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うつ病で休職した話その5

前回までのあらすじ。

コロナの影響で人事異動があり、新たな移動先の職務内容が遭わず寝れなくなり、
更に陰湿な退職勧奨を受けた結果、
メンタルクリニックにて中等症以上のうつ病と診断されたのであった。

病院で中等症以上のうつ病と診断され、薬も5種類くらい貰った私は、仕事に行っている妻の帰宅を待っていた。
なんて言おう。これからの生活はどうしよう。
丁度子供もほしいと話し合っていたのに。
親や義両親はなんて思うかな。

色々な考えがぐるぐる頭の中で巡っていく。

妻が帰宅した。
「病院どうやった〜?」と聞いてきた。
妻は前々からメンタルクリニックへ行くよう勧めて来ており、
今回メンタルクリニックの予約を取ったときも「やっと予約してくれましたか!」と言った感じだった。

私「鬱病でした。しかも中等症以上で休職が必要らしい。」と包み隠さず言った。
先生と話しているとダム決壊の如く、涙が出てきた事、薬を貰った事等も含めて。
すると妻は「やっぱり。良かったやん、休職できて!生活はなんとかなるやろ!」と。
「休職期間中も傷病手当金が貰えるから生活はどうとでもなるし、私の方が収入多いから何とかなるって。休職期間って1年半やろ?上限まで休んだれ!」
等と言ってきた。

安心した。こんなにも妻に対してありがとうと思った事はなかった。
もし一人だったらどうしていたのだろう。
今思うと死んでいたかもしれない。

休職に入る前にやるべき事が一つあった。
まだ会社へ診断結果を伝えていないので、
まずは上司に診断結果と休職させて欲しい旨を伝える、うつ病と診断された人間にとってはとてつもなく難しい、SSランク並のミッションが残っているのである。

つづく

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