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エッセイ

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記事一覧

【育児エッセイ】今日の顔

娘が生まれて5ヶ月が経った。 少し小さく生まれた娘はその面影もなくメキメキと大きくなってく…

梨沢あさこ
1か月前
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新しい扉をたたいて

ずっと気になっていたカフェへ出かけた。 夫に娘を見てもらい、ひとときの休息。 カフェまで…

梨沢あさこ
2か月前
27

「反省する」と「落ち込む」は別物だ

最近気づいた、私の認知の歪み。 それは「反省しなさい」と言われたら「落ち込みなさい」と頭…

梨沢あさこ
2か月前
23

【近況報告】29歳になりました

29歳になりました。20代ラストスパートです。 去年の今頃は子どもを授かったことをまだ認識で…

梨沢あさこ
3か月前
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秋の散歩日記

秋、散歩をしていると色とりどりの香りが鼻を掠めて横切っていく。 ピークを迎えた金木犀の甘…

梨沢あさこ
6か月前
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言葉を呪いと思いたくない

最近の気づき。 私は昔から言葉を真に受けすぎるところがある。 もっと具体的に言うと、誰かに…

梨沢あさこ
7か月前
7

本屋の温もりを思い出して今日も生きる

私にはお気に入りの本屋がある。地元ではない街に暮らし始め、なかなか馴染めず心細かった気持ちにやさしく明かりを灯してくれた場所。そのひとつがその本屋である。大型の書店ではなく、小さいけれど長らく愛されてきた地元の本屋で、数年前にリノベーションをしてカフェと雑貨屋が併設され、より安らぎの空間となった。新刊の本もあれば、マニアックな本もある。私の好きな詩集も豊富に揃えている、そんな本屋だ。 この本屋にはじめて足を踏み入れようと思ったのは直感だったように思う。木を基調とした重くも軽

赤ちゃんのいる体で生きる

PCに向かって仕事をしている時。 おいしいものを友達と食べている時。 ひとりで本を読んでいる…

梨沢あさこ
10か月前
7

サバタケ汁

先日、体調を崩して寝込んでいた時に夫がサバタケ汁という料理を作ってくれた。 長野県出身の…

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不思議な夢 10年前の卒業

不思議な夢をみた。 夢の中の私は高校の卒業式を終えて、ひとり家に帰るところだった。ちょう…

4

「人生は何が起こるか分からない。だから面白い」と人は言うけれど

「人生は何が起こるか分からない。だから面白い」と人は言うけれど、疲れ切った人間にそんな言…

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【小さな決意】noteで何を書いていきたいか

小学生ぐらいの頃から、作文が好きだと自覚するようになった。たしか6年生の時に修学旅行の感…

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新しい下着

三連休の真ん中。今日は夫と買い物したり外食したり、お出かけを楽しんだ。 ずっと後回しにし…

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ヤマメの塩焼き

職場でヤマメをもらった。田舎あるあるで、日頃からきゅうりやミニトマトなど食材をもらえることがしょっちゅうである。しかしながら川魚はなかなか珍しい。 ヤマメは模様が色鮮やかで、それでいてとても美味しい。私は幼少期から魚図鑑を眺めることが好きで、ヤマメのパーマークをじっと見ては惚れ惚れしていた。 ヤマメを持ってきた人は言った。「オスとメスをそれぞれ持ってきたよ。メスよりもオスの方が美味しいから一匹ずつ平等に持って行ってね」 ある人が尋ねた。「どうしてオスの方が美味しいの?」 そ