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投資のいろは日記

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証券会社のアナリストが書く文章は型にはまりすぎてて難しくて面白くありません。株は売る人が多いと下げ、買う人が多いと上げるただそれだけの、2分の1の世界です。上げたこと、下げたこと… もっと読む
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「飛びつく魚は釣られる」のモデルケース

「飛びつく魚は釣られる」のモデルケース

今日は先日アップしました「私の好きな相場格言③」の中で紹介しました「飛びつく魚は釣られる」という相場格言ついて、今まさに起こっていると思ったので紹介してみようと思います。

ラグビーワールドカップラグビーワールドカップが始まってからというもの、私が時々行くアイリッシュパブはいつも満員で入れなくなってしまいました。そういえばアイリッシュパブと言えば「HUB(英国風PUB 銘柄コード3030)」だなと

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久々に日経平均について

久々に日経平均について

マーケットが強気に傾いていますね。新聞を読んでいたりすると顕著です。「それ、8月に書いてよ」と言いたいところですが、投資のプロが買いているわけではないと思うので仕方ありません。では、今の状況をチャートで見てみましょう。

日経平均先物

上図をご覧頂ければわかりますが、2019年は2500円くらいの幅を行ったり来たりです。まだこのレンジの中ですね。短期急騰は急落の基であることが多いので、逆に気を付

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災害時の円ドル為替

災害時の円ドル為替

台風の被害があまり報道されていないと思うのは私だけでしょうか。東京に住んでいないので、全然どのような状況かがわかりません。心配ですね。

災害後の相場に関してですが、なんとなくイメージとして「円高になる」というものがあります。証券会社にいるときに「保険会社が保険金を支払うために外貨建ての運用資産を換金するため」と教わりましたが、本当のところはわかりません。

ここからは、過去の大きな災害時の円ドル

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ダウと日経平均

ダウと日経平均

NYダウは237ドルの上昇となりました。いまの状況を見て行きましょう。

ダウ先物

先日からこのチャートを載せていますが、緑のラインで一応跳ね返った形にはなります。まだ9月の高値には追い付いていない状況ですね。基本的にはレンジの中なのですが、持ち合いを上に上に行っているので何となく過熱感はあると思います。レンジが狭くなれば動きも早くなる傾向にあります。例えば、以前は10日上げたけど、今回は5日し

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クイズ(1分くらいで読めます)

クイズ(1分くらいで読めます)

突然ですが、皆様はこのチャートを見てどう思いますか?「買い」でしょうか「売り」でしょうか。お考えください。ちなみに移動平均線は5日と20日です。

如何でしょう。

答えは出ましたでしょうか。

答えは、、、、、

わかりません!!

何故なら、これは今の日経平均先物のチャートだからです(逆転させました)。未来の事なので誰にも分りません。

しかし、どう思いましたか?

20日移動平均線は横向きだ

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う~ん。日経平均。

う~ん。日経平均。

金曜日は日経平均が246円上がり、そのあと先物でも怒涛の上げを演じ、22000円台になっています。なんだか総強気な展開なのですが、懐疑的に思っています。些細ですが、おかしい点がいくつかありましたので、今回はそのうちの1つを紹介します。

日経平均株価と新高値銘柄数の推移が逆相関通常、日経平均は相場の強弱を表す指数なので、これが強ければ個別の株も上がっているという判断になります。ですので、日経平均が

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喧嘩は続く

喧嘩は続く

おはようございます。NYダウは昨晩319ドル高しております。チャートを確認してみましょう。

ダウCFD

相変わらず青の線の中にいますので、まだ売り方と買い方は交戦中という事になりますが、短期的な決戦(オレンジ)はどうやら買い方の勝利という事でよさそうです。これは、買い方が買い上げて、売り方が踏み上げたということですから、短期的には下落しても「売り方の買い戻しの玉がない」という状態になるため、案

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機嫌が悪い相場

機嫌が悪い相場

相場の上げ下げが激しくて目が回りそうですね。ダウもまた戻してきています。8月相場の再来の様な動きですが、まだ買い方と売り方のケリがついていない様子です。やはり先日お伝えしたように痴話喧嘩には巻き込まれないようにするのが一番かと思います。ダウはまたレンジの真ん中くらいに戻っています。

ダウ先物

こうやって見ると8月の動きに本当に似てきていると思います。また、もっと短期で見ると。

私はこのように

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米中通商協議進展せず先物急落

米中通商協議進展せず先物急落

米中通商協議において、主要問題進展なしという事で中国代表団が2日の予定を1日で切り上げて帰るという報道が出ています(ロイター)。ダウの先物の動きをみてみましょう。

状況としては買い方売り方ともに拮抗していたのが、また売り方有利の展開となりました。今回、ダウ(先物)は9月11日から10月3日まで下落後、リバウンドが4日入り、再度下落という事で明らかに買い方の力を感じません、9月以降にインした買い方

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ダウと日経平均

ダウと日経平均

ダウまた下がりましたね。日経先物も安い。状況を見て行きましょう。

まだレンジの中にいます。レンジの中央よりも下にきましたね。売り方有利な展開であると思います。大きく動いていますが、あくまでレンジ相場です。かといって、下のトレンドラインに来たら買いという訳ではないのでご注意。ここを破った時、相場は次の展開に移行すると思います。

利回りとの関係7月くらいから米国債利回りと株は順連動しています。それ

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日経平均について

日経平均について

日経レバやインバースが連日売買代金上位に食い込むので、日経平均の動きに興味がある人も多いかと思います。今の状況を見てみましょう。

日経平均は「吊り上げて落とす」パターン今の日経平均は、直近で言うと昨年1月、昨年10月の動きに似ています。どれも「一回吊り上げてから、落とす」パターンです。吊り上げの動きというのは、ピッチャーでいうと「振りかぶって、投げた」の振りかぶる部分です。ですので、強く投げるた

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NYダウを考える②

NYダウを考える②

昨日のダウは372ドルの上昇となりました。やはりボラティリティー(変動幅)が上昇して参りました。チャートで状況を見てみましょう。

値位置は緑のレンジのちょうど真ん中くらいでしょうか。売りも買いも均衡しているような状況だと思います。昨日も大幅に変動したことから、変動幅(ボラティリティー)は高まり、まだ落ち着くには時間がかかる地合いです。投資家心理としては『売りだ』『いや、やっぱり買い!』『やっぱ売

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NYダウを考える

NYダウを考える

昨晩のニューヨークダウは寄付直後に発表されたISM非製造業景況指数の数値が3年ぶりの低水準だったということで売られました(ということになっている)。一時25800ドルを割れるまで下がりましたが、その後値を戻し引けは26201ドルまで戻しています。

状況の確認ダウは下のトレンドラインを割れた後に大きく戻しました(昨日の記事『アメリカ株急落』をご覧ください)。大きな下髭が出た形となり、ここから反転と

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アメリカ株急落

アメリカ株急落

昨晩のニューヨークダウは494ドル安ということになり、2日連続の大幅安となりました。それを受けて日経平均も今日は下げそうです。この急落によってどういう状況になったのかということを解説したいと思います。

需給悪化ではあるがレンジ内まずは、ニューヨークダウの需給の状態から見ていきましょう。ダウは急落といえど、レンジのなかで動いているように思います。

このように、ニューヨークダウは一定の価格帯の中を

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