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いま何字? そうね、だいたいね

元旦

昨年の年末年始は鹿児島で過ごして、その時は曇りだったため初日の出が見えませんでした。

今年は、知人らの投稿を見ていると、top画像のようにとても綺麗だったようです。ちなみに、仙台は暴風が吹いていて、一層寒いです。

さて、元旦ですので、お雑煮です。

仙台のお雑煮は、おひき菜やセリが入っていて具沢山です。本当はハゼの出汁ですが、我が家は鶏などのお出汁です。鹿児島から焼きエビも持ってきたので、鹿児島風にエビ出汁で豆もやしの入った鹿児島風も作ってもらいました。白菜を入れるお家もありますね。食に見る文化は面白い(美味しい)。

煎茶で溶いたお汁粉、お節なども食べて、昼からお腹いっぱいです。妹と炬燵で寝正月をしてしまいました。夜は、相棒スペシャルを見ながらお節の残りや蕎麦を頂き、岐阜の母方の叔父が送ってくれた干し柿に栗きんとんが入った和菓子を頂きました。

昼間たくさん寝てしまったので、焼酎のお湯割を2杯飲んで、うとうとしたものの、起きてしまい、本を読み始めたら全部読み切ってしまい、今です。


何かを書き上げる上で大事なことは?

年末年始、アカデミアの人は、もしくはそうでなくとも、帰省の際も何か「冬休みの宿題」を持ち帰りがちですね。そして、たいして進みません。が、今回は、すでに一冊読み切りました。twitterで「読むべき人ほど、読まないのだろう」と言われていたものをRTで見て、帰省して真っ先に仙台駅前の丸善で買い求めました。

ここに書かれていることは、森博嗣の各種エッセイでも書かれている通りでした。

忙しい日々の中でどうやってたくさん執筆するのか?

答えは簡単で、日々書くことです。元も子もないが、それしかない。この本では、もうちょっと具体的に方法が書かれています。日々の予定の中に、執筆の時間を確保し、それを死守するのです。確かに、人と会うアポイントメントや会議、授業などはfixしてゆずれませんが、そうじゃない時間は「空いてる時間」として、問われればつい「空いてますよ」と言ってしまいがちです。この時間を死守するのです。カレンダーに書き込み、定期的な予定とする。

筆者は、平日の午前の1hを必ず執筆に当てているということです。この時間には、構想を練ってアウトラインを書いたり、引用文献の調べ物をしたりすることも入っています。月間スケジュールを考えることもこの時間。書き上げるために必要なことは、全てここでします。本の中では様々な「言い訳」を軽快に(元も子もないくらい)論破していきます。

森博嗣の日記本などを読んでいても、作家の仕事は1日に1hとよく書いています。しかし、スケジュールはきっちり組んで、いつまでに出来るかを予想し、計画していますね。計画は、無理なく作るのがよく「一気書き」は禁物。

今回読んだこの本と、森博嗣の日頃の言説を合わせ考えると、多作であるためにはこれしかないと、僕の中では結論されました。僕の場合は、この執筆の時間に相当するものに、自分で解析や実験をしたり、ラボの機材や実験系のセットアップも当てていいかもしれません。

何字書いてきたか? - noteで日記を始めて3ヶ月

立て込んでいたことが多すぎて(これも言い訳)、僕自身は溜まったデータの論文執筆をまだ出来ていません。そのような中、なんとか「日々書く」という習慣を気軽に実践出来ないか?と始めたのが、このnoteでの日記です(ほぼ日ではありますが)。ラボメンの卒論指導で早くやらないとマズいこともあるので、まだ完全には自信がないものの、今年は習慣化できる気もしています。

では、僕はこの3ヶ月で合計何文字、書いているのでしょうか?

書き始めて3ヶ月経っているという時点で、結構驚きですが、この点もまた、日々やっていれば、あっという間に何かが出来上がる可能性を感じさせます。



昨日までの3ヶ月の間に書いた記事数は51。1.8日に1記事のペースでした。

合計の執筆字数は11万6千958文字です。1記事平均2,200文字くらい。

新書が1冊書けてしまう字数です。内容が薄いので、論文や本はこのようにはいかないでしょうが、だいたい僕のペースは1hに2,000から4,000字くらいだと思います。ちなみに森博嗣は1hで6,000字書くそうなので、遠く及びませんが、僕にしてはまぁまぁかもしれません。学術論文は字数は多くないし、逆に本の執筆にはもっと長い期間が設定されますから、やはり「1日に1hは執筆に当てる」という戦略は、有効に思えます。

一応、記述統計を載せておきます。そんなに綺麗ではないですが、1記事あたりの字数の分布は、正規分布から逸脱していないようです(検定をしました)。

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このように書くための時間や研究の時間を機械的に割当てて、スケジュールを組むということが、研究を進めるための具体的な作業目標となる、ということを、理解しました。今年の目標は、それを死守するということです。

先ほどの本の最後の章では、日々をそのように過ごすことで、週末や家族との時間など、人生の大事なことももっと楽しめるようになるというようなことも書いてあり、心温まるレトリックもたくさんありました。文体も非常に森博嗣に似ていた印象。


明けましておめでとうございます。

賀状2020スタンプ有り


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