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うつ病で休職した話その8

前回までのあらすじ。
コロナの影響で人事異動があり、職務内容が合わず、かつ陰湿な退職勧奨を迫られ夜眠れなくなるは。
メンタルクリニックに行った結果、中等症以上のうつ病と診断され、まずは2ヶ月の休職となったのだが、そのタイミングで妻が妊娠したのであった。

私「よし、妊娠の報告と同時に、自分がうつ病で今休職中だと言うことを告白しよう。」
妻「良い話と悪い話、どちらから聞きたいですか?作戦でいこう!」

準備は整った。
2021年のはじめはコロナもひどかった為、実家には帰省していない。
久しぶりの実家だった。
実家で母の手料理を食べ、母が片付けをし始めたタイミングで妻が切り出す。
「良い話と悪い話しているがあるんですけど、
どちらから聞きたいですか??」
母は「うーん、じゃあ良い話!」と答えた。
「実はおめでたです!まだ安定期には入ってないので油断は出来ないですけど…」
母はとても喜んでいた。悪い話の事などすっかり頭から抜けたかのようだ。

だが、妻はなんの迷いも無く切り出す。
「悪い話は実はBurisuke君がうつ病になっちゃって、今休職してるんです。」
母「え!?あんたうつ病なん!?」
妻「職場の人間関係が…」
母「人間関係かー、私も合わへん人とかおったわ。まぁゆっくり治しいや」

良かった。「妻ちゃんが妊娠してるのにあんたは何をやっとんや!」等と否定される事は絶対に無いとは思っていたが、ほっと安心する自分がいた。

そこからは普段通り実家で過ごし、帰りは最寄り駅まで弟に送って貰った。
弟は「え!?うつ病なん!?」とかなり驚いていたが、深堀等はしてこなかった。

自分の両親へうつ病で休職している事は告げる事が出来た。
次は妻の両親に伝えたければならない。
勿論、伝えずに元気なフリをして「普通に会社行ってます!」でも良いのだが、
私はそんなに器用な人間ではないので全てを曝け出したほうが良いと考えた。

つづく

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