不登校について⑩~自傷行為(1)~
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このテーマは、ずっと『書かなきゃ』という想いはあれど、なかなか筆が進みませんでした。
親としては最もツラく、見たくない一面。
自傷行為。
私が見たコト、向き合ってきた全てを、書き残さなきゃいけない。
誰に対する使命感なのか、何に対する問題提起なのか。。。
今はまだよく分かりませんが、とにかく心のままに書いていこうと思います。
我が子の自傷行為に気付いてしまった私
最初に自傷行為を見付けたのは、中学3年夏の終わり頃。
1年の内で学生の自殺者が最も増えると言われている、夏休み明け。
やたらと絆創膏を探し、
「なくなったから買ってきて」
と、言われる。
それから度々、洗濯物の中に紛れ込んでいる包帯。
(中学の頃、娘はバスケ部でした。
よく膝を痛め、固定するのに包帯を使っていたのですが、当時はクラブを引退した後で必要ないはず…)
他にも、まだ暑いのに長袖を着ていたり。。。
小さな違和感が積み重なり、何となく察知した私は
「何でそんなに絆創膏使うの?」
つとめて自然なトーンで聞いてみたけど、気まずそうな顔をしてフリーズ。
(分かりやすい苦笑)
「どこか、傷付けてる?」
と聞くと、黙って頷く。
「嫌やったら無理にとは言わんけど。。。
傷、見せてもらっても良い?」
娘は下を向いたまま、左の袖口を捲る。
手首~肘の間、ちょうど真ん中あたりに真っ赤な傷がひと筋見える。
想像してたよりは、深くないみたい。
「ありがと。」
娘の袖口を戻しながら
「何でそんなコトするのか分からんけど、”傷付ける”行為は麻痺してくるから、続けると深くなったりして危険やで。」
とだけ伝える。
娘はバツが悪そうに、
「うん、分かってる。。。
また詳しく言えるようになったら、話す。
けど、今はそっとしておいて欲しい。」
と答えた。
その後、
『またやってるな』
と思う素振りは何度かありました。
その度に
『ママは気付いてるよ~、バレてるよ!!』
というメッセージだけは送るようにして、見守っていた。
この頃は私もまだ、心の整理が付かず、向き合うにもどう向き合ったら良いのか、よく分かりませんでした。。。
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