ちりめんじゃこ

大学生でした。 https://jacco.bandcamp.com/

ちりめんじゃこ

大学生でした。 https://jacco.bandcamp.com/

マガジン

  • コラージュ・ど・ジャパン(焼き立て)

    • 50本

    夢で会いましょうのパクリです

最近の記事

Amorphous

When I woke up in the scarlet morning, I noticed some had already gone, and the others, including intangible materials, had all changed overnight. For example, my penis was so small. At last, I became a phony girl who could have sex with we

    • 「え」んりえど

       芸術なんて所詮人間の魂の延長線上にあるだけで、こんなのの真髄をあれやこれやと考えあぐねたところで仕方ねえよ。  芸術はオナニーです。手淫です。そんなものを学問とするのはやめなさい、そんなものを見極めようとするのはやめなさい。既に伸びきったカップヌードルが食えるかどうか考えまくっても今度はスゥプが冷めるだけだよ、たわけのバカ。  この前、必死にストリートピアノでなんかクラシックを弾いている芥がいました。ええ、芥です。こう聴衆が集まる最中、無難な万人受けの音楽を手遊びぶって弾い

      • 様々なことへの所感

        「きゅうくらりん」について 「きゅうくらりん」について知り、聴くようになったのは、遅ればせながらもつい数ヶ月前のことである。それはまたまた流行に遅れをとりながらも聴きはじめた「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」にて花譜そしてその声を元にして製作された音声合成ソフトウェアのソングボイスである可不(これらについて、私は門外漢であるから正確性に疑問が生ずるようなものを記述しているかもしれないが、それについては御容赦願いたい)にある種の興味を覚えたからであり、彼らが関わる音楽を片っ

        • 「い」ちご大福

           問題  どうしよう! 僕のいちご大福、あのめちゃくちゃ長い行列(十時間待ち)を耐えて(中には餓死!)買ったあのうまくて仕方ないと評判のいちご大福が無くなってる!? どういうこと?! 帰ってすぐシャワー浴びて蟻の門渡りに満遍なくヴァイタミンCがたっぷり入ったオイルを塗って保湿したら食べようと思ったのに、なんで冷蔵庫に入ってないの!?  そう思って僕は状況を整理することにした。今は五月七日土曜日の午後二時、いちご大福を買って帰ってきた時刻は今日の十二時丁度だから、いちご大福はこ

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        • コラージュ・ど・ジャパン(焼き立て)
          50本

        記事

          「ヲ」ノ・ヨーコ

           「どんぐり・きょーこ」なる曲がある。  どんぐり?  どんぐりは美味しくないけど、どうしてこんな曲を作ったんだろう。僕はこれを聴こうとする前、頻りにこのことだけを考えていた。でもヲノの乳首を斟酌するに、どんぐりは母性のメタファーなのだから当然なのかもしれない。  でもそう仮定すると、「どんぐり・きょーこ」は「ちくび・きょーこ」ということになる。「きょーこ」が誰だか分からないが、兎に角彼/女(ポリコレに配慮した結果!)の乳首についての曲なのだろうか。僕がまだ尻の青い小僧

          「ヲ」ノ・ヨーコ

          アニバーサリー・オブ・サラダ

           俵万智のサラダ記念日。読む度に、いつもむかっ腹が立つ。  何がサラダ記念日だよ、サラダ食っているだけじゃないかと思って、僕は苛々しながら近くのファミマでなんか肉肉しいものでも食べようと思って、外へ出かけた。  今日はとても寒くて、上着一枚にコートでは、流石に新陳代謝が高い僕でも少し堪えた。最寄りのコンビニで済むのは不幸中の幸いかと思ったが、一時間ほっつき回った方が熱くなるからいいんじゃないかと思い直して、そしたら少し遠くのコンビニにでもと考えるも、ファミマは最近増量キャンペ

          アニバーサリー・オブ・サラダ

          「ロ」バート矢野

           「なあ、ロバートって四人組だったっけ?」 「なんだいきなり、そんなこと聞いてきて」 「いや……やっぱなんでもないわ」 「なんだよいつものお前じゃないな、一体どうしたんだよ」 「ロバートって三人組じゃなかった、って」 「ロバートは四人組に決まってるだろ、はねトびやポケサン観てたのに忘れたのか?」 「あ、まじか……いや、確かにそうだったな、すまんすまん」 「変なこと聞いてきて、もしかして若年性認知症とかじゃないの?(笑)」 「ははは……」  ロバートは三人組という記憶が残って

          「ロ」バート矢野

          「ル」ートビア殺人事件

           「犯人はこの中にいる!」とよく分からぬ小童が赤い蝶ネクタイに語りかけているが、その声の太さに度肝を抜かれて僕は失禁した。でも最近再発した夜尿症対策でパンパースを履いていたおかげで、辺りに気づかれることは無かった。平野啓一郎か? という疑念ももちろん湧いて、僕は遠くから興味津々に見つめている。  「犯人は大きな乳房を抱えていました、そしてそれはあなたのことですね、安浦さん」と僕の右横にいる、体百点、顔六十七点、性格野蛮の女性の名前が呼ばれて、皆一斉に彼女の方を振り向く。  「

          「ル」ートビア殺人事件

          「ラ」ーメン・リパブリック

           友達と遊んだ後、ラーメン屋に行くのはあんまり望ましくない、何故なら話す機会が少ないし、最近の意識高い系の店主が最高にマザーファッカーだからだ、そう言った親友、ステイプル・ステイプラー三世は上着にダイナマイトを隠し、様々なラーメン屋に出向いては店主や客の態度を見計らい、良ければ何もしないが、悪ければ、彼がいつもタバコを吸う際に用いる100円ライターでダイナマイトに火をつけ、帰り際カウンター下の荷物を置くためにある溝に捩じ込んで、駆け足でそこを去り、背後から爆発音を耳にして、同

          「ラ」ーメン・リパブリック

          「ユ」マ・サーマン

           工場で働くユマ・サーマン。  石化させるユマ・サーマン。  鼻血噴き出すユマ・サーマン。  クソデカ親指のユマ・サーマン。  天井に張り付くユマ・サーマン。  植物と融合したユマ・サーマン。  パリにやって来たユマ・サーマン。  ジャッキで殴られるユマ・サーマン。  アビーだと間違われたユマ・サーマン。  緑のスカーフを着けたユマ・サーマン。  スウェーデン語訛りのユマ・サーマン。  僕たちの世界にはいろんなユマ・サーマンがいて、でも気づかない程度に生活に溶け込んでいる。

          「ユ」マ・サーマン

          「モ」チモチの木 Part II

           霜月二十日、祖父を助けるべく、「ヘッドフォンアクター」にて丘の上へと走る榎本貴音宜しく、モチモチの木を横切り、医者のところへ向かった豆太の話から早五年。モチモチの木は再開発で伐採され、ひもじく暮らしていた二人は山の権利関係で大金を獲得し、田舎なんて暮らしても仕方ねえと、東京都港区白金に一軒家を構え、ドンペリを飲んでいた。  五年経てど、豆太は高校生であるため、ドンペリは本来飲んではいけない。しかし矍鑠とした祖父が盃を豆太に向かわせ、 「なあに、儂は豆太の歳には、これを毎朝飲

          「モ」チモチの木 Part II

          「ム」チムチボディ

           本真ゆりの「授業参観ボディコンママ」を見ていたとき(おなってない)、僕はふと小学校の時一度も同級生にならなかったK君のお母さんを思い出した。良く学校行事で来ていたけど、あれはすごかった。いやボディコンママみたいに露出度高いわけじゃないけど、ヒョウ柄のタイツに厚底ブーツみたいなのを履いて参加していた。すごい近づきにくい人だったけど、いざ話してみると良い人で、人は見た目だけで判断しちゃダメなんだな~と思いつつも、やっぱり怖かった。  そういやこのK君の家に一回だけ遊びに行ったこ

          「ム」チムチボディ

          「マ」ッチ売りの少女

           冬の季節、街の通りで、ある少女が近藤真彦のブロマイドを入れたカゴをぶら下げて、 「マッチ、マッチはいりませんか?」とか弱い声で宣伝していた。しかし行き交う人は皆冷ややかな視線で彼女を見るし、中には心無いことを言う人も居る。 「誰も近藤真彦なんて欲しいと思ってねえよ!」 「中森明菜のこと忘れてねえぞ!」 「ほんと、ジャニーズ所属だったから許されていたみたいな感じがあるけど、もうジャニーズじゃないからただの屑ね」  彼女はそう言われて(特に最後の言葉に)深く心が傷つき、泣きそう

          「マ」ッチ売りの少女

          「ヘ」ッドショット

           俺は生粋の戦場カメラマン渡部陽一。いつもは中東などの紛争地域にて過酷な戦争の一場面を撮り、世界に平和の必要性を訴える活動をしている。紛争や戦争が起きている地域に生きる無辜の民は劣悪な環境下でも懸命に生きている。それは余りにも悲劇的で、憐れに感じることだろう。  シリアの内戦に巻き込まれた青年にあったことがある。彼は老いて動けない母親と一緒に危険地帯で暮らしている。彼はいつ生きるか死ぬか分からない状況でも屈託のない笑顔で家族を支えているんだ。俺たち日本人はそんな理不尽なことに

          「ヘ」ッドショット

          「ヒ」ノノ二トン

          一度見惚れた彼女に、 「海へ行こう」と誘ったら、 当日彼女は、ヒノノニトンに乗ってきた。 「乗りな」彼女がそう言うと、 助手席に僕を載せた。 海辺で僕たちはピンボールをして、 陽が沈むと、ヒノノニトンに乗って帰り、 家でロマンチックなセックスをした。 生でやったからか、彼女は妊娠して、 僕たちは結婚した。 春の終わり、彼女は双子を生んだ。 名前は堤真一と吉田鋼太郎。

          「ヒ」ノノ二トン

          「ノ」リスケ

           イクラを生んでからというもの、僕とタイコの間には漠然とした間が出来たような気がする。あくまで気がするという程度で実際は仲良く話しているし、イクラの世話もお互いするし、喧嘩もしないし、他の人が僕たちの関係をみたら、仲のいいご家族だと思うだろう。しかし僕からすると何か欠けているように思える。  そう考えると、僕とタイコは随分ご無沙汰なことに気付いた。そういや最後は何時したっけ?思い返そうとしたが、明らかに二人の情事がイクラがタイコの中にいると発覚する前のことしか覚えていない。二

          「ノ」リスケ