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日常に潜む派閥

『私よりこの人と仲良くするなんて許せない。』
自己都合な記憶かもしれないが、
このように思ったことがない。
むしろ、『仲が良くて、楽しそうでなによりだ。』
そう思う。

3人グループで、他の2人が一緒にどこかへ出かけて
行っても特に気にならない。

そんな具合なので、『何であの人と仲良くするの?』
『私より、〜さん(ちゃん)と仲良くしてない?』
このような類の話を身近で見聞きすると困惑する。
どこか違う世界へ連れて行かれたような気分になる。
『ダメなの?それってココの常識?!』

そのような気持ちが存在することは理解できるが、
何故そのような気持ちを日常で抱くのかがよく分からない。

初めて経験をしたのは高校生の頃。
友達関係におけるソレである。
それから一対一での関係を好むようになった。

社会人になってみると業績に直接影響するような
人間模様があることを目の当たりにし、幻滅した。
それが社会だと言われれば、確かにそうだが。

大人になってからはおそらく一度も
グループに所属していない。
友達と会う時は一対一。
繋がりのある友達はほぼ無く、
単独で友達関係にある人ばかりだ。
おかげで友達には、友達がいない人として認識
されている。

本来はグループで力を合わせて何かをやり遂げるとか
音楽であれば奏でるとかが好きである。
所属することが目的ではなく、チームで力を合わせる
というのが好きである。
複数人いることで生まれるエネルギーはなかなか良い。

このままきっと変わらないであろう無所属スタイル。
ここ数年内でも、2件ほど身近でソレが発生したことからも
3人よれば文殊の知恵にはならない悲しさと虚しさを
抱えて過ごしていくだろう半生への嘆きをここにしたためておきたいと思う。

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