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歌詞のあれこれ296 コトバトモニ

『死ぬ』には二つの意味があるらしい

過去の自分を殺すための意味と
現在の自分を滅ぼすための意味

僕は前者の意味として捉えたい

後者なんて 自分が消える前提だから
使いたくないよ 生涯を通じて

死ぬなら 過去の自分が死ねばいいもの

言葉には意味があるらしい
広がるように言葉が拡散するように

そんな世界で生きるのが一般的

言い間違いや解釈違いが当たり前な世界観

一つ一つの言葉が二つ、三つに分かれ

傷つき 癒し 傷つき 癒し 絆と縁を
結びながら 育みながら 花開くまで

今を生きる すれ違いをしながら
今が死んでも 間違いを冒しても

言葉と共に 生きていくのがヒトだから

『ありがとう』も『ごめんね』も

捉え方や受け止め方で 相手を
心地良くさせて 気持ち悪くてさせる

すれ違いばっかり
言い間違いばっかり
悲しいことばっかり

だけど 言葉を使わないと 生きていけない

傷つき 癒され 傷つき 癒され
傷口を縫い 傷口を抉り
そうして 今を何とか生き抜く

言葉の意味がいまだにわからなくても
言葉の意味合いはしっかりとわかる

そんな感じが ヒトっていう生き物?

言葉が死ぬなら 自分たちも死ぬ時だろう
腐食中だから いずれ亡くなってしまう運命

その日が来たとしても ぐちゃぐちゃに
揉みくちゃになりながら

言葉を巧みに使うフリができなくても
伝えたい気持ちを持ちながら

言葉と共に 死ぬ時まで 生きていきたい

今は それしか 望めないヒトとなり

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