マスター@傍若無人

2019年12月25日、クリスマスだというのに唐突にnoteを開始。大阪の梅田と難波で…

マスター@傍若無人

2019年12月25日、クリスマスだというのに唐突にnoteを開始。大阪の梅田と難波で「イーソー」http://e-sou.netという雀荘を20年くらい経営中。前職は浜学園国語科講師。天鳳ID:傍若無人51。雀魂ID:傍若無人53。麻雀一番街ID:傍若無人55。

最近の記事

東武鉄道

栃木から浅草までスペーシアXに乗車 社会勉強がてらプレミアムシートを選びました 栃木から浅草までの乗車券は1000円 特急券はスタンダードで1470円 プレミアムシートで1910円 スタンダードはわからないですが、440円の差はあるもののこのシートは凄い まず座席が前も横も広い 1席と2席に分かれています そしてシートも電動リクライニングで高級感あり いつもせこせこしていますが、たまにはこういう世界を見るのも良いですね

    • 読書note-12

      「蛇を踏む」 川上弘美 文春文庫 170頁 「センセイの鞄」以来に久しぶりに川上弘美さんを読みました。「センセイの鞄」は居酒屋で出会った30代の女性と老紳士のお話。老紳士は女性の中学生時代の恩師。ゆっくりと流れる時間の中で大人の恋愛が進んでいきます。素敵な作品でした。 今作はそんな川上さんの芥川賞受賞作「蛇を踏む」を含む3編の短編集。3編に共通するのは、今僕たちが生きている世界を現実世界とするなら、現実じゃない幻の中にあるような不思議な世界。それは安部公房の「砂の女」や「

      • 読書note-11

        「旅のラゴス」 筒井康隆 新潮文庫 251頁 実は兄の影響で中学生の頃から筒井康隆は読み始め、高校生の頃には筒井康隆全集も購入するほどの筒井康隆マニアでした 「家族八景」「七瀬ふたたぶ」「エディプスの恋人」の七瀬シリーズはもちろんのこと、様々な作風の作品を読みました しかしその後は数年間、麻雀に明け暮れていたため以降の作品はあまり読んでいませんでした この旅のラゴスは、僕が20歳くらいの頃に出版されましたが未読でした 当時は麻雀に夢中でした 読んでみてビックリ!

        • 銭湯♨️

          ビール王さんの銭湯♨️のスタンラリーの記事を読んだら町の銭湯♨️への熱い気持ちが伝わってきました! 僕も触発されて銭湯♨️の思い出を少しばかり書いてみます。 僕は大阪市生野区出身です。この地域は内風呂が少なかったこともあり、以前は大阪市内で銭湯♨️の数が一番多かった時期がありました。自宅から自転車で10分くらいで20軒以上ありよりどりみどりでした。小学生の頃のお気に入りはテーブルゲームとピンボールのある銭湯。風呂に入らずずっと遊んでいたこともありました。 高校生くらいの

          選択

          ただ今天鳳のサンマは九段です。年甲斐もなく十段チャレンジしております。そんな中での聴牌時の選択における結果について、僕自身の考えかたを述べたいと思います。なんでわざわざ披露するのかって言うと、昨夜のこの結果につき寝つきが悪くなり夢見が悪かったからです。なので早く昇華させてしまいたんです。 まずは東3局から 連続画像になりましたが、まずは4pと4sの聴牌してダマ。からの上家さんリーチの同巡でツモ8pで強気に4s切り。続いて親の下家さんが3pカンからのリーチ。ほどなくツモ7p

          読書note-10

          「白痴」 坂口安吾 新潮文庫 243頁 「堕落論」で有名な坂口安吾の7編からなる短編集。舞台は主に昭和20年前後の東京。戦争による爆撃による騒乱をお妾さんや娼婦の目を通して見つめる視点はなかなかに興味深い。 B29の空襲により焼け野原になるが、統制経済下にあり世の中にはなんの面白味も感じない白黒状態。だから火の海に美しさを感じたり、何も無くなったから新しい世界の幕開けに感じたりというような描写を読むと、流石戦後文学の第一人者だと思いました。 男性でありながら女性視点で書

          読書note-9

          「星の子」 今村夏子 朝日文庫 本編227頁 芥川賞はじめ数々の文学賞を受賞されていた今村夏子さんですが初めて手に取りました。2020年に芦田愛菜さん主演で映画化された作品です。 芦田愛菜さん演じる主人公のちひろは、新興宗教を信じる両親に大切に育てられます。5歳上の姉のまさみは小学生の頃からそんな両親に疑問に感じて家出し、物語りの途中からは登場しなくなります。それに対してちひろは疑問に感じるより、宗教に親しみを覚えていてイベントには当然のように参加します。 そんなちひろ

          読書note-8

          「さみしいうさぎ」 飯田雪子 ヴィレッジブックス 249頁 古本屋さんで見慣れないタイプの背表紙。新潮文庫、角川文庫、講談社文庫などなどは背表紙に統一感があるので、書店に通っているうちに区別がつくようになりました。背表紙の下に目を向けるとヴィレッジブックス。初めて出会いました。手に取って登場人物を見ると主人公は19歳の女子大生広川菜月。もう運命じゃないの?と迷わず購入しました。 菜月は読書好きで人と交わることは苦手。そんな彼女には宇佐見峻という彼氏がいます。峻は多くを語ら

          読書note-7

          「セカンド・ショット」 川島誠 角川文庫 203頁 「800」を読んで、物語の疾走感に良い気持ちになりました。で続けて手に取ったのが「セカンド・ショット」。表題の「セカンド・ショット」を含む9編の短編集。「800」の中で二人の対照的な登場人物を見事に書き分けていただけに、この9編も同一人物の作品とはなかなか思えないほどバラエティに富んでいます。その中でいくつか気にいった作品を簡単に紹介します。 「サドゥン・デス」「セカンド・ショット」は、大会系の男子高校生が主人公。なので

          読書note-6

          「800」 川島誠 角川文庫 279頁 佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」の第一部を読み高校の陸上部の話に興味を持ちました。そこに目に飛び込んできたのがこの「800」。陸上の800m走の2人の対照的なランナーの話です。 野生的な中沢と、緻密な広瀬。走り方も違えば育ちも違う。そんな二人が1章ごとに、それぞれの視点から語ります。語り口も全然違うんですが、それは川島誠さんの力量で違和感なく描かれていて、またそれが二人の違いをさらに際立たせます。兎に角疾走感あふれる物語でした。

          読書note-5

          「地獄変」 芥川龍之介 集英社文庫 本編212頁 久方ぶりに芥川龍之介を読んでみた。この文庫本は、地獄変を含む12の短編を集めた短編集。 羅生門、鼻、芋粥、地獄変、藪の中は歴史を題材にした作品で表現も古語的。難しい言葉がたくさん出てくるのに物語の風景がありありと思い描かれするすると読めました。その筆致、流石です! 奉教人の死は最後のどんでん返しが物語の深さをさらに増してます。驚嘆しました。 蜜柑、舞踏会、秋、トロッコは、車両を上手く絡めて印象的なシーンを創出。 どれ

          読書note-4

          「あおい」198頁 西加奈子 小学館文庫 西加奈子作品は10月に読んだ「窓の魚」が初めて。大阪生まれだし最近の流行作家さんだしと思って読んだけどどうも合わない。ただ1作だけで判断するのはお互いにとって良くないはず。作家さんからしたらもっと読んで!って思っているかもしれないし、僕も自分の感性に出会える作品もあるかもしれない。そんなことを思いながら手にしたのがデビュー作の「あおい」を含むこの文庫本。 この文庫本には「あおい」「サムのこと」「空心町深夜2時」の3編が収録されてい

          読書note-3

          「スコーレ No.4」311頁 宮下奈都 光文社文庫 本棚の背表紙のよくわからないタイトルに惹かれて手に取ると若い女性の横顔の素敵な装丁。表紙裏のあらすじを読んで興味を持ち購入。 都会の外れで骨董品店を営む父と、祖母、母、3姉妹の物語。主人公は長女の麻子。祖父が始めた骨董品店を長男をさしおき継いだ次男の父。厳格な祖母は昭和の価値観で麻子と七葉には制約を押し付けるが、末の紗英だけにはあれこれと適当な理由でそのルールを超越する。茶道、華道の才能が溢れていたが結婚出産を機に家庭

          読書note-2

          「ばいにんぶるーす」 阿佐田哲也 小学館文庫 言わずと知れた「麻雀放浪記」の阿佐田哲也さんのピカレスク小説。実は数年前梅田のジュンク堂書店で購入して一度読了していたもの。カバーは家のどこかにあるはず。でも探すのが面倒なのでこのままにしときます。 この作品を読むと阿佐田哲也さんがどれほど沢山の種類のギャンブルに精通していたかがわかります。競輪競馬競艇オートレースはもちろんのこと、闘犬、ゴルフにほん引き。挙げ句の果てには有名人が誰か死ぬことにまで賭けてます。明らかにギャンブル

          読書note-1

          「黄色い目の魚」 佐藤多佳子 新潮文庫 あまり読書をしなくなっていた10年ほど前、書店で「サマータイム」を買って読んだ。当たりだった!少年と少女の瑞々しい交流を描いた作品で佐藤多佳子さんを好きになった。 小学生だった長女に読んでみたらと渡したら気にいったようで何度も何度も読み返していた。 そんなにお気に入りの作家さんだったので、少し分厚いなぁと思いながらも「黄色い目の魚」を手に取ってみた。表紙の今時の高校生の男女の後ろ姿が目を引いた!これは読んでみようと購入を決めた。

          禍福は糾える縄の如し

          タイトルのような諺があります。読み方は「かふくはあざなえるなわのごとし」。幸福と不幸は編んだ縄のように交互にやってくるという意味です。 が、最近の僕はどうも悪いことが続き過ぎ。これはお祓いしないといけないレベルかってくらいです。じゃあどんな悪いことが続いているのかって話です。おおよその時系列順に出来事を羅列します。 ①購入したPCのセットアップが完了しない ②イーソー難波店5階のエアコンから水が漏れる ③実家マンションのベランダが台風の影響で浸水し階下の天井と壁に被害を与

          禍福は糾える縄の如し