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ウチの家の(店の)話

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少しずつ書いていきます。 世の中にたくさんありそうでかつ、クレイジーなウチの話。
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お雛様と祖母の思い出

お雛様と祖母の思い出

ネガティブな気持ちでいる訳はないのですが、
それっぽい投稿が続いた気がしているので
春らしい思い出をひとつ☘️

桃の節句でお雛様でしたね。
ウチは私と妹の年子姉妹だったので、小さい頃は女の子の行事を亡き祖母が気を配ってくれマメに祝っていました。

祖母の子で生き残ったのは一男一女。私にとっての父と叔母。

かつて叔母のために手縫いした肩上げのある娘用の着物を箪笥の奥から出してきて
桃の節句には1

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私の生い立ちの話 ②居候のドイツ人教師

私の生い立ちの話 ②居候のドイツ人教師

AETという英語教師を雇うJET プログラムと言うのがある。
公式HPによると、「語学指導等を行う外国青年招致事業」だそうだ。
いわゆる英語の時間に現れる、ネイティブかネイティブに近い外国人の先生だ。

D氏は学校で出会う、若干若ハゲが来てるぽいけど見ようによってはイケメンで、ダークブラウンの髪に茶色い瞳で口髭を蓄え、とてもドイツ系🇩🇪ぽい見た目の先生だった。

私が中学生の頃…
学校をサボ…

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私の生い立ちの話 ①私の家(もしくはうちの店)

私の生い立ちの話 ①私の家(もしくはうちの店)

うちは地方都市の古い商店街によくある型の店舗の上や奥に住んでいる店舗兼住宅で、
家内制手工業的商売家だった。

つまり、学校帰りは店から入り、人感センサーで自分が鳴らしたピンポン(来客の合図)を聴きながら、
ただいまー、あ、いらっしゃいませ、とお客さんと口をきき、
まあ、大きくなったわねなどと言われたりしながら、愛想笑いして奥に引っ込むと言う子どもだった。

老若男女、有象無象、とにかく人の出入り

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