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ファンベースがこれからの採用手法

志の低い学生との接触を大事にすること

会社の方針ではありますが、これだけパソコンが普及をしており、インターネットも普及をしている時代に、手書きの履歴書、職務経歴書を持参する様にという会社は、昭和の古き悪しき会社かもしれないという印象を与えてしまう。

履歴書を書くのにも何時間もかかりますし、字書きで性格判断ができるのであれば、履歴書職務経歴書じゃなく、アンケートでも十分じゃないかと思います。

履歴書を書く時間があるのであれば、他の会社の面接を受けたいというのが優秀な学生の考え方です。

優秀な学生の離脱率がドンドン上がっていくことになります。
エントリーシートも同じことがいえるんです。
未だに手書きのエントリーシートを提出する会社もありますが、これを記入するだけでも2時間かかるとしたら、5社分を書くのに10時間かかることになります。

スピードと生産性をもとめているのに、時代錯誤をしているともいえます。手書きの履歴書やエントリーシートは学生の時間を奪っていることを採用担当者は認識をしてほしい。

来社してから必要書類を記入してもらう

学生から「この会社は面倒くさい選考をしている」とか「提出物が多い会社」という噂は、インターネットを使って、ソーシャルネットであっという間に噂が広がってしまいます。

エントリーシートを来社してから書いてもらってもいいのではないかと考えると、学生の参加率もあがるのではないかという仮説を立てることもできます。

時間は通常よりかかる可能性があるため、自分たちのルーチンワークに支障がでるとか、そんなの同意を得られるわけがないというのが人事の本音ですが、これをやってみることで学生の質が変わり、優秀な学生が採用できるとしたらどうしますか。

学生には証明写真1枚と学生証を持ってきてもらうだけという告知をしてみました。
そうすると、参加率が50%前後だった会社説明会に、78%までカイゼンすることができました。

質問も4つのみで簡単に書いてもらえるものにしています。
学生時代の活動を100%の割合で書いてください。
志望している業界、選考途中の会社、質問にしています。

会社によって内容は異なりますが、あまり考えさせず、簡単に書けるものにする必要があります。

学生からすると証明写真と学生証だけなので、接触率が変わってきます。
学生の立場に立って考えてみると、事前にエントリーシートや履歴書などを用意する時間がある会社と、証明写真と学生証だけの会社であった時、どちらのほうが来社をしやすいと考えますか?
ちょっと視点を変化させるだけで、来社率を上げるきっかけになります。

説明会組、選考組で分けて採用フローを考える

新卒採用の王道フローは、エントリーをして、説明会に参加をして、適性検査を受けて、面接を3〜4回で内定出しの流れになります。
1週間タームでやったとしたら、全てが終了するまで6週間は必要になります。

また、面接官のスケジュールをしっかりと抑えていないと更に時間がかかります。
長期戦になると学生の選択肢が増えると同時に、オワハラが始まったりします。

そうしないためにも複数の選考フローを用意しておく必要があります。
説明会から王道フローと選考会からのフローを用意しておくことによって、学生が参加をしてもらえる入り口を作っておくことが必要になります。

インターンシップが新しい選択肢のように見えてしまいますが、それ以外にもいろいろな選考の入り口を用意する必要がある。
これから求められるのは、柔軟な発想とインターネットを上手く使って採用することです。

決済権者まではSkypeやFaceTimeをつかって遠隔の学生とのアプローチをとってもいいんです。
採用担当としては会社が掲げている目標人数に達するためには同じ方法をやっていてはいけないということに気づいてください。

人数が多いのであれば、経団連の選考期間を無視していくのか、それとも新しい採用方法を模索するしか無いという現実を見て考えて、知恵を絞りましょう。

実際に会社説明会から参加をしていようが、いきなり面接からきた学生だろうが、

採用内定を出すということについては、一緒に働いてほしいという意思表示です。

入り口がどこなのかは全く関係ないのです。
ソーシャルネットで告知をしたところから入社に至ったケースが全体の3割。
その他にも一芸採用であったり、スポーツ枠、グローバル枠ということで、説明会なしの面接形式で行って入社に至った学生が全体の7割にものぼります。

説明会から参加をしているケースと比べると半数以上が直接面接というかたちになります。
そもそも新卒採用で会社説明会が必要な理由は何でしょう。

ホームページ、ソーシャルネットのページ、広告媒体に出ている情報を見ればいいんです。
約半日を要して交通費をかけてくる学生と、高い会場費と人員を使って行う企業。
会社説明会があることで余計な費用と労力がかかっているのであれば、参加率を上げるためには直接選考からでもいいのではないかという仮説が成り立ちます。

そのためには、ホームページやソーシャルネットでの発信も必要になり、採用担当者がこまめにコツコツとやっていく必要がそこにはあります。

いきなり選考という形にすることによって、少ない労力と時間で優秀な学生に出会えるチャンスは多くなります。

エントリーシートを書くためにきた学生や本命企業になるかもしれない学生との出会いがあるかも知れません。

採用の窓口を広げることによって、接触して優秀な学生を見つけるチャンスを増やしていくことができます。

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