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不思議な家2

同じクラスの美里のお父さんは有名な小児科医で、診察以外の日はテレビや講演などの仕事であまり家にはいなかったが、会うといつも笑顔で挨拶をしてくれた。  美里が学校に来なくなったのは、中学一年生の冬休み明けだ。教室の中でちょっとしたトラブルがあって、その日以来一度も学校にはきてない。私は美里の家の近所だったので、いつも宿題のプリントや連絡ノートを届けに行った。そして美里の部屋に入り、お喋りやゲームをして遊んで帰った。でもたいていは美里と二人で壁に耳を当て、継母たちの話を聞いていた

    • 悪魔の囁き ホスト編

      ホスト編 マキ

      • 不思議な家3

         学校の帰り道で私の前を走っていた慎ちゃんが転んだ。逆さまになった鞄から私の足元に小さな丸い缶が転がってきた。慎ちゃんは慌てて教科書だけを拾い、またすぐにどこかに走っていった。翌日学校で缶を返そうとしたが、慎ちゃんは学校を休んだから、帰りに家に寄った。 一年生の冬休み明けに慎ちゃんのスキー靴と自分のスキー靴を間違えてお母さんと一緒にケーキを持って謝りにいったことがある。  慎ちゃんの家の玄関は、大きな倉庫の二階にあって、急な階段を足が疲れるくらい上らなければならなかった。

        • 旭川いじめ事件を振り返って

          思ったこと1 最近、旭川いじめ事件について書いてある記事を読みました。なるほど、と思いながら丁寧に読んでみると、改めて全容が見えてきました。とは言ってもまだまだわからないことは多いです。 ただ本当に不思議だったのは、教師に相談しようとする親や生徒がいたという事実です。私は、一度も教師を信用したことはないので、本当にびっくりでした。 じゃあ、いじめがあったら何処に相談したらいいの、と問われたら、家族で相談して決めるのが一番いいと思うのです。 とにかく安全な場所を確保してあげる

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        不思議な家2

          ニゲラを蒔きました.春の気配はまだだけど。

          1月21日   今日はニゲラを蒔きました。 ニゲラの花言葉は色々あるけれどお花がきれいに咲くのを願って「未来」にしました。それにしても今は冬です。 昨日も今日も朝は氷点下。家の中は温かいけれど、ニゲラは外気温も感じとっちゃうかもしれません。花はとても「気配」に敏感です。本当の春と違うから、すごいストレスがかかっちゃうかも。本当の春、早く来てほしい。  昔、亡くなったお母さんのことを泣きながら何年間もずーっと待っている小さな女の子がいて、その子はある時期からお母さんの代わりにお

          ニゲラを蒔きました.春の気配はまだだけど。

          1月19日

           土の中に小さな緑色が見えました。発芽していたのでびっくりです。双葉になるまでこのまま様子を見て、Amazonで頼んだ人工光を待ちます。それにしてもこんなに小さな種の中に何が入っているんだろう.そう思い、ちょっとだけ調べてみました。 種の中には将来植物の根や芽になる「胚」と、胚の栄養である「胚乳」が入っているみたいです。小さな小さな種なのに、自力で光合成ができるようになるまでの栄養がたくさん入ってたのですね。他の生物みたいに親が必死になって餌を与えなくても、みんな平等に大き

          今日はネモフィラの種を植えました。室温は20度前後です。発芽するまで部屋の隅っこで静かに暮らしてもらいます。

           ネモフィラは「どこでも成功」 という花言葉があるくらい簡単に育つと言いますが、実は室内では難しいみたいかもです。室温が温かすぎるとすぐにひょろひょろになっちゃうみたいです。だから発芽までは暗くて少々寒い場所に。

          今日はネモフィラの種を植えました。室温は20度前後です。発芽するまで部屋の隅っこで静かに暮らしてもらいます。

          季節外れのお花づくり。アリッサム 本当に咲くのかな。植物学者は植物の生態を科学的に検証してくれて、詩人は植物と人の共通語をみつけてくれました。体と心を繋ぐものは植物も人も同じなのかもしれません。

           2024年1月16日   種と植物。どっちが先にできたのか気になって調べてみたら植物でした。今から3億8000年前に、陸上に引っ越してきた植物に種ができて、それが地面に落ちて、雨が降って、種は土から栄養をもらいニョキニョキと発芽したそうです。気がつくと、小さかった種は成長して、朝日が燦々と降り注いでいる場所に出ました。    植物は歩けないけれど、枝や葉をたくさん付けて、光のある世界に飛び出すことができたのです。でもお花はきれいに咲かせても、自分の力だけで受粉はできません。

          季節外れのお花づくり。アリッサム 本当に咲くのかな。植物学者は植物の生態を科学的に検証してくれて、詩人は植物と人の共通語をみつけてくれました。体と心を繋ぐものは植物も人も同じなのかもしれません。

          不思議な家のお話。

          友人モナの家  仲良しだったモナと二十年振りに出会い、カフェで楽しい時間を過ごしました。でもお喋りをしていて、モナの家が変だったことに気づいたんです。毎日のように遊びに行っていたのに、まるで魔法にでもかかったみたいに、ずっと気づきませんでした。今思えば、不思議としか言いようがないのです。

          不思議な家のお話。