお世話になっております。



そんなあるとき、友人宅で
友人が手でゴリゴリ回して挽くタイプのミルで豆を挽いて、
丁寧にドリップしたコーヒーを出してくれまして、

いやー、これには敵わんよ、
と改めて思いました。

豆から挽いて淹れてもらうのって愛情感じますよね。
そら美味いわ。


楽してばかりじゃいけないね。



豆をごりごりと言えば、今日の一冊。

「きいろいゾウ」
著者:西加奈子
出版社:小学館

映画化もされたので、ご存知の方も多いかと思います。


基本は
都会で出会った「ツマ」と「ムコさん」(呼び方可愛いよね)が、
田舎でのんびり生活する様子が描かれているのですが、


後半に行くにしたがって、じわじわ重めの空気が流れだして
それぞれの問題と向き合ったり
かと思えば急にファンタジー?な展開になったり、、、

西加奈子さんの作品、どれも大好きなんですが、

このお話も西さんならではの、
一筋縄ではいかない、でも愛すべき登場人物と
予想を超える展開が楽しい一冊です。


会話が関西弁で、ぺろっとテンポよく読みやすい。

で、肝心のコーヒー豆ごりごりの件ですが、

作中で、
ツマがムコさんと結婚したときのことを話している場面、

朝に コーヒーを煎れとったら、
“結婚しよう”って。
うちがコーヒーの豆を ごりごり削ってる背中を見て思ったんやって。
この子と結婚して、田舎に越そう。 
こんなコーヒーを煎れるのに時間がかかる子やから、きっと大丈夫やって。


おいおい、 お洒落すぎないか。

コーヒー挽いてる背中で結婚決めるってなに。



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東京在住、広告代理店勤務、本とピーマンと服が好きな27歳です。食べて、寝て、ぼーっとして、食べてを繰り返すどうしようもない日常や、小説から絵本、アートブック、漫画まで、定期的に雪崩を起こす本棚の中身を少しずつ記録します。