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山陰海岸ジオトレ_4|京都最北端の経ヶ岬から間人へ

今回は7月16日に歩いた
山陰海岸ジオパークトレイル4回目🙌

さらっと書きましたが
山陰海岸ジオパークトレイルとは?

ジオパークとは、地球科学的な価値を持つ遺産(大地の遺産、ジオヘリテイジ)を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムである。ジオパークは、地球・大地を意味するジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた言葉である。

Wikipediaより

山陰海岸ジオパークのエリアは
西は鳥取県の青谷海岸から
兵庫県内の日本海沿岸部を経て
東は京都府経ヶ岬に至り
東西100km以上、南北約30kmに及ぶ

そんな広大なジオパークエリアの
海岸線、市街地、山道などを結ぶ
全長230.9kmの自然歩道
今回歩いたジオパークトレイル🌱

■これまでの軌跡
最終的には完歩を目指しますが
遠方のため訪問頻度は低めです

赤丸:起終点|赤線:今回|緑線:完歩済

今回はジオトレ東端であり
京都府最北端の経ヶ岬から西へ
歩いてみました🙌
※詳細地図は目次最後の今回のルートで🗺


ジオパークトレイルを歩く《4》

全長230kmある道のりは
27つのコースに分かれています

今回は25の一部と26、27の
およそ22kmを目標にしました

ルート計画で苦戦

ジオトレに限らずですが…
ワンウェイ(出発と到着が別)の場合
公共交通機関の利用が必須となります

鳥取、兵庫エリアのジオトレは
ほとんどが鉄道に沿ってるので
本数は少ないがアクセスがしやすい

逆に京都府内(特に東側)は
バスしか手段がないので
行きにくいなと思ってた場所😓

そんな場所なので3連休利用で
旅行も兼ねて丹後半島を訪れました

経ヶ岬行きの始発バスに乗るには
前乗りが必須ということで
列車旅と喫茶巡りを楽しみ移動
峰山で1泊して始発バスで岬へ🚌

峰山→経ヶ岬の時刻表

始発バスに乗ったとしても
経ヶ岬到着は10時23分で遅く
20km歩くなら8時間は欲しいので
ゴールは18時過ぎ19時頃になる😓

スタートを早くするなら西側出発で
経ヶ岬を目指すルートも考えてみたが

経ヶ岬→峰山の時刻表

経ヶ岬発のバスは14時台が最終😱
いくら早く出れてもケツが早いと
焦るし距離も限られるので却下…

色々検討した結果、経ヶ岬出発で
宿が取れた間人たいざを目指し
歩くことに決めました🙌

そんな歩き旅の一部始終を
写真と気持ちを交え書いてみます

経ヶ岬を巡る

岬行きのバスに乗る前に
恒例のモーニングもしてます😁
その他、岬までの道のり詳細は
旅記事で書いてます🚌

やっとの思いで到着したけど
この日の敵はアクセスの悪さではなく
計画時は想定外の暑さでした

道路脇の温度計は36℃で危険な暑さ
本来は外を歩く日ではないんですが
せっかくなので行けるとこまで歩きます

国道沿いのバス停から分岐して
経ヶ岬方面への道が2つあります
右は駐車場への車道、左は山道

灯台は山の向こう

経ヶ岬は半島の先端なので
行って帰ってくる必要があり
とりあえず行きは山道を選択

日差しは暑いが景色が良すぎ
海からの風は少しだけ涼しい♪

足元は悪い道ですが
日陰なので歩きやすかった

経ヶ岬灯台

昔から海の難所であった経ヶ岬きょうがみさきに、明治31年(1898年)に建てられた白亜の灯台。国内に5基しかない第1等レンズを使用しています。灯台下の海岸には灯台の建材を切り出した石切場の跡が残っています。

第1等灯台は経ヶ岬灯台のほか、犬吠埼灯台、出雲日御碕灯台、角島灯台、室戸岬灯台で、全て明治時代に建てられている。

現地の看板

遮るものなく暑く長居できんけど
さすが岬の先端だけあって海が広い

帰り道は整備された遊歩道
こちらは駐車場から灯台へ行く
一般ルートなので綺麗でした

遊歩道から見える海
駐車場のトイレ

観光で訪問する場合の拠点
駐車場から灯台まで距離約300m
ただ高低差は結構ありました

今回は裏から来たので下りやけど
これ登るの嫌やなって思うほど😓
暑い時期は水分必須🥛

ジオトレ経ヶ岬付近の地図

バス停から歩いてきた道は
サブルートだったようで…
駐車場からやっとジオトレ🌱

駐車場から少し歩くと
西側の海岸線が見えました
これから歩いていく方向
目的地が遠く感じる

結局、経ヶ岬めぐりだけで
1時間ほどかかりました💦

この時点で予定の距離は無理やと
半分諦めはじめてました🤣

国道に戻り西へ向かう
暑すぎるが景色が良いのが救い

袖志の棚田

経ヶ岬が起点のルート27は
ほとんどが国道沿いの道歩きで
景色は良いが面白みが少ない😓
そんな中楽しみにしてたのが棚田🌱

棚田のある袖志そでし

余談ですが国道178号
京都、兵庫を通り鳥取へ至る道で
ジオトレ歩きではよく遭遇する🤗

国道を離れ棚田へ登っていく道
脇には無数のお地蔵様がいたので
道中の安全を願いました🙏

あ、ひまわり😄
少し登ると海が見えてくる

もう少し登ると
棚田と集落と海が調和した絶景✨

袖志には約10~12万年前の海食台かいしょくだいがその後の地殻変動による隆起と海面の低下によって形成された海岸段丘だんきゅうがあり、その地形を巧みに利用した棚田が広がっています。

ジオトレHP

田んぼが広がる高さへ登ると
集落の屋根が見えなくなり
田んぼと海だけの景色になる

農機具小屋が点々と
振り返ると経ヶ岬が見える

相変わらずの暑さですが
棚田周辺は絶景すぎて
しばし夢中で写真を撮ってた😁

景色の良い日陰で休憩して
食料と水分補給もしたので
やる気も戻ってきました♪

のどかな場所の意外な施設

棚田巡りの道から国道へ戻る

国道に歩道はないが
交通量は少ないので気にせず
それより照り返しが暑かった

穴文殊と言われる名所ですが
暑さで寄り道する気が起きず
再訪希望で看板だけ…

看板の左手に見える緑の建物
大きなアンテナがあるので
テレビ局?とか思ったけど違った

アンテナは航空自衛隊
経ヶ岬分屯基地内にあるもので
上写真背後の山上の構造物も
自衛隊関連のレーダーだそうです

分屯基地は穴文殊の西側にあり
東側には近畿で唯一の在日米軍施設
経ヶ岬通信所もありました

この施設に配備されるのは青森とここの
日本に2ヶ所しかないXバンドレーダーで
日本海を監視する目的があるそうです

のどかな場所にまさかの施設で
驚いたけど今の時代には
必要な施設なんやろな…🙄

そこを過ぎると炎天下の直線道路で
あ〜長い、あ〜暑い…と覇気が消耗

ひまわりの後ろ姿
海へ続く道

暑いだけならすぐやめるけど
景色が良いので先へ進めてる
そんな惰性で歩いてる感じでした

歩く距離を短縮する

せっかくやからと歩いてきたけど
昼を過ぎるとさらに暑くなり
短縮を検討することにしました

ルートは右へ

海水浴場の近くの日陰で
休憩を兼ねてバス時刻表確認
すると最終バスが1時間後と判明💦

けどこの場で1時間待つのは辛いので
先を目指しながらちょうど良い
バス停で終わりにすることに💨

中浜海水浴場
中浜集落
海岸沿いの道

この付近に奇岩の名所が
あったようですが見落とし💦

バスの時間が決まったことで
焦りがあったんやろな🤔

道が入り組む集落を歩く
高嶋海水浴場

時期的に仕方ないけど
海水浴場の横をただ歩くのは
場違いやなと感じました😓

個人的感覚ですが
ジオトレ歩きは夏ではないな😟

田んぼの向こうに砂浜と海
不思議な岩は鬢櫛びんぐしと言うそう

最終バス出発10分前に到着
てか最終が14:15って早過ぎる😓

立岩と間人の由来

ルート26の約10km分をワープ
最終目的地の約3km手前にある
道の駅最寄りのバス停で下車🚌

訪れる前から変わった名称
と思ってたてんきてんき村

テンキテンキとは、毎年10月に行なわれる竹野たかの神社の祭礼で、収穫に感謝し、五穀豊穣を願って奉納される神事のことです。祭礼では、羽織をまとった男の子が「コエカケコエカケハジメヨウ。テンキテンキ、ヒヨリヨイサ」とはやし立てながら太鼓とささを鳴らします。

そこには、いつも良い天気で楽しい村であってほしいとの願いが込められています。

てんきてんき村の語源

神事だとは思わんかったけど
意味合いは「テンキ=天気」みたい
この日は天気過ぎたけど🤣

道の駅は3連休もあって
混雑してたのでスルーして
見たかった立岩たていわを目指しました

てんきてんき橋

ジオトレからは外れる橋を渡り
立岩がよく見える場所へ向かう

立岩

この付近の海岸には柱状の割れ目を持つ巨大な黒い岩石が多く見られます。特に立岩はその巨大さからも地域のシンボルとして親しまれています。柱状の割れ目は柱状節理ちゅうじょうせつりと呼ばれ、地層中に入り込んだマグマが冷えて固まる際にできたものです。

現地の看板

立岩の先端に鳥がとまってた😁
さぞかし眺め良いんやろな

間人皇后・聖徳太子母子像

聖徳太子の母・間人はしうど皇后は大和政権の争乱を避け、今の丹後町間人たいざに身を寄せたと伝えられています。手厚いもてなしへのお礼にと、この地を去る際、皇后は自らの名、間人はしうどをこの地に贈りました。村人たちは恐れ多いことから、皇后の"退座"にちなみ読み方を"たいざ"にしたとされています。

ジオトレHP

間人って書いてたいざ
普通の読み方ではないし
当て字でもなさそうで
気になってた由来が判明🙌✨

山陰海岸ジオパークエリアの大半は
山陰海岸国立公園に指定されるが
ここは丹後天橋立大江山国定公園

ちなみに、国立公園と国定公園
似た言葉ですがちゃんと違いがある

国立公園は環境大臣が指定して
原則として(環境省)が管理
国定公園は環境大臣が指定するが
都道府県が管理する。

間人の海岸線
間人漁港

この光景を見てカモメの駐車場という
アート作品っぽいって思いましたが
あとで調べたら並んでる鳥は
カモメではなくウミネコでした🤣

クチバシが黄色だけなのがカモメ
先端が黒いのがウミネコらしい…

港の灯台
ジオトレは右へ

ジオトレと別れて間人集落内へ
この日の歩き旅はここまで🙌


間人での一泊とその後の旅については
こちらの記事で書いてます♨️🚌🚞

今回のルート

ルート詳細(YAMAP軌跡)|●▲:立寄地

経ヶ岬から上野BSまでの前半と
バスで移動後の後半に分かれます
緑点線は歩く予定だったルート🌱

今回歩けなかった場所は
再訪してここだけ歩くか…
もう一度岬から歩くかは考え中🤣
暑さを抜きに景色を楽しみたい
というのが本心なのかもしれん

高低差(YAMAP)|赤字:立寄地
※後半は高低差無いので省略

・時間:約5時間、・距離:14.6km(バス含まず)
・登り:451m、・下り:534m(バス含まず)
経ヶ岬BS経ヶ岬灯台→経ヶ岬BS→袖志の棚田→穴文殊→中浜🏖→高嶋🏖→上野BS⇨🚌⇨てんきてんき村BS立岩間人漁港宿太字:立寄地

山陰海岸ジオトレ記事|バックナンバー

記事に連番つけてますが
訪問頻度が低めで場所もバラバラ
記事書く時期も開いてるので
過去記事をまとめておきます

Google My map軌跡に書き込み

ジオトレ以外の歩き旅については
歩き旅マガジンにまとめています🌱

今年はジオトレの他に東海自然歩道と
たまに街道歩きもしています🤗


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