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嫉妬は《不遇な愛》の流れ弾~體に巣くうもの~後編


今回は,こちらの後編です。

それは5年くらい前に受けた,ロシア製のなんとかという波動測定器で身体の損傷度を測るメカをつかったセッションで,セラピストから指摘された箇所の痛みだった。

「ここ,この部分に傷がありますね。結構,深いです。ここは女性からの嫉妬です」

「嫉妬ですか」

その時,わたしはピンと来なくて,辞めたいのに辞めさせてくれなかった,仕事先のブラッククリニックのエルメス院長の怨念だと思った。

でも,あのエルメス院長は,占いやスピリチュアル等々,見えないものは全否定の至極,論理的な精神科医っぽさゼロの人。感情を隠せないから,嫉妬しつつ相手に隠すことなんぞできやしない。

しかも,エルメス院長は,学位,仕事,家庭,子ども,収入,ブランド,全てのものを手に入れているのだから,はるかに格下のわたしに嫉妬なんてする意味がない。

その時はよくわからないまま,嫉妬の話は忘れていた。その後,思ってもみない方向から嫉妬の主が判明した。

嫉妬の主は,稚拙なマウンティングの刃の念をわたしに飛ばし,共通の知人に吹聴したらしい。

共通の知人に<わたしが原因でためらっている>と「相談」し,困りごとを伝えられた相手からわたしの耳に入って《負の伝言ゲーム》が嫌な感じで伝播していった。

<わたし困ってるんです。わたし被害者なんです>風の匂わせで,まわりの感情をコントロールしようとする行動は,その人の実年齢に見合わない幼い印象だった。

言うならば,「社会性の発達」に未熟さがみられる,年齢と不釣り合いな,経験不足とでも言おうか。

今にして思えば,その人には,前編で書いたように「愛着形成」の未熟さからくる「社会性の未熟さ」があったのだろうと思う。絶対的な安心をくれる養育者との間に「愛着」が形成されることがその後の「対人関係」の在り方に影響する。

そういえば,その人の父母は不仲で,よくケンカを子ども達の面前でしていたり,母親との関係性がよくなかった,と聞いたことがある。

でも,わたしと母親との確執は無関係だし,それって,「江戸の敵を長崎で討つ」ようなお門違いの感情じゃないか。向けるべき相手を間違った流れ弾に当たった……。

だとしても,「あのう。あなたのその感情の刃,わたしにじゃなくて親に向けるべきものじゃないでしょうかね」なんて言ったところで,そもそも,その人からわたしに面と向かって言われたことではないし,相手に聞いたところで,「それってあなたの思い込みですよね」なんて言われたらバカの極みだ。

そうだ。わたしの単なる思い込みで,こんな分析とて心理学者の妄想に過ぎないのだ。

そもそも実態のないオバケみたいな相手は,対応しようがなく,わたしもそれなりに忙しいので,そんなことも忘れてしまった。

それが先のトラウマケアのセラピーで,古傷の鋭い痛みとなって疼いたのだ。

わたしにしてみれば,意外も意外で,この痛みは,もしかしたら3月に父を亡くした「心の喪失感情の痛み」なのかもと思った。

でも違う。

確かに父はちょっと発達系の匂いがして,自分中心で周りの感情や行動を斟酌しなかったからいい父親とは言えないかもしれないが,わたしにとっては,優しくて面白いお父さんだった。

だから,トラウマになるような衝撃は感じでいない。

そういう風に頭で解釈しても,チクチクとした痛みはひかない。

かといって,病院に駆け込んでも「異常なし」と言われることはわかっているし,その内治まるだろう痛みであることもわかっていた。

痛い。

そして,気づいた。

ああ,この痛みは,あの人から向けられた嫉妬心の残骸だ。

嫉妬心の残骸は,わたしのある部位をチクリと攻撃し,心傷となっていたらしいのだ。

受けた傷の記憶は体に刻まれることは,最新のトラウマ体験の共通見解だ。

確かに嫉妬心を向けることも攻撃だけれど,こんな形のない消化不良のモヤモヤがまだ残っていたなんて。

その嫉妬心の残骸は,時折,チクリと激痛を与えてきたが,その痛みの感覚は,じわ~,じわ~と寄せては返す波のように遠のいていき,とうとうなくなった。

温泉浴セラピーの波が嫉妬の残骸をじんわり温めながらキレイに一掃してくれたのだった。

心の傷は,忘れていたり,自分には関係のないこととして切り捨てても,気づかぬうちに記憶として体に降り積もっている。そして,ちくりちくりと痛みとなって刺してきたり,形にならないモヤモヤとして攻撃してくる。

意識していないだけにやっかいだ。

でも,じわっと温泉に入ったように負荷をかけずに,その棘は抜くことができることもわかった。

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論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。