不登校について⑥~心療内科(2)~
【不登校について⑤】は、コチラ↓
2軒目のクリニック
高校生になり週1回程度の遅刻や休み、度々
「学校行きたくない」
等の発言はあるものの、それほど問題なく日常生活をこなしていた娘。
ところが高校1年の11月中旬、ある日を境に全く起きれなくなります。
そして【不登校について③】に書いた症状が少しずつ表れ始めました。
(読まれてない方の為に、主な症状はコチラ↓)
『藁をもすがる思い』とは、このコト。
私から再び心療内科への通院を提案してみますが、
「前のクリニックはコワイ」
という娘。(私も嫌だ)
そんなこんなで、他のクリニックを探します。
次に訪れた所は、有名大学病院出身の先生が数年前に開業された、新しくてキレイなクリニック。
ホームページには
『”地域のホームドクター”を目指し”丁寧な診察”がモットー』
と書かれてあり、
『”不登校・ひきこもり”にも力を入れている』
とある。
診察は娘と同席しても、別々でも、娘のみの受診でも…
こちら(受診者側)が決めて良いとのコトでした。
もうこの辺から
「クリニックによって随分違うんだな」
と実感。
当時は、娘の自傷行為が酷くなっていた頃。
娘から
「時間が経てば話せるようになると思う」
と言われていて、私も自傷については娘から話してきた時だけ聞くというスタンスでした。
診察について娘に確認すると、別受診を希望。
私も自傷の件や、娘との関わり方を聞きたかったのもあり、賛成しました。
ADHDの疑い
「おそらく娘さんは、ADHDだと思います。」
娘と入れ替わりで診察室に入るなり、突然伝えられた言葉。
今まで疑ったコトもなかったけど、簡単な問診をすると当てはまる部分が多いと言う。
「でも大丈夫です。
成績はそんなに悪くないようだし、学校には行けるようになりますよ。」
先生は中年の男性で、所々何を言ってるのか分からないような声量。
ボソボソっとした話し口調で、聞き取るのがやっとでした。
『困ったなぁ。。。』
娘とどんな話をしてそうなったのか、何を根拠に
「学校に行ける」
と言ってるのかは、質問してもよく分かりませんでした。
聞きたかった自傷の件や、娘との関わり方なんて質問する余地もありません。
とにかく夜眠れる薬と、朝活動しやすくなる薬を処方するから、それを飲んで様子を見るように、と繰り返し伝えてきます。
診察後、娘に尋ねると、
「何個か質問されて答えたけど、それ結構当てはまってた気はする。
先生あんまり何言ってるか分からんかったけど、薬飲んで様子見たら良いんやんな?」
。。。ほとんど私と同じ理解で終わっている。
娘は【不登校について⑤】にも書いた通り、幼少期の頃から周りの大人にも頼られるほど”しっかり者”のタイプで、ADHDの特性とされている多動や衝動・注意欠陥等は見受けられず、疑問が残ります。
最近娘から
「覚えられない、忘れる、予定通りに行動出来ない」
という発言はあるけど、不登校になるまでそんなコトはなかったという印象。
ADHDに対して偏見があるとか、認めたくないとかそんな感情ではなく、単純に
「そうかなぁ?」
というのが拭えない感じでした。
『まぁでも”その可能性もある”というスタンスで見守って行こう』
そう思って指示通り薬を飲ませ、1週間ごとに通院を続けてみても、娘の症状は一向に良くなりません。
それどころか、症状が酷くなっている気さえしてきます。
相変わらず先生の話はよく理解できないし、こちらの話を聞いてくれている感じもしないので、3回目の受診から娘の診察に私も同席するコトに。
「ベッドに入っても寝れなくて、朝はしんどくて起きれません。」
娘が伝えると、
「薬ちゃんと飲んでる?
う~ん。。。
もう少し続けて、しっかり飲んでみて」
私が
「薬はちゃんと飲んでますが、以前よりも全然起きられなくなってます。」
と再度伝えても、
「おかしいなぁ。。。
そんなはずはないんだけどなぁ。。。」
とボソボソ。
「あと1週間したら冬休みやし、もういいわ」
診察室から出た時の、娘の一言です。
年末年始
年末に向けて、日に日にテンションが上がっていく娘。
最初はクリスマスライブ等のイベントや、学校が休みと言う解放感からかなと見守っていたものの、テンションの上がり方が少し異常な時も。
かと思えば、夕方までベッドから起きて来ない日も出て来ました。
年明けになると、学校が始まるというプレッシャーからか、ふさぎ込む様子があったり。。。
単に学校による気分の波があるだけなら良いのですが、少し変な気がして年明けの受診で伝えたところ、
「大丈夫やと思うけどなぁ…
ADHDやし…
今までみんなこれで通えるようになってるし…」
いつものようにボソボソと話した後、黙り込む。
この頃先生の中では、娘はADHDというコトで確定しているようでしたが、私達には初診の”疑いあり”の状態から何の説明もしてくれていませんでした。
こちらが色々と質問しても、
「娘さんは成績も悪くないし、学校には行けるはず。
様子見ましょう。」
と繰り返すばかり。
最初は先生の
「この子は学校に行けるはず」
という言葉に少し励まされていたのですが、さすがに
「またか」
となるセリフ。
さらにこの頃、私と娘の中では具体的に『学校に行かなくても良い方法』を探り出していた時期だった為、
「学校に行ける」
という言葉には、何の魅力も感じなくなっていました。
とうとう娘から
「もう行きたくない。
通ってる意味が分からん。
良くなってる気がしないのに…
何回もそう言ってるのに!
先生何も聞いてくれんし、何も変わらん!!」
と。
「もう病院通うのやめよっか?」
と言うと、
「それは不安やから、どっか他を探したい」
このしんどさの原因は、何なのか。
ほんの少しでも、改善できる方法はないのか。
死にたいほどのツラさや苦しさは、一体どこから来ているのか。。。
どこにあるのか分からない、答えを探す旅。
また、次のクリニック探しが始まります。。。
コチラでは、心療内科に対する私の気持ちを綴っています。↓
続きは、コチラ↓
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