見出し画像

眠る前の思考のドリブンで眠れない……

寝ようとベットに入ると、思考が回転してあれやこれやと取り止めのない考えが占拠する。すると、瞼は開かれ、見知っている天井を仰ぎ見て思う。「ああ、今日は眠れないやつだ」と嘆き、睡眠から遠ざかってしまった現状を憂う。

それは、明日朝から用事があって起きなければならないとき程、顕著にエンカウントしてしまい、余計思考がドリブンしてくる。

しかし、心のどこかで思案することは自分の思考レベルを上げるだとか、頭が良くなるだとか、冴えた考えが浮かぶのではないかと少し希望を持っているから歯止めが効かない。でも、しょうがないじゃないか、最近読んだ本の中で、中国の欧陽脩曰く、優れたアイディアが浮かぶ場所に馬上、枕上、厠上の三つあるらしく、ベッドの上はその内の枕上に該当する。お偉いさんのお墨付きである。

ここで考えなければならないことは、後でnoteやらに有効活用できると自分を納得させて思考を進めるが、朝起きればその時考えた事柄は露ほど覚えておらず、自分の頭は揮発性のRAMかと恨めしく後悔することになることである。

であるならば、床で考えたことをすぐにnoteに書き出そうと、スマホを点けこれまでの思考のプロセスを文字に起こす。

あれ、これ余計眠りから遠ざかっているような……

そんな文章を打って、私は今、眠れません。。

この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?