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繁忙期の「レジ業務」はしんどいけど

先日の三連休はすさまじく混みました。

お店が慢性的な人手不足ゆえ、荷物のない日はレジ時間が長くなります。4時間ぶっ通しも珍しくない。

立ち続けることがそもそも大変だけど、それはそういう仕事だからまあいい。厄介なのは、支払い方法の多様化やポイントカードに関するオペレーションの複雑化に伴い、ミスが以前より発生しやすくなっていること。たとえば外国人観光客の使うクレジットカードだと、タッチ決済の後でサイン記入を要するケースが時々あります。

「銀聯」みたいに、暗証番号とサイン両方が必要と予めわかっていれば問題ない。でもイレギュラーなケースは、普段からカード会社控えをしっかりチェックするくせが付いていないと気づけません。ちゃんと意識していてもお客さんからいろいろ言われたり、横から「週刊誌どこ?」と訊かれたりするとつい見落としてしまう。

長時間レジ業務を続けていれば、どうしても集中力は落ちます。しかも注意しないといけないことが他にもある。特定の本を購入した人に特典を渡すとか袋が要るかどうかの確認など(お金をいただいていても渡し忘れることが少なくない)。

こういう状況で理不尽な要求をしてくる人に当たると、控え目に言って人間が嫌いになります。

一方でレジ業務から得られることも少なくありません。

すべての商品を把握しているわけではないので、買いに来てくれることで「こんな本があるのか」と知ることができる。「今日はこれが良く売れるな。どこかで紹介されたのかも」と気づいて担当者に伝えるケースもある。あとはちょっとした会話に癒されたりヒントをもらったり。

先日は↓の存在を知りました。蔦屋重三郎の関連本を探していたので助かりました。

繁忙期のレジ業務は本当にしんどい(セルフレジ導入は大歓迎)。ただ書店員としての己を磨くうえで欠かせないのも事実なのです。

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