ささきひろこ

フリーランスエディター/レシピクリエイター。Webマガジン『CLIP'CLI…

ささきひろこ

フリーランスエディター/レシピクリエイター。Webマガジン『CLIP'CLIP』主宰。犬と暮らす北欧インテリア、グルテンフリー&レクチンフリーなライフスタイルをVlog(https://youtube.com/@life_with_lab_joey)で配信しています📹

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記事一覧

こころの在りかた次第で

2024年の1/3が慌ただしく過ぎ去った。 年が明けてからしばらくの間は感情の起伏が激しいときもあったが、俯瞰してみるという行為をクセづけしていたおかげで、トラブルを…

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デザイナー・ライター・エディター募集の話と、「ひんやりスイーツな気分」のこと

ここのところ「ひんやりスイーツな気分」だ。 バナナアイスをつくったり、シンプルなゼリーをつくったり、前回noteに投稿したようなフレッシュタルトの日もある。 OYAOYA…

ささきひろこ
1か月前
122

「レモンカードとキウイのフレッシュタルト」と、最高の人生にする方法について

いちいち認識したくはないが、やっぱりこう思ってしまう。 今年も1/4が過ぎ去った、と。 この3ヶ月、胸を張ってやり遂げたと報告できるものがあるかと問われると、うつむ…

ささきひろこ
1か月前
77

「みる」から「みない」、「みない」から「みる」習慣

毎日チェックしていたnoteが、いつの間にか開くことすらしなくなった。「みる」のが当たり前だった習慣も、「みない」がデフォルトになるときがくるのかと、自分でも驚く。…

ささきひろこ
1か月前
74

今年のバレンタインスイーツと、思い出す昔のこと

新年を迎えてから時間のつかい方を変えているおかげで、朝1時間、夜1時間ほど余裕がうまれた。 今までほとんどなかった「こころのゆとりを感じる時間」が手に入り、「手放…

ささきひろこ
3か月前
89

「ビーツとババロアのレイヤーケーキ」と、うちの炊飯器事情

ごはんよりも断然パンがスキなわたしは、年間とおしても2,3回くらいしかまともに米を食す機会がない。 そんなうちにも炊飯器という家電は存在する。「カビが生えているん…

ささきひろこ
4か月前
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隠れた「期待」が人生をおかしくする

宝石やふとんを買わされたり投資話を持ちかけられたりといった経験もなければ、この先になんらかの形で騙される気もさらさらない。 でも、特定のひとに対しては「期待」と…

ささきひろこ
4か月前
88

飲めるケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」と、世界のこどもたちからのギフト

天災は忘れたころにやってくるといわれるが、吉報も思わぬときに届くものだ。 度重なる引っ越しに伴う梱包・開梱にあたり、自分の荷物の多さに辟易する場面が多々あった。…

ささきひろこ
4か月前
142

新居のクリスマス準備とクリスマスパーティー

いいたくないが、やはりこうなる。 「1年あっという間」だと。 6月末に新居に越したあと、思うようにインテリアが整わないうちに年末を迎えようとしている。 例年なら11…

ささきひろこ
4か月前
81

はじめての旅とおみやげの味「柿のクッキー・ケーキサンド」

「いつか」と願っていたことが、叶った。愛犬Joeyとの旅である。 「今度一緒に旅行したいね」 そういってお別れしたInstagramつながりの犬友さんに、ふと連絡したのが9月…

ささきひろこ
5か月前
82

セカンドダイニングルームの完成と、つぎへのステップ

「もう5ヶ月か…」と「まだ5ヶ月!?」という気持ちが入り混じっている。 新居に越してきて5ヶ月が経った。 前回(1年半前)引っ越したときよりも圧倒的に時間が足りなく…

ささきひろこ
5か月前
65

過去の記憶を一旦フラットにしてみる

以前の記憶が、バイアスとなってしまっていることがある。 たまたまご機嫌斜めなときに会ってしまっただけのひとにたいして「感じ悪い」という印象だけが残っていたり、お…

ささきひろこ
5か月前
73

いつもとは違う鎌倉を味わって

鎌倉でランチをするならココ。 『プッチェリアべべ鎌倉』一択といっていいほど通いつめていたから、扉がピシッと閉まっている姿をみて呆然とした。「定休日」という概念が…

ささきひろこ
6か月前
171

全体を見渡して気づくこと

新居に越して4ヶ月が経った。 セカンドダイニングルームの床、壁がようやくおわった昨日、noteやSNSで報告するための写真を撮っていて気づく。その前にUPしようとしていた…

ささきひろこ
6か月前
76

はじめて挑む「おうちアフタヌーンティー」

期待に応えたいという気持ちが、いつもわたしを奮い立たせる。 たとえばこんなとき。 大切なゲストが2日にわたり訪問してくれるという、うれしいチャンスが到来した。 …

ささきひろこ
6か月前
108

肌寒い季節のおもてなしメニュー「ポテ」

1年のなかで、もっとも好きな季節になりつつある。 肌寒いな、人恋しいな。そんなふうに感じる10月のおわりからクリスマスまでの期間。わたしのなかのワクワクが、燃え盛…

ささきひろこ
6か月前
108

こころの在りかた次第で

2024年の1/3が慌ただしく過ぎ去った。 年が明けてからしばらくの間は感情の起伏が激しいときもあったが、俯瞰してみるという行為をクセづけしていたおかげで、トラブルを回避できたばかりか、物事がいい方向に進んでさえいる。 ネガティブな心情が伝染するように、ポジティブな心持ちもまた伝染する。これは真理だと思う。 「イヤだな」と思った気持ちをそのままぶつければ、それが倍になって返ってくることだってあるし、嫌悪につかう労力は半端なく心身を消耗させる。 こんなとき、以前のわたし

デザイナー・ライター・エディター募集の話と、「ひんやりスイーツな気分」のこと

ここのところ「ひんやりスイーツな気分」だ。 バナナアイスをつくったり、シンプルなゼリーをつくったり、前回noteに投稿したようなフレッシュタルトの日もある。 OYAOYAの姉妹ブランド『梨からの手紙』のドライ梨をつかった、レアチーズケーキだってそう。 クリームチーズを配合しているから厳密にはレクチンフリーではないけれど、牛乳や生クリームではなくココナッツミルクで仕上げた「ローレクチンスイーツ」になっている。 「ひんやり」の最高峰にあたるかき氷にはまだ手を出してはいない

「レモンカードとキウイのフレッシュタルト」と、最高の人生にする方法について

いちいち認識したくはないが、やっぱりこう思ってしまう。 今年も1/4が過ぎ去った、と。 この3ヶ月、胸を張ってやり遂げたと報告できるものがあるかと問われると、うつむきたくなる。 よりよい人生にしたいと願っているのに、時間ばかりが猛スピードで駆け抜けていくようで不安にさえも。 これは、読み進めている本『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』のなかにあった一文だ。 今まさにわたしに向けたメッセージなんだと思う。 今年は雨の多い春に感じる。 雷

「みる」から「みない」、「みない」から「みる」習慣

毎日チェックしていたnoteが、いつの間にか開くことすらしなくなった。「みる」のが当たり前だった習慣も、「みない」がデフォルトになるときがくるのかと、自分でも驚く。 この1ヶ月ちょっとの間、noteを投稿しない以外はいたっていつもどおりの日々だった。愛犬とお散歩をしたり、スイーツをつくったり、インテリアをたのしんだり。 大切にしたい時間を、より一層充実させたいと願うようになった。 インテリアといえば、和室に少し変化をつけた。 和室のない物件に何十年も住んでいたから、久

今年のバレンタインスイーツと、思い出す昔のこと

新年を迎えてから時間のつかい方を変えているおかげで、朝1時間、夜1時間ほど余裕がうまれた。 今までほとんどなかった「こころのゆとりを感じる時間」が手に入り、「手放す」を実行してよかったと感じている。 そうこうしているうちに気づけばもう2月。この月は、やはりコレを避けることはできない。 バレンタインデー。 男性から女性へ、女性から男性へ、はたまた女性から女性へ(いや、もはやジェンダーを語るなんて時代遅れなのかもしれない)日頃の想いや感謝を伝えるのにベストな日だ。 だか

「ビーツとババロアのレイヤーケーキ」と、うちの炊飯器事情

ごはんよりも断然パンがスキなわたしは、年間とおしても2,3回くらいしかまともに米を食す機会がない。 そんなうちにも炊飯器という家電は存在する。「カビが生えているんじゃないか?」という心配はご無用。これでいて、わりと出番がまわってきているのだ。 わが家の炊飯器は、ごはんが炊かれる代わりにさつまいもや栗が蒸される。そしてときどき、こんな食材も。 ビーツである。ボルシチのあの赤さの正体だ。 欧米ではスイーツにもたびたびつかわれているのを前々から知ってはいたものの、実際につか

隠れた「期待」が人生をおかしくする

宝石やふとんを買わされたり投資話を持ちかけられたりといった経験もなければ、この先になんらかの形で騙される気もさらさらない。 でも、特定のひとに対しては「期待」という名の信用をわりとすぐにする。これがやっかいだ。 相手はそんなこと望んでもいないだろうに、勝手に「期待」しておいてそれが果たされないとガッカリする。裏切られた気持ちにさえなる。 対象は自分自身のときもある。 昨年の夏ぐらいだろうか。いや実際にはもっと前から薄々気づいてはいた。それが自分にとって都合のいい解釈な

飲めるケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」と、世界のこどもたちからのギフト

天災は忘れたころにやってくるといわれるが、吉報も思わぬときに届くものだ。 度重なる引っ越しに伴う梱包・開梱にあたり、自分の荷物の多さに辟易する場面が多々あった。なかには買ったことさえ忘れているものも。気にいって買ったはずなのに1度も袖をとおしていない服、新品のまましまわれっぱなしの文房具類、つかう予定のない未開封の生活用品と対面した。 いつだったか、どこかでみかけた『NPO法人ワールドギフト』に寄付するのはどうだろう。思い出してすぐにダンボールにまとめて、送る準備をした。

新居のクリスマス準備とクリスマスパーティー

いいたくないが、やはりこうなる。 「1年あっという間」だと。 6月末に新居に越したあと、思うようにインテリアが整わないうちに年末を迎えようとしている。 例年なら11月に入って間もなくクリスマスの準備をしているというのに、今年は12月を過ぎてようやく…という調子だ。 月の後半はさらに慌ただしいだろうと予想し、前半におともだちとのクリスマスパーティーを計画した。 パーティーの前日に箱からクリスマスツリーをガサゴソと出し、風船をふくらませて壁をデコレーション。ちょこちょこ

はじめての旅とおみやげの味「柿のクッキー・ケーキサンド」

「いつか」と願っていたことが、叶った。愛犬Joeyとの旅である。 「今度一緒に旅行したいね」 そういってお別れしたInstagramつながりの犬友さんに、ふと連絡したのが9月だった。 「秋ぐらいにどこかへ行きませんか?」 すぐに返ってきた返信には「ちょうど今、浜名湖のペンションみていたところなの」とあった。これでもう半分決まったようなものだと感じた。 関西にいる犬友さんと、うちのちょうど真ん中(厳密にはちょっとズレるが)に位置する浜名湖。好都合だ。 「紅葉鑑賞した

セカンドダイニングルームの完成と、つぎへのステップ

「もう5ヶ月か…」と「まだ5ヶ月!?」という気持ちが入り混じっている。 新居に越してきて5ヶ月が経った。 前回(1年半前)引っ越したときよりも圧倒的に時間が足りなくて、予想以上にインテリア(DIYなど)が整っていない。歯がゆい。 1日のなかでもっとも長く過ごすリビング・ダイニングよりも、撮影につかうセカンドダイニングルームを先に完成させた。 以前のおうちでは、玄関から入ってすぐの壁に貼っていた壁紙(『Boråstapeter』のBorosan Easy Up 20 ス

過去の記憶を一旦フラットにしてみる

以前の記憶が、バイアスとなってしまっていることがある。 たまたまご機嫌斜めなときに会ってしまっただけのひとにたいして「感じ悪い」という印象だけが残っていたり、お店で提供された調理法がちょっと口にあわなかっただけで、苦手な食べものと思い込んでしまったり、意気揚々と取り組んだものがうまくいかず、そのあと挑戦するのが怖くなったりといった経験は、きっとわたしだけではないはすだ。 何年ぶりだろうか。遠いかなたに忘れ去っていたボジョレーヌーボーを飲む機会を得た。 「先日のおもてなし

いつもとは違う鎌倉を味わって

鎌倉でランチをするならココ。 『プッチェリアべべ鎌倉』一択といっていいほど通いつめていたから、扉がピシッと閉まっている姿をみて呆然とした。「定休日」という概念がまったくなかったのだ。 さてどうしたものか。 次に向かうネイルサロン側の西口へと移動した。久しぶりに御成通りの『CHOCOLATE BANK』も悪くない。と思ったのもつかの間、こちらもシャッターが閉まっていた。 鎌倉は月曜定休が多いのか。 とぼとぼと歩みを進めていると、NYにありそうな雰囲気のかっこいい店構え

全体を見渡して気づくこと

新居に越して4ヶ月が経った。 セカンドダイニングルームの床、壁がようやくおわった昨日、noteやSNSで報告するための写真を撮っていて気づく。その前にUPしようとしていたものがあったと。 前回の引っ越し時は、開梱したダンボールの中身をとにかく「どこかにいれる」のに必死だったばかりに、あまりいい収納方法とはいえない状態で過ごしていた。うつわ類はそれが顕著で、いざつかいたいときに「つかいたい」ものがみつからない、あるいはそもそも持っていないという現象が何度もあった。 それで

はじめて挑む「おうちアフタヌーンティー」

期待に応えたいという気持ちが、いつもわたしを奮い立たせる。 たとえばこんなとき。 大切なゲストが2日にわたり訪問してくれるという、うれしいチャンスが到来した。 なにをつくろうかと計画するまでもなく、パッと頭に浮かんできたのが「アフタヌーンティー」というイメージ。これはおそらく、がっかりしたラグジュアリー(なはずの)アフタヌーンティー、からの大逆転をとげたこの日のそれに、えらく感動したからに違いない。 それっぽいものを過去につくったことはあるものの、複数のセイボリーから

肌寒い季節のおもてなしメニュー「ポテ」

1年のなかで、もっとも好きな季節になりつつある。 肌寒いな、人恋しいな。そんなふうに感じる10月のおわりからクリスマスまでの期間。わたしのなかのワクワクが、燃え盛る。 ひとりで静かに過ごすのもよし、友人とワイワイやるのもよし、好きなひととムーディーな時を刻むのもよし。あ、最後のは妄想でしかないけれど。 お部屋でぬくぬくと温かい煮込み料理が食べたくなる季節には、ポトフをよくつくる。 はじめてその名前を知ったのはハタチのころ。フランスかぶれだった当時、レシピ本を食い入るよ