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戦争はなぜ起こるのか?                    究極の原因は「所有」と「愛」

黒豹コメント:

※ 極言すれば戦争の発端は男の欲望

(黒豹の私見、この限りではない)

但し、一たび戦争が始まると、女性も果敢に戦う兵士となる。
戦わざるを得ないというのが真相かと思うが、有名な女性スナイパーの伝説もある。

<ある女性兵士の告白>
「死ぬことより男物のパンツを履くことが恐ろしかった」
ノーベル文学賞受賞作家主著『戦争は女の顔をしていない』より。

戦争は「所有欲」から始まる。(黒豹の私見、この限りではない)

私たちは、生まれたらすぐに「所有」という概念に突き動かされながら成長します。ランドセルから始まり、学歴、国家資格、土地、マンション等々、最期はお墓となります。いずれも容易なことではありません。

すべてに競争が伴います

企業社会では、「ビジネスは血を流さない戦争」と言われ、政治の世界では、選挙は「勝敗」という言葉が使われます。いずれにしても「所有」を実現し、最後に勝ち残った人間が、国家の頂点に立つことになります。

問題は、同時に国家間の「所有」を巡る競争が始まるということ。

国家の「所有」とは、領土、資源、人材、技術、まだまだありますね。
厄介なのは、国家の頂点に立つ者は、武力も所有できるということ。
この時点で、国家間の戦争の下地は出来上がります。

戦争は「愛」により、継続する。(これも黒豹の私見、絶対ではない)

ライオンの群れ(プライド)では、夫と子供を殺された雌ライオンは、
やがて殺した雄ライオンの子供を産み、その後平和に暮らします。
人間はそうはいかない。恨みは永遠に続きます。なぜか? 

人間には「愛」があり、愛は「憎しみ」に変わる

憎しみが原動力となり、戦争は矢が尽き果てるまで続く。

かって、弾が尽き果て、最後は竹槍で戦おうとした国あり。
冷酷な核攻撃による生き地獄、ついに涙を呑み、白旗を掲げる。
(死者総数21万4千人、それに夥しい数の負傷者が発生)

ただし、これには、投下ありきで、
戦略的に降伏させなかったという巧妙な陰謀説もある。

※ 戦争は絶対に始めてはいけない


そのためには、独裁者を出現させないことが重要。

モンスターは勝者からも生まれる。
勝者は頂点に立った瞬間、透明な服をまとい、羅針盤を失う。

独裁者は自らを神格化する。
あるいは崇高な存在を神格化し、錦の旗として祭り上げる。
尊い命を捧げた兵士を軍神として奉り、後に続く者の恐怖を和らげる。
但し、独裁者は、決して自らが返り血を浴びることはない。

※ どうしたら戦争を防ぐことができるのか


社会のすべてからモンスターを生み出さないことが重要。
人間はすべて、振り出しはランドセル。けがれはない。
モンスターは、心無い誰かの手により生まれるもの。

『まずは貴方の隣人を大事にしなさい』
マザー・テレサ

ヒントは私たちのごく身近なところにありそうです。

※ 現在進行する戦争をどう終結させるか


以前聞いた、暴力が支配する世界に棲む人間の言葉:
「亀裂が入った時は、それ以上傷が広がらないようにするしかない」
ハンムラビ法典の原則「目には目を、歯には歯を」という意味合いか。
10倍返し、100倍返しでは、収拾がつかない無間地獄となる。

個人、集団、民族、宗教、国家など、
人間同士の対立が生まれ、組織的な殺し合いに発展する。
殺戮は、ホモサピエンスの時代から繰り返してきたこと。
残念ながら本質はチンパンジーと何も変わらない。但し、

人間には「ミネルヴァの梟」が示唆する叡智があると信じます。

幸いにして、今現在戦争が起きていない国は、
いかなる理由があっても、絶対に戦争を起こしてはいけない。
自衛は別として、単純に、それしかないと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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