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「死」は特別なものでもないし、訪れないかもしれない

「死は特別なものではないよ。」知人からこう言われたことがある。そして話はこう続いた…「それに、そのうち永遠に生きられるようになると思う。いつまで生きるか、選べる時代がくるんじゃないかな。」



えっ?ちょっと!すごいね、その前提を覆す考え方。「人は、必ず死ぬ」っていう大前提を…



私はその考え方に飛びついた。絶対に死ぬわけじゃないと考えると、死に怯えることもなくなるし、なんだか夢がある。



あっ、でもちょっと待った。



最近「死」とは何か/シェリー・ケーガン著 を、オーディオブックで聞き終わったばかり。その中に 【不死ー可能だとしたら、あなたは「不死」を手に入れたいか?】という問いが…。それに対して、永遠の命=永遠の退屈 という悪夢になりうるという説も…。う〜ん、「永遠に生きられる」っていうだけで手放しでイイとは言えないな。どう過ごすか?が抜けてるから。



じゃあ、私はどう考えていきたいのか…?



明日死ぬかもしれない前提で行動しつつ、思いのほか長く生きる未来についても具体的に考えていきたい。そこに「死は特別なものではない」という考えを付け加えて。



私にとって「死」は折に触れて考えたいテーマ。考えるきっかけをくれた冒頭の知人に感謝しつつ、そう思った。









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