【エッセイ】僕らこうしてオトナになった
その日の午後、絵葉書が届いた。
見覚えのある懐かしい綺麗な文字。
「お元気ですか?」
僕は子供の頃、ごくごく普通のどこにでもある公立の小学校に通っていた。
お受験を通過して、ある程度均一化された子供達が入学する私学と違い、公立の小学校というのは勉学における知識を身につける場というよりも、むしろ「世の中には色々な人がいる」という事を学ぶ場なのではないだろうか。
中には成長するにつれてヤンキーになった奴もいるし、宗教にハマった奴もいる。
そしていまだに集まって仲良くしてる