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野菜をたくさん食べて、今から夏のケアをしましょう

桜と言えば入学式に似合う花でしたが、昨今は卒業式に満開になったり、センチな気分も吹き飛ぶような花吹雪の中で、別れを惜しむことになったり。そして、5月まで楽しめたチューリップは4月半ばで終わり、花屋さんでも母の日のために準備しているカーネーションも今年は早く咲き出して、母の日には足りなくなるかもしれないとテレビニュースが伝えていました。温暖化がすすみ、花の咲く時期も年々前倒しとなり、古くから伝わる二十四節気の教えも少しずつズレているようです。

自然療法を行う場合、何を使うのかというツールだけに意識を向けるのではなく、季節ごとの特徴を知っておくことは大切なことです。しかし、今まで知っていた季節の常識は変わりつつあります。だからこそ頭の中だけで知った情報や知識だけにとらわれず、日々感じている体感を見直していくことは必要だと思います。

ゴールデンウイークを控え、本来であれば新緑が楽しめる気持ちよい陽気の時ですが、上記の状況を踏まえると、気温が高くなれば夏のような状況になることも想像できます。暑さに慣れていないこの状況では、体温調整もまだうまくいきません。夏が来る前に調子を崩してしまうと、夏バテに早くから悩むことになります。今からしっかり夏の暑さに耐えうる準備をしておきましょう。


野菜を食べる機会を増やす

私の健康法のひとつが【野菜をたくさん食べる】ことです。私の一日は、朝起きてから、冷蔵庫を開けて野菜を取り出し、刻んだりちぎったり湯がくところから始まります。朝から5種類以上の野菜は必ず食べます。それが日常なので、気にもしなかったのだと思いますが、今は娘も息子も実家を離れ、それぞれ自炊していますが、やはり実家にいたときよりも野菜を食す量が減ったことで不調になったといい、それからは野菜を今まで以上に意識して摂るようにしたと言っていました。

娘婿も娘が用意した野菜料理を食べるようになってからは、自律神経も安定し、肌や体調も良いと言っていました。不調になると、今はすぐに何かの病気の予兆と考え、病院に行き、薬をもらって調整することが当たり前になっていますが、野菜をしっかりとることで、皮膚、胃腸、自律神経系などの不調が改善されることが多々あります。

ただ野菜を摂ればいいわけではなく、私の場合はしっかり量を摂ります。例えば、サラダを作る場合レタスであれば、一人分は半分~4分の1。それ以外にも人参やキュウリやトマトも入れますから、一人分もかなりの量になります。

私は胃が弱いので、ストレスなどでも胃に来るタイプ。だから胃の不調を感じた時には、キャベツ2分の1個を千切りにして軽く湯がいたものを薬代わりに1回で食べきります。そうすると薬を飲まずとも調子がもどるんです。キャベツは昔から胃腸の不調の改善に効果があると知られていて、なかでもキャベツから発見された「ビタミンU」は、キャベジンと呼ばれています。そうあの有名な胃腸薬の「キャベジン」の名前の由来になっています。

かなりの量を食べるように思われますが、我が家ではこれが普通です。それ以外にも煮野菜、温野菜も1日の中で食しますから、野菜不足にはなりません。しかし、旅行に行ったり、外食が続くと、不調とまではいかずとも、違和感を覚えますからそのときは、また冷蔵庫を開けて、野菜を食べて調えるといった感じです。もちろん量に関しては人ぞれぞれの適量があると思いますので、ご自身にあった適量を見つけてください。

私は前世はどっかで草食動物だったんだろうと思うくらい野菜に助けられている気がします(笑)。

野菜嫌いなお子さんも多いと思いますが、できるだけ質の良いおいしい野菜を用意してあげると、野菜本来の甘みや香り、食感を感じられ、食べることができるようになると思います。野菜のおいしさは、野菜そのものというよりは、作られた場所の土の質がミネラルの質や量と関係してくるので、産地や土壌の質を気にしながら購入してみるといいと思います。

できるだけ野菜の偏食は幼少期までに克服できるといいですね。もちろんいろいろな食育があり、食の考え方があると思います。野菜ジュースやその他の方法で十分野菜と同じように栄養が摂れているから大丈夫という考えもあるでしょう。でも「栄養」ということだけではなく、加工したものではないそのままを食せるようになることが大切だと思っています。それは野菜の持っている生命力もいただくことだと思うからです。


自家製ピクルスを常備してみましょう。

とはいえ、これからの季節気温が上昇し、湿度が高くなってくると、せっかく買い置きしておいた野菜も傷みが早くなります。そこでお勧めなのがいろいろな野菜をビネガーにつけてピクルスの作り置きです。

きゅうり、パプリカ、人参、大根、アスパラガス、ブロッコリー、セロリ、玉ねぎ、カリフラワー、キャベツ等いろいろな野菜を好みのピクルス液につけておけば、食卓に野菜がたりないときにちょい足しすると、色味もきれいですし、簡単に食すことができます。

じゃがいもやがぼちゃやレンコンなども軽くゆでて水けを切って漬け込めばピクルスで楽しめます。柑橘系のフルーツもおすすめです。

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★基本のピクルス液のレシピ
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お酢:100cc
水:100cc
砂糖:大さじ1 
塩:小さじ1 

あくまでも基本なので、甘さや酸味は、お好みで調整してください。酸っぱいのが苦手な場合はフルーツビネガーを選ばれるといいでしょう。
これにお好みで粒コショウやナツメグ、クミン、ローリエ、クローブ、スターアニスなどのスパイスを入れたり、ローズマリー、タイム、セージ、ペパーミント、パセリ、チャービル、ディルなどのハーブを入れて様々な風味を付けて楽しむことができます。

手軽に作れるピクルス液も市販されていますが、ぜひご家庭それぞれのオリジナルピクルス液を作られてみてはいかがですか?スパイスやハーブで様々な味になるので、作るのも楽しくなります。

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★作り方
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①    ピクルス液に用意したお酢、水、砂糖、塩を鍋にすべて入れます。
②    砂糖が溶けるまで軽く火にかけます。酸っぱいの好みであれば砂糖が溶けてから酢を入れてすぐに火からおろします。酸っぱいのが苦手な場合には酢を最初から入れて、しっかり沸騰させてから火からおろすとマイルドになります。
③    煮沸した容器に野菜を入れて、好みのスパイスやハーブを適量入れて、ピクルス液を流し込みます。野菜はできるだけ同じ大きさに切ったほうが、均等に味が沁み込みます。均等のスティックにすると食べやすいです。
④    一晩寝かせれば、味が沁み込みおいしくいただけます。
⑤    保存は、野菜の種類や量にもよりますが、10~2週間くらいです。あまり長く漬け込んでおくと、酸味が強くなったり、雑菌が入って、傷んでしまうことがあります。容器から取り出すときは、きれいな箸などで取りましょう。

子どもと一緒に作ることができると、自分が作ったものだと興味をもち食欲も出てきますので、ぜひお子さんと作ってみてください。
これからの季節、太陽の陽を浴びたおいしい野菜が出回ってきます。彩のきれいな野菜のピクルスを作って、目でも心でもたくさんビタミンを味わってください。

容器ごと持参すれば、これからの行楽シーズンにお弁当のおかずにもなるし、バーベキューを楽しむときにも口がさっぱりするので喜ばれます。ホームパーティ―に招待されたときは、きれいな容器に入れて持っていくと、見た目もきれいで他のお料理の邪魔をしないので、なかなか重宝します。やっと人を招いたり、招かねたりができるようになってきました。コミュニケーションに「食」は欠かせません。食×コミュニケーションも上手に育んでいきましょう。


チャイルドケア共育協会 本部講師 松本美佳

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