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「リアルCDショップ」に行こう

たしかに私も現状でCDから聴く方法は「パソコンで再生」しかありません。

ちょっと前まではヨドバシの片隅で見つけたディスクマンを使っていました。でも壊れてしまってそのまま。

音楽のサブスクは利用していません。専らiTunes Storeで購入しています。1曲255円。古い曲だともっと安い。

昔と比べてみましょう。

初めて買ったCDは大江千里のシングル「格好悪いふられ方」です。ピアノのイントロ、フリーザを連想させる声、あと歌人みたいな名前(本名らしい)に惹かれたのでしょうか。

いま聴いても没頭しちゃいますね。2曲入りで税込800円。消費税が3%だった30年前のお値段です(さ○だけ屋か)。つまり1曲400円。

言うまでもなく、いまよりずっと景気は良かったわけです。なのに1曲の値段はいまの方が安い。サブスクやYou Tubeの収益、そしてCDの売り上げを足した全体の数字でもあの頃には遠く及ばないと思われます。

欲しい曲を即ダウンロードできるのはありがたい。でもその便利さの陰でアーティストの労苦がフェアに報われていないとしたら。。。

本の利益率の話を何度もnoteに書いています。同じことが音楽業界にも当てはまるのかもしれません。

そもそもCDを最後に買いに行ったのはいつだろう? 少し前までは毎週のようにタワレコへ通いつめ、ドアーズの輸入盤ライブアルバムやビートルズのリマスター盤を物色していたのに。

「リアル書店では、ネット書店にはない”運命の出会い”を体感できる」「衝動買いこそ本屋の正しい使い方」などと偉そうに書いている私がリアルCDショップを使っていない。恥ずかしい限りです。

近々表参道の「青山ブックセンター」に行くので、そのまま渋谷のタワレコへ足を延ばしてみます。川本真琴さんのコーナー、見てみようかな。

改めて↑は名曲。学生時代に買ったシングルから取り込み、スマホで聴いています。

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