引っ越しの「また引っ越し」をいったんやめておいてよかったねと自分にいいたくなったのは、まさかうちの敷地内で拝めるとは想像もしていなかった紫陽花の存在を確認したときでした。

いたるところで咲き競い、行き交うひとをなごませる鎌倉の紫陽花を学生時代に見慣れていたせいか、なつかしさとどこかホッとする安心感があるのかもしれません。毎年、どこかでひょっこり出くわすたびに、こころのなかで小さく感嘆の声をあげています。

「庭」なんて、便宜上タイトルに入力したけれど、実際には単なる駐車場の植え込みです。処理しても処理しても、たちまち生えてくる威勢のよい雑草に半ばあきらめモードでしたが、それらのおかげでより一層、紫陽花が輝いてみえるから不思議。名脇役ってやつかしらね。

いつもはピシッと締め切っているレースのカーテンをあけて、紫陽花を鑑賞しながらごはんを食べました。

この日のメインは、もう間もなく旬が終わってしまうホワイトアスパラガスと、グリーンアスパラガス。

鮮やかな色みを引き立てるためのパイ生地は、ブラックに。

約1年前に投稿した「ドラゴンフルーツの麻炭タルトと浅煎りコーヒー」でつかっている「麻炭パウダー」を配合しました。

グルテンフリーでレクチンフリーな「アスパラガスの麻炭チーズパイ」レシピ

材料（18cm 底取れ式タルト型 1台分）

つくりかた

①パイ生地の冷水以外の材料をボウルにいれ、混ぜあわせる

②冷水を少しずつ加えながら生地をまとめ、冷蔵庫で1時間ほど休ませる

③ボウルにアスパラガス以外のフィリングの材料をいれ、よく混ぜあわせる

④ ②を型にひろげ③を流しいれたら、型の長さに合わせてカットしたアスパラガスを並べる

⑤180℃に予熱しておいたオーブンで20分、160℃に下げてさらに10分焼く

花束みたいな「カリフローレ」サラダをつけあわせに。

あわせたクロスは、『LAPUAN KANKURIT（ラプアンカンクリ）』で購入したものです。

ほっこりするデザインとカラーにひかれました。リネンの手ざわりって、やっぱりいいですね。

Vlogでは、つくっている様子も垣間みれます。