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広島焼きのミルフィーユに舌つづみ

我が家のお好み焼きは、大阪風が主流。
私も焼くけれど、京都に住んでいた夫も作ってくれる。

でも広島風も食べたい。
東京では食べたことがあるけれど・・・本場・広島で食べてみたい。

だから、広島へ行ったわけではないのだけど。
家族3人の最後の旅行は、去年のお正月。
広島と倉敷だった。

広島へ行ったら、食べないわけにはいきますまい。

東京を発って、新幹線で広島駅に着いたら、おなかはペコペコ。
駅からすぐの「電光石火」に急ぐ。
夫が調べた駅近の、おいしそうな広島焼きの店。

20210912お好み焼きプレート

パッパッパッと大きな鉄板で焼いていくけれど、行列があるので、待つ。待つ。
香ばしいにおい・・・ジュウジュウ焼く音。
ああ~~、おなかすいた。

待つこと25分。
家族3人それぞれ頼み、私の好物の牡蠣も注文。

20210912牡蠣焼き

まず牡蠣が来て、あちち、あち・・・磯の香りがソースと絡まって、エキスたっぷりの汁が口の中にこぼれる。

20210912お好み焼きスラリ

そしてお待ちかねのお好み焼きが、さっとへらで目の前に置かれる。

20210912お好み焼き

20210912お好み焼きと目玉焼き

私が選んだのは「夢」。
肉、玉子、イカ、イカ天、エビ、うどん(かそば)、ネギがかかって、目玉焼きのせという贅沢。

ほおばるとミルフィーユなんだけど、ハーモニー。
生地、そば、具、キャベツ・・・重なった層を感じるような、一体になっているような。

上のねぎも香りよくてシャキシャキして、ソースが味をくるんで、でも複雑な味わいがあって。

全体がふっくらふんわりの大阪風とは、違うおいしさ。

ハッフハッフとモリモリ食べる。

あ~~、美味しい
待ったかいがあったね。
3人とも大満足。

「広島焼きは、ちがう」
「全然別物だね」
「もっと食べないと」

体も心もポカポカして、広島電鉄の広島駅から、路面電車に乗る。

20210912広島市殿

路面電車って、いいなと思う。
もう少ないけれど、窓からの景色も近くて町がよく眺められて。
バスと違って渋滞はなくて。

旅先だととくにうれしい。

あの微妙な高さの駅が好き。
ひょいっと段を上がると、駅で。
そこは道路ではない。
バスよりも、待っていてワクワクする。

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そのあとも何度もお好み焼き屋さんを探したけれど、どこも混んでいて。
デートや家族連れや、友人同士で。

広島では「カフェにいこう」「ごはん食べようか」と同じ選択肢の中に「お好み焼きに行こう」があるのだと得心した。

いいな、それ。
かなり、うらやましい。

お好み焼き文化。
店を覗くとみんな、実にいい笑顔で待っている。
ほおばっている。

また行かなくちゃね。

次は野球を見たい。

広島は他にも魅力がいっぱいあって、積み重なっている。
この時も、原爆ドームや宮島に行って、心を何度も刺されている。
深みと広がりと。

広島焼きのように、ミルフィーユのように、層を成している。

奥が深くて、また行きたい場所。


帰宅後、広島焼きを試したいけれど、自信がない。
あの絶妙な積み重ね方が難しそうで。

あちこちのレシピを見ても、私が食べた感じと違うみたい。
モダン焼きじゃないんだよね、広島焼きは。

でも今度、作ってみよう。
重ねたいのだ、私も。

どなたか、作り方のアドバイスくださいませ。


この記事はやんさんの企画「駅にまつわるエトセトラ」の参加記事です。

私の記事は駅というよりも、広島焼きと路面電車になっちゃいましたね。
すみません。お許しを。

ありがとう青い花


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